【無料記事】自分の体の感覚を知り、苦しみから解放されましょうという話

いかがお過ごしでしょうか、

無の境地に到達したい男、キツツキです。


ついにダニエル・カーネマン著 ファスト&スロー 上下巻を読み切ることが出来ました。読むのにかなり時間はかかったんですが、とても面白かったです。かなり有意義でした。

人間は気づかないうちに色々なことに影響されているし、無意識の内にバイアスによってミスを犯してしまうし、「終わり良ければ総て良し」と考えてしまいがちなのにはこういう理由があるのか、と納得させられる話もあり、非常に勉強になりました。


かなり内容がある本なので、自分の中で咀嚼するのに手間取っちゃってまして、またいつか取り上げることにします。


で、最近読んでいる本は、無 鈴木祐著です。

人間の構造は自然の中で生きていた何百万年前からそんなに変わっていないんで、その時に役立っていた機能が現代の仕組みに適応できず、僕たちに不必要な苦しみを生み出してしまうことがままあります。

その昔から備わっている機能のおかげで、物事をネガティブに考えがちになり、ありもしないことに不安になって、勝手に嫌な物語を作り出し、心理的に不安定になっちゃったりします。それをどうにか解決して心の安定を図りたいよねー、じゃあどういうことをすればその問題って解決できるの?ってのがこの本の大筋ですね。


なかなか面白い観点からこの本を書かれていて、とても勉強になります。

自分自身、メンタルにそこまで不安要素があるわけではないんですが、いつか使えそうな武器は今のうちから手に入れておきたいタチなので、興味深く読んでいる次第です。

まぁ、とはいえ一番は「パレオな男」という筆者が書かれているブログのファンであるという所でしょうか。このブログを読みだしてから、より筋トレや食事に気を使いだしたので、健康が気になる方は読んでみると勉強になると思います。


少し話が逸れてしまいましたが、無 鈴木祐著 から興味深かった部分をつまみ食いしていきたいと思います。

詳しく読みたい方はこの本をぜひご購入ください。



人間というのは、大まかに見ると「精神」「肉体」の2つに分けることが出来ると思うんですが、このどちらか一方が健康でないと健康でない方向に引っ張られてしまうんだそうな。

これはおそらく誰しもが納得するところだと思います。気分が悪い時は体調を悪く感じがちですし、体調が悪い時は気分が悪くなってしまいがちです。


この部分を筆者はこのように語っておられます。

心身一如の言葉もあるように、苦しみから逃れるのは、心理技法にこだわる前に「身体」という土台を固めておく必要があります。脳の情報処理という観点からすれば、精神と肉体に明確な違いはないからです。


脳の情報処理という観点からすると、精神と肉体に明確な違いがないというのは中々な驚きでした。そんな根本の理由があるなら、そりゃ体が不調なら心も不調になるし、心が不調なら体も不調になるよなー、と納得させられました。


で、それらの対策を取る上で、睡眠・運動・食事の3大柱を堂々と据えておかなければならないのは当然なんですが、それをやった上で自分の心のために出来ることはまだあるみたいなんですね。

その一つとして、自分に安心感を作るための"結界"を作ってあげよう、というのがここでは挙げられています。

"結界"という言葉を使ってしまうと、どうしてもスピリチュアルっぽく感じてしまいがちなんですが、要はそこに居れば外側に守ってくれるものがあるんで安心することが出来て、リラックスすることができるよー、っていうのを言いたいわけです。


ということで、結界を貼る、つまり安心を作り出すための一つの方法として、自分の臓器の感覚を感知する能力を高めることが挙げられます。この感覚を内受容感覚と言いまして、これが不調だと精神にマイナスの影響を及ぼしてしまうそうなんですね。


これを鍛えるためのエクササイズとして、筋肉感覚トラッキングというものがあります。やり方としては以下の通りです。

①寝転んだままゆっくりと呼吸をする。

②4秒かけて息を吸いながら目と額に出来るだけ力を入れ、8秒かけて息を吐きながら力を抜いていく。

③4秒かけて息を吸いながらできるだけを大きく開け、8秒かけて息を吐きながら力を抜いていく。

④4秒かけて息を吸いながら両手の指と両腕を出来るだけ大きく伸ばし、8秒かけて息を吐きながら力を抜いていく。

⑤4秒かけて息を吸いながら両足の指を丸めて力を入れ、8秒かけて息を吐きながら力を抜いていく。

⑥4秒かけて息を吸いながら両足に出来るだけ力を入れ、8秒かけて息を吐きながら力を抜いていく。

⑦4秒かけて息を吸いながら、顔、両手、両腕、両足に出来るだけ力を入れ、8秒かけて息を吐きながら力を抜いていく。

⑧ゆっくりした呼吸を繰り返しながら、全身の力が抜けた状態を味わって終了。


これを最低2週間続けるのが基本だそうで、リラックス効果が強いため、寝る前などにやることで良い睡眠が手に入るかもしれないです。


この本の中にはいくつか手法が提示されているんですが、僕自身まずはこの手法を取り入れていこうかなと考えています。学習効率を上げるためにも、健康になるためにも、筋肉を育てるためにも睡眠の質を向上させることは必須ですからね。

とりあえず寝る前に毎日やっていこうかと思います。皆様もぜひ。


今日は以上です。それではまた。

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月2本以上、更新予定。 1500文字程度にまとめる予定です。 読書によって学んだ知識やその実践による経験則を、 皆さんの人生をより良くする…

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