
(41) 登山者とトレイルランナーの関係を「道路」で例えよう
ひと雨ごとに季節が進んでいくのかな、と期待できそうな今週です。山の上の空気は乾いてきて空高く爽やかでしょうね。
今回の「お山のマナーブック令和版」は、長年紆余曲折して一進一退して相変わらず微妙な登山者とトレイルランナーの関係について。
それぞれに言い分があり、お互い文句を言われたら面白くないですよね。つい自分たちを正当化するような意見を主張しがちですが、まあ落ち着いて考えてみましょう。

この連載は、当たり前のことから山ならではのことまで色々ある登山マナーを再考していきます。そもそもよく理解していなかったり、昔から語り継がれてきたなかには、時代とともに解釈が変わってきた、あるいは不要なのもあろうかと思っています。
そこで、昭和の登山ブーム世代を先輩に持ち、平成の山ガールブーム世代を後輩に持つ私が、これまでの経験と体感から今の時代にフィットした解釈をしてみようと!
あくまでも個人の解釈ですから、ここに書いたことを山で守っていない人を見かけてもその人が間違っていると思いこまないようにしてくださいね。
週1回更新(目標)、全50回(予定)でお送りします。自主出版化を目指します(野望)。ご支援よろしくお願いします。
前提として登山道(トレイル)は誰が利用していいものです。ただ国立公園と国有地、社有地、私有地など、管理者によってルールは変わります。利用者は当然それに従うまでです。
そもそも「登山者VSトレイルランナー」のような構図になってしまったのはいつからでしょう。あれは
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