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(27)ザックが小さいのか、見せたいだけか

第24回で「ザックにつけた熊鈴」のことを書きましたが、それに派生して書いておこうと思っていたことがあります。

熊鈴に関わらずザックに何かぶら下げたくなる登山者心理です。そもそもザックって何かぶら下げやすい。私は昔から「物を物にくくりつける」「無理やり紐を通す」達人で(どんな?笑)、ザックなんかは創意工夫のし甲斐があるためカスタムしがちです。ただ、マナーを守らないと前回の「電車内でのザック」でも書きましたが、他人の迷惑になることもあります。

今回の「お山のマナーブック令和版」は、「ザックにブラブラしている物」について。他人の迷惑だけではなく、実は自分の命にも関わるということをご案内しようと思います。

この連載は、当たり前のことから山ならではのことまで色々ある登山マナーを再考していきます。そもそもよく理解していなかったり、昔から語り継がれてきたなかには、時代とともに解釈が変わってきた、あるいは不要なのもあろうかと思っています。
そこで、昭和の登山ブーム世代を先輩に持ち、平成の山ガールブーム世代を後輩に持つ私が、これまでの経験と体感から今の時代にフィットした解釈をしてみようと!
あくまでも個人の解釈ですから、ここに書いたことを山で守っていない人を見かけてもその人が間違っていると思いこまないようにしてくださいね。

週1回更新(目標)、全50回(予定)でお送りします。自主出版化を目指します(野望)。ご支援よろしくお願いします。

第一回より抜粋

まずは「ぶら下げたい心理」ですが、これは単純に「なんかカッコイイ(と思っている)」からでしょう。私も北米のバックパッカーに憧れたクチなので、最初はカラビナやコップをぶら下げたくて仕方ありませんでした。でも登山が本格化していくうちに気づくのです。

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