山便り (39)
トイレの修復
2019/12/20
バーベキュウハウスの台風被害を修復した後に残されている仕事は、トイレの修復だ。トイレを作る際、便槽を設置するのに大きな穴を掘らねばならず、どこを掘っても大きな石にぶつかるので、路肩に便槽を設置することにしたのだが、このことが今になって大きな難題になっている。造成時に路肩側には伐採木や根株が埋め込まれ、十年してそれが腐り地盤沈下してきたため、トイレ小屋が傾いてきたのである。
小屋の傾きは2.6度。柱が傾けば床も傾く。トイレに入ると傾きによる不安定さを体感する。沈下した側に自動車タイヤのパンク時に使用するジャッキを当て上げようとしたが歯が立たず、結局柱はそのままで、床だけ独立させて水平にすることにした。