【加藤】基地とアニメと司令官
MT基地ははじめアニメバーだった。
私がやりたかった。
知識はあまりないけど、アニメ好きな人、オタクと言われる人々が熱く語っているところを見るのがすごく好きだからです。
私が一番アニメにハマっていたのは
中学の時。(1996〜8年くらい)
その頃はテレビ東京で夕方に1日2本ずつアニメがやってて、部活が終わってお母さんが帰ってくるまで、一人で見てた。
エヴァを見てからはとにかくアニメってすごい!ってなって雑誌やラジオを漁るようになって、アニメファンやアニメ制作の人達や…オタク(当時でいうオタク)の世界がこの世で一番かっこいいと知った。
学校の不良やスポーツマンやイケてる子達は知らない、知ってる人しか知らない世界があって、その価値を共有して楽しんでる感じがとても好きになった。
その頃はまだアニメ好きとか言うといじめられたりするような風潮もあったし周りのアニメを知らない友達にはキモがられたけど、そんなの気にならないくらいにオタク世界ってすごいって思ってたので、どれくらいすごいのかを得意になって話してた。
今になると作画とかストーリーとかシナリオとか、微妙かもって思うのも多いけど、やっぱり当時の思い出とともに記憶しているので大切なんだよなぁ。
だからその頃の作品たち、自分の中でとっておいてあまり人には勧めない。
同世代の人とちょっとだけ盛り上がれればそれでいい。
2000年代の作品は後追いで見たりしてた。
全然否定的な意味ではなく、リアルタイムで見ていた人と同じ気持ちで見ることは出来ないし、語らないので自分の中で咀嚼して飲み込むのみ。
けど、その頃はその頃で素晴らしく楽しい世界が広がっていたことはすごくわかる。
萌え、電波、鬱、エロゲ、掲示板、ニコ動…(それだけじゃないけど)ネットの普及もあってとにかく爆発的にオタク世界が盛り上がっていたんだろうな。
私はその時代にオタク世界に触れていなかったけど、その頃を共有出来る人たちはとても楽しそうでキラキラ輝いて見える。最高!
2010年代、2020年代と突入してアニメ、ゲーム、動画の数がたくさんになった。
大人が熱狂するほどのすごいクオリティのものをたくさん見れる。その中で自分の好きなものを選びとって浸れる。未来の時代(笑)。
長生きしたいなぁと思うのはこういう瞬間だったりもする。
少ないけど今まで色々見てきて、私は深く追求するタイプじゃないことがわかってるので深い話はそんなに出来ませんって人に言う。
だけど、そういう話を熱く語る人、共感し合ってる人達を見るのがすごく好きだ。
内容はわからなくてもその熱を浴びてるのが好き。
今のMT基地は軍隊のコンセプトによせているけど、アニメや漫画やゲーム、それ以外にも好きな話をたくさんしていいバーです。
大切にしていきたい私の裏のコンセプトとしています。
最高司令官 加藤