国試目標点
前回のnoteで国試前最後の記事にするつもりだったのですが、少し書いておきたいと思ったことができたので、書きたいと思います。
タイトルにもあるように、国試の目標点についてです。
薬剤師国家試験の問題数は、全部で345問です。
合否は、相対評価で決まりますが、例年215~220点が合格ボーダーとされており、受験生はこのラインを越えられるかどうか、がカギになってきます(実際は、1問2点換算の690点満点ですが、1点換算の345点満点での点数で話をすることが多いので、ここでは、後者の体で話を進めさせていただきます)。
先日私は、薬ゼミ(薬剤師国家試験予備校)に入校し、じわじわと国試を意識し始めてきたのですが、最終目標である「国家試験合格」にもっと具体的に、数値で目標を立てようと思いました。
そこで、私は、国試の目標点を300点に設定したいと思います。
全国的に同じ認識でいいと思うのですが、薬剤師国家試験で345点中300点を超える人は、所謂、神扱いされます。今日薬ゼミの先生とこの話をしたら、大体上位2%とからしいです。
正直、国家試験は、努力すれば誰でも合格できる試験です。しかし「国試で300点を取る」となると、問題を解くセンスのような、知識量で太刀打ちできる話ではない能力も必要になってきます。
ましてや、私は卒業延期を喰らった「既卒生」であり、現役時の模試ではE判定しか取ったことがない人間で、そんな人が「国試300点取るは草」と笑われてもおかしくない話です。なので、友達に公表することは絶対にありません。でも、目指すのは自由ですよね?
私が大学受験生だった頃、予備校の講師に「自分の為に頑張れなくなったときは、自分の周りの人達の為に勉強しなさい」と言われたことがあり、その言葉は今や、私のモットーの1つになっています。
今春、孤独と絶望に陥っていたところを救ってくれた指導教員の先生、大学内で会えなくなってもずっと連絡をくれる先輩、卒業延期で縁が切れてしまうことなく会ってくれる友達、そして家族。
長い人生の中のたった半年間ではあるけれど、この半年間で、自分は、想像している以上に多くの人に支えられているということを強く認識するようになり、それと同時に、人への感謝の気持ちがより芽生えるようになりました。
そんな経緯もあって、これ以上、自分のせいで色んな人を失望させたくないという考えが、自然と浮かんできました。それが、今年の私にできる"最大の"恩返しになるかなと。
また、私の中でまだ卒業延期を完全には受け入れられていないことも、理由の一つです。
毎年30人近くの同期が削ぎ落とされていく中で、6年までストレートで進級し、国試の現役合格率も90%を超える大学の中で真ん中あたりの順位を維持していた自分が、何故今、国試勉強をしているのか。
本当に、自分は、卒業延期になるレベルの、努力のできない、勉強のできない人間だったのか。
一応、9月卒業生の中では上位の方だったこともあり、卒業式の学位記受領代表に選出されたり、卒業試験でも、ギリギリになって焦る同期を横目に、1人でコツコツ計画的に勉強して、学年最高点も取りました。
今までも「Mは、めちゃくちゃ努力できる人じゃん」と言われたことも多く、人並みかそれ以上に努力はしてきたはずなんです。
国試で高得点を取ることが目標であれば、200点後半で十分だと思います。でも、もし300点以上取れたら「去年ちゃんと受かるポテンシャルはあったはずだ(メンタルも実力のうち、という言葉は一旦置いといて)」と自分の中で納得して終われるのではないかと感じています。
何度も書いてる気がするけれど、1日1日後悔しないように生きたいです。
統一模試Ⅰを9/19, 20に受けます。
まだまだ先だと思っていた模試まで、もう2週間切ってしまいました。
入校式にて「半年コース生は、統一Ⅰは慣らし」と言われましたが、私は、ベストを尽くせるように、日々の学習に加え、模試に向けた勉強も進めています。目標は200点取りたい。
精進します。