6/13Blog【消息からのあらすじ】
向こう様にとって椿の存在は喉から手が出るほど欲しいものだった。そんな時に偶然見つけられたのが元取締役のラブレターだった。俺たちも途中までは面白がっていじっていたものの、俺たちではないアカウントからの執拗な攻撃に俺たちも唖然とさせられた。
俺たちが事態を把握したのはその辺りからだったと思う。正直元取締役のことはどうでもいい。問題は椿のことだ。椿が危機的な状況に陥ることだけは避けたかった。あの子は人を信用しすぎるから裏切られた精神錯乱の据え精神病棟から出てこれなくなると俺たちはわかっていたからだ。
向こう様と俺たちと元取締役たちと三つ巴の戦いだった。
元取締役たちの陣営には向こう様と長年やりあってきた本家がいらっしゃった。本家は本家の役割として向こう様の没落貴族の根絶をもう50年以上地道に続けていた。
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