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ハイランド倶楽部【中野山】つちざわの森を育む人に会いに!
3月のハイランド倶楽部は前回と同じ【中野山】。ここ数年の倶楽部のホームフィールドなのでそもそもの頻度が高いとはいえ、昨年の初参加から毎月参加できない私の中野山率が高過ぎる(笑)御縁があるなぁ。
そんな中野山で今回は部員たちに御縁があって、ある団体を訪ねてお話を聞くという倶楽部の理念にかなったハイキング研究でした。
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いつもとは違う登山口に向かってゾロゾロ。
お話を聞かせてくれたのはこちら。
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合同会社 HERITAGE KEEPERさん。
いつも中野山(←通称)に登るときに利用する登山道周辺の森を資源として活用し、人と繋ぎ、未来への保全を考えて森作りに取り組んでいる方たちです。
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森の一区画にはキャンプやマウンテンバイクができるエリアが拓かれ、敷地入口には新しくカフェもオープンしました(訪れた日が開店日でした)。
アクティビティを楽しむには年間会員(キーパーズ)になって遊び尽くすか、お試しビジター設定もあります(アクティビティに制限あり)。
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この日も多くの子供たちとその家族が思い思いに遊んでいました。年間スケジュールには一緒に森作りができる日や、畑での自然栽培体験に味噌づくり体験などもあるそうです。興味のある方はホームページを覗いてみてください。
さて我々は森のお勉強です。
管理を任された経緯や設立のビジョンなどをお話くださいました。
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自然を管理・保全する難しさは、私も山小屋や短い期間でしたが登山道整備会社でアルバイトしていたので、自然に人間が介入して出来ることと出来ないこと、出来てもしてはならないこと、出来なくてもやらねばならないことがあり、それに対する葛藤や歯がゆさ、不条理さに憤りにと、正解が分からないことだと思います。信念をたまに疑いながら手遅れにならないように体を動かすしかない。
彼らが携わっている森は里山なので人の生活圏といえます。守るところと利用するところの選別や、植生にしても山岳地とは違うため、まちづくりのような別の視点を知ることができて個人的に大変有意義なお話でした。
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ちなみに部員たちが悲鳴混じりにもっとも驚いていたのが伐採費用です。1000本切る(下準備、燃料、運び出し、人件費などを含む)のにいくらかかるか…ここでは書けませんが予想した桁を上回る金額でしよ。だから里山を持っている個人(私有地)では管理しきれなくなるのでしょうけど、問題は費用ばかりではない気がします。昔からそのままで見直したことがないルールやシステムは多そう。
さて、そんなお話を踏まえて、ちゃんと中野山にも登ってきました。んー、登った記憶が薄い。なぜか?
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