さよならのかけらについての考察
お久しぶりです
noteはちょいちょい開くのですが
何かを記すのは半年ぶりくらいでしょうか
さて、歌詞カード片手に始めて行きたいと思います
「さよならのかけら蹴飛ばして負けないように未来へ走るよ」
この一文だけ見ると何か決意を新たにし、お別れを告げたわけじゃないと
最初読み取りました
「なぜ君は行くのひずんだ僕の声」
僕という一人称があるという事は主人公は男性でしょうか
「もう会えないと笑えないジョーク、ねぇできれば捨てぜりふ投げかけて」
視点も場面も切り替わり主人公が女性??
「もう会えない」と言ったのは彼のようで急にその話を切り出したみたい
「笑えないジョーク」なのは思ってもみない言葉だったから
「ポケットにあるピアス指で探った」
なんて意味深な動作…ふと「捨てぜりふ投げかけて」から
もしその彼が理由を早々と告げていればポケットにあったピアスを投げつけていたかもしれないと…彼女が肌身離さず持っていた彼からの大事だと思っていたプレゼントの意味を無くすから
「この街の出会いと別れはコインで決めるほど簡単なの」
喫茶店か何かで待ち合わせをしていた2人はワンコイン、500円にも満たないメニューで次の言葉を聞かず彼女は出て行ってしまった…今日目いっぱいお洒落して、約束の日を募って、会えるのをとても楽しみにしてたから
「さよならのかけら蹴飛ばして負けないように未来へ走るよ」
ここから冒頭と歌詞は同じでも意味合いが全く違うように感じられ
「もう会えない」の続きは別れしかないと思った彼女はそれ以上聞きたくないとそれ自体なかったこととして進むにはもう未来しか見れないと
「なぜ君は行くの ひずんだ僕の声」
けれどなぜ君は行くの?と止めて欲しかった、震える動揺した「僕」という人の声で
けれどそれは叶わなかった…
「今日見かけたよ さり気なくカバン持ってた」
あの別れからしばらく経って忘れかけてた頃
「もう会えない」の原因にバッタリ出くわすなんて2人とも狭い街で暮らしてたんだとしか思えない、そんなタイミングで鑑賞ついでに「さり気なくした彼の行動」と干渉しちゃう彼女、こういう事だったんだな…と
「ねぇ好みも趣味も もうあの子の匂い」
だったのかなあの時からと考える間もなく
「粉雪が舞う空 すべて隠して」
気持ちと共にそっと閉じたくなった
「明かり零れる窓辺に立ち返りを急ぐ人波を見てた」
する事もなくただぼーっと
「さよならのかけら蹴飛ばして負けないように未来へ走るよ」
そう決意をしていた。考えないようにひたすら前を見て。そう、思っていた
「取り戻せないの どんなに足搔いても」
だけど違った。簡単に、忘れられなかった。忘れたくなかった、あなたと重ねた日々を
「あの子と友達になるわ 会えなくならず済むのなら」
知り合いになってしまえば避けられないでしょ?まだ、私の事は。
「ドアの外で」
それくらいなら思いつくのよ?
「凍えそうで」
何でもできちゃう気がするフフフ…
「何も感じなくして」
…だけどしないでおいてあげる、今だけは
「さよならのかけら蹴飛ばして負けないように未来へ走るよ」
と彼女はただ、日々と一緒に立ち去る
「なぜ君は行くの ひずんだ僕の声」
をこれからも聞くことはなく………
―― fin.🍃 ―――
えー以上です
とまあ何かこう哀しい別れの歌になってしまいましたね…
他に好きな人が出来たという男性からの「もう会えない」から双方一方通行というか話し合いさえ出来ない状況だったにも関わらず「さよならを聞きたくない」と我を通した彼女も待っているのは結局拗らせた何かしか残らなかったと難解であり曲解だった「さよならのかけら」
どーしてこうなった?
FIELD OF VIEWの「冬のバラード」から参考にしつつも
どーしてこうなった?
とにかく何も知らない「あの子」の身にこれから何も起きませんように…
最後までお読みいただきありがとうございました☆
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