(6)野生動物はあなたを見ている
山のなかには動物がたくさん住んでいるのに、意外と会う機会は少ないものです。それでも年に何度かは登山者との接触事故も聞こえてきます。登山者にはおなじみの「熊鈴」、あれは効果があるの?と思っている人も多いでしょう。
昨年ヒグマの国、北海道・大雪山の避難小屋および、ヒグマ情報センターに常駐してみて、熊を含む野生動物を観察していて気づいたことがあります。それは「あちらは気づいている」ということ。
人間との接触事故が起きるのは、動物が「気づいていないとき」「興奮しているとき」「本能が勝るとき」。この3つだと思っています。それに併せて考えたいのは人間側の態度です。人間には山にいる野生動物より大きな脳みそを持ち、知性があります。対、生き物(個性)ですから完全にとは言えませんが、人間側がこの3つをコントロールですることは可能です。
というわけで「お山のマナーブック令和版」第6回は、野生動物との接触事故を防ぐための「熊鈴」についての一考です。
山で会いたくない動物の筆頭である「熊」。みなさんは熊のことについてどんなイメージを持っていますか?また、どのくらい熊について知っているでしょうか?
ここから先は
1,938字
/
1画像
この記事のみ
¥
100
期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?