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(9)運動会のお父さんを笑えない

サッカーワールドカップの悔しさ冷めやらない方も多いと思います。ベスト8入り惜しかったですね。普段サッカーに関心がない私も気にしてニュースを観ていました。ルールもあまり分からないのですが、選手たちがまぁ~走る、走る!ず~っと走っている。きっとボールを扱う技術だけを磨くだけでなく相当走ることもされているんだろうなぁと思いました。コートであれだけ「動ける」というのは日々のトレーニングの賜物なんですよね。

私はスポーツ音痴ですので、彼らや他のスポーツ選手を尊敬したり羨ましいとは思うものの、「私もやるぞ!」みたいな闘志や熱が湧いてくることはありません。が、マラソン中継後にジョギングする人が増えるように、昔とった杵柄をかき立てられて運動したくなっちゃう人が意外と多いのではないでしょうか。

コロナ禍になり間もなく3年、家から出られず誰もが運動不足になったものです。当然山に行けず何週間、何ヶ月、何年と経ってしまった人もいるはずです。私も1年以上まともに山に登りませんでした。久々に登ったのは残雪期のバックカントリースノーボードのハイクアップだったかと記憶するのですが、毛穴という毛穴が詰まっているような感覚で、尋常じゃないビートの心拍に恐怖すら感じたものです。

というわけで、今回の「お山のマナーブック令和版」
第9回は「運動会のお父さんを笑えない」。ブランクを認めようという提案です。

尚、12月は5週あるので来週の連載をお休みさせてもらいます

この連載は、当たり前のことから山ならではのことまで色々ある登山マナーを再考していきます。そもそもよく理解していなかったり、昔から語り継がれてきたなかには、時代とともに解釈が変わってきた、あるいは不要なのもあろうかと思っています。
そこで、昭和の登山ブーム世代を先輩に持ち、平成の山ガールブーム世代を後輩に持つ私が、これまでの経験と体感から今の時代にフィットした解釈をしてみようと!
あくまでも個人の解釈ですから、ここに書いたことを山で守っていない人を見かけてもその人が間違っていると思いこまないようにしてくださいね。

週1回更新(目標)、全50回(予定)でお送りします。自主出版化を目指します(野望)。ご支援よろしくお願いします。

第一回より抜粋

コロナが流行る前までも本を作るという仕事柄、1~2ヶ月まるっと山に行けないことが1年に何度かありました。

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