100日目に破産する会社員 〜14日目 〜 第二章
「辞表は書いてきたのか?」ロサンゼルス行きの航空機の中で機内食のビビンバを食べながら、武田が突然とんでもない事を聞いてきた。
要するにラスベガスで多勝ちしたら、もう仕事もやめるだろうし用意だけでもしといたらいいんじゃないかということらしい。
「さっきも韓国で負けたし、難しいんじゃないか?」神倉は悲しげに返答する。
「あれは負けじゃないだろ?韓国経済への投資だよ笑」武田はそういうと、ビールを飲み干し、ブランケットを被って眠ってしまった。
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