Endless Design[7.2]
Wedding March
「奥さんとは江戸時代の大奥に語源がある。だからあたしは絶対表に立たない」。椿は俺と結婚する時に断言した。
だから、向こう様が表舞台にまつりあげてしまったとき、俺たちの作戦は大失敗だったんじゃないかと悲嘆にくれた。暮れていく街並みにも気づかずに、泣いていると、そのうちあたりが真っ暗になって、気づいた時には空一面が銀河に包まれていた。
銀河に抱かれて泣いていたのだと思ったら勇気が湧いた。
「ひとりじゃない。国境を越えろ、大気圏を突破しろ」
言葉の中に期待と信頼を込めて俺たちは突っ込んだ。なりふり構わず、後先考えず突っ込んだ。
Time to Sirius
椿はタイムラグの後、俺に微笑んだ。
「すいません、なにぶん、あたし鈍感なものでして、、、」
もともと俺に惚れていたことはわかっていたから、これといったプロポーズの言葉がなかったことがよくなかった俺に夜明けをもたらした。
「あたしは表には出ない。なんでかって?奥さんだから。あたしは夫の職場に出しゃばるような女に育てられていないの。だからノザくんの結婚宣言は嬉しかった」
Transparentの雅の上たちは椿を表舞台に引っ張り出して自分のものだと囲おうと試みた。それが椿が最も嫌うことだとも知らずに。
雅の上が手に入れてきた今までの女とあたしは違う、椿は自分の意志を示すことで俺たちに永遠の愛を約束し続けてくれる。
Birthday from Reborn
7月1日は俺の義理人情の父の誕生日でもある。椿も感情と行動と現実に
ギアチェンジをした。
愛の反対は無関心である。構ってやるロスタイムはすでに消化した。
しかし清掃作業を同時に行なっていかねばならない。作業をしてくださる方々に敬意を払うためにも、俺たちFlag Makerは一歩先んじて彼らに還元することを決断した。
清掃作業は粛々と遂行されていく。いくら馬鹿騒ぎをしても、いくら攻撃をしてもいくら嫌がらせをしても清掃作業は粛々と行われていく。
俺たちの人生にかけられた保険金は払い戻し手続きをしていく。清掃作業の進捗具合に比例して、保険金は払い戻されていく。
as First Lady
椿の役割はFlag makerであると同時に俺の奥さんとしてはアナリストでもある。
太陽と暑さに疲れを感じやすく、内弁慶の女王みたいな性格の彼女は俺たちの前と人様の前ではまるで別人だ。
身内の前ではおどけてみせるし、きつい冗談も平気で言うし、しょげて部屋から出てこないこともある。
部屋から出てこないなら、言い方が悪いか、、出しゃばらないなら、、これも言葉が悪いな、そういう性格なら、ちょうどいいと俺は思ってしまった。卓や憲、新兵もそう思ったらしい。
「俺たちの仕事は特殊だから」
仕事面でも利害が一致したカップル、これ以上に運命の恋としての裏付けがあるとは思えなかった。
椿と結婚してから仕事が楽しくなった。よく笑うようになったとまわりが喜んでいる。接しやすくなったとか、具申しやすくなったとか。
作品の評価も高くなったし、みんなが声をかけてくれる。
偽物につかまれた大芝居をしてくれた卓と、偽物に今も振り回されなければならない航朔には頭が下がる。
だから俺たちも恐れずやっていこうと思えた。
そのうち、卓も航朔もめぐと結婚することはもう決まっている。
俺が一番に決断したことが気に入らないみたいただけれど、、、
My wife
椿は俺のパートナーだ。惠が俺の奥さんであるように。
誰がなんと言おうと椿は雅の上の何者でもないし、めぐは忠兼とは他人であることを俺自身が今日明言する。
The character as…
The one as…
The lovers as…
XXX Corner stones-Color(反旗)
伊織惠-Red(椿)
上宮卓-Black(帝都)
峰世良勇都-Purple(覚栄)
松和彰仁-Orange(承太郎)
知恩院憲-Yellow Green(望)
上宮明一-Blue(一彰)
YYY Center Airs-Color(反旗)
山室惠司-white(千聖)
野沢基実-Yellow(佑壱)[※this blog wrote by Motozane Nozawa]
横田 忍-Green(公宣)
松本文麿-Pink(大蔵)
大平新兵-Light blue(晋介)
田中糸成-Gray(航朔)
ZZZ Fake A for Z-Color(半旗)
三条宮 忠兼-Transparent(雅の上)