連載小説【We are...】
私たちは無敵艦隊だね!!
リズムがいつも画面の向こうから嬉しそうにそう言う。
「私たちならできる!できないはずがないのよ!!」
なんだか知らないけれど、リズムが言うとそんなふうになっていくような気がする。
ビートは鼓動、テンポは規則性、だから鼓動が規則的に動いていくと、それはリズムになっていく。そのリズムが俺たちに使う魔法の言葉で俺たちは人生を形成するようになった。な?自然なことだと思わないか?
俺とビートはまたバックパッカーを再開した。もちろん仕事として。いろんなところで音楽を飛ばしまくれば、金になる。その日暮らしは俺たちらしいし、そういう生き方がまだまだ必要だと思った。
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