(31)乾燥室での取り違いは本当に起こる
列島が水浸しになった先週、みなさんご無事でしょうか?あんなに降ったら山に行くこともないでしょうが、雨は登山をしていると必ずいつかは見舞われるものです。日帰りならまだしも、泊りだと煩わしいですよね。そんなとき有難いのが山小屋の乾燥室。あると本当に拝みたいほど救われる思いがします。
そんな乾燥室で時々起こるのが「装備の取り間違い」です。
何で間違えるの!?と不思議かもしれませんが、私が小屋番しているときもシーズンに3〜4回はある。相談される前に解決していることもあると思うので常に気をつけないといけませんね。
そんな今回の「お山のマナーブック令和版」第31回は、取り間違いの実例から、取り違えない・取り間違えられないコツを提案します。
山小屋に「乾燥室」があるとは限りませんが、土間などに一時的に装備を吊るせるスペースは設けられていることがほとんどだと思います。たとえ専用スペースがなくても濡れたレインウェアなどは外履きエリアで脱ぎ、床を濡らさないようにするのがマナーですよね。せっかく乾いている靴下で誰かの作った床の水溜まりを踏んだときの
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