1.5 “よい”姿勢についての補足
「人類の姿勢を見直す」の記事では、“よい”姿勢の定義を、座位・立位だけでなく様々な姿勢において、『すべての大関節(脊柱、肩、肘、股、膝、足関節)を最大に正しく動かせる状態』とした。
しかし、“よい”姿勢の定義は、コンテキスト、つまり姿勢について考える背景や目的、視点により異なる。このことについて、分かりやすい説明をしている運動学の書籍を以下に紹介する。
よい姿勢、わるい姿勢を判断する基準は、どのような視点に立ってみるかによって異なる。力学的には姿勢の安定性、力の効率などが