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(28)咲いていなくとも花は花

徐々に山に彩りが戻ってきました。これからどんどんお花が咲いて、ますます山が笑う季節になりますね。

私はGWに佐渡島で春の花を満喫。登山道はまるでニリンソウの花道、カタクリの花道でした。でももう1~2週間するとお花の種類がガラリと変わってニリンソウもカタクリも見られなくなるそうです。……と、他の高山植物についても同じように言ってしまいますが、よくよく思うと見られなくなるのは「花」だけなんですよね。

今回の「お山のマナーブック令和版」は、高山植物に対してのマナー。咲いていないときも認めておくれ。という植物たちの代弁であります。

この連載は、当たり前のことから山ならではのことまで色々ある登山マナーを再考していきます。そもそもよく理解していなかったり、昔から語り継がれてきたなかには、時代とともに解釈が変わってきた、あるいは不要なのもあろうかと思っています。
そこで、昭和の登山ブーム世代を先輩に持ち、平成の山ガールブーム世代を後輩に持つ私が、これまでの経験と体感から今の時代にフィットした解釈をしてみようと!
あくまでも個人の解釈ですから、ここに書いたことを山で守っていない人を見かけてもその人が間違っていると思いこまないようにしてくださいね。

週1回更新(目標)、全50回(予定)でお送りします。自主出版化を目指します(野望)。ご支援よろしくお願いします。

第1回より抜粋

登山の楽しみのひとつに高山植物と会うことがあります。厳しい環境で可憐に花を咲かせる植物たちに癒されたり励まされたり、さほど興味がなくとも誰しも花を見ればきれいだな、かわいいなと感じるのではないでしょうか。私は仕事柄、高山植物の

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