NZ入国〜準備
Wellingtonでは丸2日かけてゆっくりと準備をした。とはいえ、慣れない作業に加えて英語が分からなすぎてそれでもバタバタしてしまったけど。歩き出すまでに準備したことをまとめておきます。
・ SIMの購入
NZのSIMにも色々あるけど、One NZ(旧Vodafone)、Sparkなど。他にも格安SIMがいろいろあるみたい。私はOneの$49の10GBのプランにした。これはトラベル SIMで、60日間使える。期間と共に終了するので引き続き電話番号を使いたい時はプランの変更が必要。60日以降はFlex Planという自分でデータ・通話の容量を好きに選べるプランに変更した。Oneにした理由は、山や田舎で繋がりやすいかなと思ったからなんだけど、Sparkでも問題なさそうだったし、Sparkには90日のプランがあったから3ヶ月の滞在ならばそっちの方が手っ取り早くて良かったかも?とはいえOneもテアラロア(南島)を歩く間は問題なく使うことができた。山で繋がるのは稜線で、時々というかんじ。
・フードボックス・バウンスボックス
まずは南島で最初に歩くShip Cove 〜 Havelockまでの分をザックに詰めてパッキング。
それから、フードボックスを送る準備をする。街に降りたら、次のセクションに持って行く食糧をリサプライ(補給)する必要があるけど、南島の北部は田舎の小さなお店しかなくてリサプライが難しい。その為、前もって食糧やガスなどの消耗品を通過予定の街に送っておいた。送る場所は宿泊予定の宿やホリデーパークが多い。(NZ Postに局留めすることもできるみたい) 送っていいのか保管してもらえるのかを事前に確認する必要があるのと、通過する時にクリスマスやお正月などのホリデーで宿が閉まっている可能性もあるので電話やメールで事前に確認した方がよい。
保管代がかかるところと、勝手に送ってくれていいけど自己責任だよ〜と言って無償で置いてくれるところがあった。(勿論、どちらにせよ自己責任ではある)
フードボックスを送った場所
①St.Arnaud アルパインロッジ
②Arthur's Pass ビリーホテル
最低限ここだけには送ろうと予定していたこの2箇所にプラスして、寄り道するHanmer Springsにも消耗品や日本食をバウンスボックスとして送った。それからHavelockまでは友人と3人で歩く予定だったので、送料を割り勘出来るし一箱にまとめて送った。
送料を節約したい人は、St.ArnaudとArthur's Passの2箇所になるかも。あとはヒッチハイクでHanmer Springsに向って補給するか、寄り道せずまっすぐ進みたいならBoyle villageのアウトドアセンターに送るとか。
※私が歩いた時は、ビリーホテルは荷物の受け取りをしてくれていたけど、Facebookの情報をみると何か変更点があったかも?事前に確認した方が良い。ルートから少し離れるけど、アーサーズパスにはいくつかの宿やDOCキャンプ地、ショップ併設のカフェもあるので少し高いが多少は補給が可能。
St.Arnaudのガソリンスタンドにも食糧品はあるけど割高。HavelockにはFour Squareというスーパーがあるので買い出しできる。
Arthur's Passのセクションが終われば、問題なく街でリサプライが可能。
持ってきた日本食も仕分けして送る。
もっとまともな写真撮ればよかった(笑)
あと、どこに何を送ったか分からなくなるので、写真とメモを残すといいと思う。
・NZ Postで郵送する
ニュージーランドの郵便局。郵便局でなくても、お店でもNZ Postのサービスをしているところがある。
ダンボールの調達が難しければ、専用の袋や箱も売っている。NZ Postのアプリをダウンロードしておけば、大体の送料、レシートに記載されてるトラッキングナンバーを入力しておけば配達状況を確認することも出来るので便利。
ゼロデイのときにNZ Postがやっているのかどうかはけっこう重要だけど見落としがち。営業日や営業時間の確認を忘れずに!
・現地で購入するもの
まずは、飛行機で持っていけないガス缶。バウンスボックスとして送る分も購入した。
ちなみに、南島での最長区間であるリッチモンドセクション用に一番大きいサイズのガスを買ったけど朝夕毎日8日間使っても余ってしまった!
次に、虫除け。
ニュージーランドには蚊の他にもサンドフライという刺すハエが存在する。見た目は蚊より小さくて、とにかく大量に飛んでいる。刺されると非常に痒いししばらく跡が残る…。
ディート強めの虫除けだとブッシュマンというのがよく売っていて、スプレータイプや塗るタイプなどあるけど、わたしはスプレータイプにした。とても効くが独特の匂いとベタつきが気になる。友達が持っていた自然由来の成分の物はアロマっぽい香りで良かった。よく効くのは、やっぱりディート強めのブッシュマンなのかな?
・フェリーの予約
WellingtonからPicton、PictonからShip Coveまで船を乗り継いで移動するので、2つとも事前予約をする。日本で予約をして行ったけど、Wellingtonからのフェリーは催行人数が集まらず前日に欠航が決まってしまい、急遽フェリー会社を変更した。
・DOCのHut Pass購入
正式名称はBackcountry Hut Pass.
これを買えばDOC管轄のHutなら基本的に泊まり放題になる。半年用と1年用がある。期間が足りるなら日本で買っておくのもよいと思う。
各HutにはIntentions Bookという利用者名簿があるのでそれに自分がもらった番号を記入するようになっている。
購入時に送られてくるメールにPDFが添付され、そこに自分の番号が書いてあるのでそれを覚えておくか保存しておく。(以前はHut passはカードを発行してもらえたらしいけど、今はメールが送られてくるだけ)
※南島のルート上だと、ネルソンレイクス国立公園のサービスハットや、DOC以外のHutなどではHutパスが使えず、チケットを購入する必要がある場所もある。
・Garminの動作確認
私はGarmin の inReach Mini 2 を日本で購入して行った。日本にいるうちにサブスクに加入して、実際に動くかどうかの確認をして行った方がよい。とりあえず、スタートする前にWellingtonでも少しいじって試してみた。
ちなみに、最初は真面目にログを取っていたけど電池が減るので行動開始と終了時にチェックイン機能を使って両親に現在地と無事を知らせるのと天気を確認するくらいにしておいた。携帯の電波が繋がらなくても、そうやって家族に現在地を知らせることができたりメッセージが送れることや、いざという時にはSOSボタンを押せば救助を呼ぶこともできるという安心感があった。
2023/11/28 Wellington