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Te Araroa Day 60 #Merriview Hut

Zackと一緒に朝ごはんを食べる。
昨日残しておいた生卵2つはスクランブルエッグにする。油がないので電子レンジで作ってみた。Zackは今日はあやかと歩くよと言ってくれた。でも、その先でキャンプするとのこと。

服を着ている馬

朝の日差しが綺麗に牧場に差し込んでいる。
馬や羊に向かって、おはようとZackが言っていている。
ひつじ、牛、小さい、大きい、森、山、朝日、元気ですか?、行きましょう、〜が好きです、いろんな日本語を覚えている。
覚えるのが早いしナチュラルになってきている。
特に、ありがとう、はい、が完璧。
わたしも英語を教わった。
こうやって勉強したら楽しく勉強できるね。

スタートしてすぐ、丘の急登をひたすら登って滝汗をかいた。
気合いで登りあげ、砂利道歩きをして森に入る。この森がすごく綺麗だった。

そして松林の中を歩く、地面がふかふかで気持ち良かった。ベニテングダケ?日本にもあるキノコをみつけたり、ケルルという虹色の大きい鳥にもあった。

あれがケルルか!
英語だとレッドトップマッシュルーム
和名はベニテングダケ

山を下りて、ロード歩き。
木の下が日陰になっていたので、そこでランチタイム。昨日のゆで卵をトルティーヤで巻いたらすごくおいしかった。もっと早い段階でこの食べ方に辿り着きたかったね!
残りの行動食がオレオ少しとピーナッツしかない…!

プラム

Zackが、「今日はすごくいい日だ」と言ってスキップしている。
もう一つの山を越えて、ロードに出てマリービューハットに到着。
「私はここに泊まるよ」と言うと、
"I'm sad."と言ってZackが落ち込んでしまった。

Zackは私もキャンプをすると思ってたのかなぁ…??黒い雨雲も見えてきてもうじき雨が降るだろうし。今から15kmか…。
このまま2人で行けば明日中には街におりて、一緒にハンバーガーを食べて乾杯できるんだろうなぁ…。
すごく迷ったけど、雨の中あと15キロ歩くことを考えたら動きたくなくなってしまった。Zack、ごめんね。

Zackとお別れをしたけど、うまく言葉が出なくてすごくあっさりした別れになってしまい、きちんと感謝も伝えられなかった。
せっかく出会えたのに。
もう会えないかもしれないのに。

いままでだって1人で歩いていたのに、急に寂しくなってしまって涙が出てきてしまった。
また会えるといいな。

夕方になり、NOBOの夫婦も到着した。
2人とも太ももまで泥だらけで、次のセクションの状況が想像できた。
旦那さんが、マーティンズハットの水は飲めないよと教えてくれた。
Far outにもここの水でお腹を壊した人がいるから飲まないようにと(濾過しても)コメントがあった。てことは、けっこう前から汲んで背負っていくか、小屋から5〜10分下ったところの水を汲んでくるしかないらしい。教えてもらえて助かった。

そういえば、プラティパスに穴が空いて漏れてしまうんだった。でも、前のセクションでダクトテープなどが入ったファーストエイドのポーチを無くしたので自分では直すことができず。
ご夫婦に相談したら接着剤を借してくれて修理することができた。

ちなみにここでも卵が売っていたので購入し、ゆで卵にした。
電波が入るのでTA後のことをいろいろ考えてから就寝。

大雨が降ったが夕方には晴れた

2024.1.28
Birchwood Station to Merriview Hut
28km

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