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連載コラム小説【罪状・否抗罪】4/11

グラッドとブルーペインはどこか似ていた。

大きなグラッドの瞳を覗き込むと、ブルーペインの三白眼が想像できた、グラッドの声色とブルーペインの声色の低さはよく似ていた。

グラッドの胸の中でブルーペインの名前を読んでしまうことがあった。そのことについて、グラッドは責めることがなかったから、グラッドは私とブルーペインの関係を完全に疑うことがなくなったのかと感じていた。

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