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蘇州杭州旅⑤ 杭州の霊隠寺と六和塔

蘇州杭州旅五日目。
杭州観光といえば西湖を一周回りながら西湖十景を制覇するも良し。隋の煬帝が作らせた杭州と北京をつなぐ京杭大運河を見に拱宸橋あたりの歴史地区に行って、1400年前に造られた運河が現役で使われる様子を見るも良し。私は前回そのあたりを見て回ったのでもう一歩踏み込んでみる。

バスで霊隠寺へ

楽天モバイルなので中国でもグーグルマップは使えるのだが肝心な情報が充実していない。なので中国では百度地図か高徳地図を使う。行き先を入力すれば行き方を詳細に教えてくれる。霊隠寺へは地下鉄は無いのでバスかタクシー。タクシーでも全然いいのだが、バスを試してみた。

バス料金が一律で分かりやすい

ルート検索で調べた番号のバスを待つ。アプリが「あと~分で到着」と通知してくれる。バスが到着、前の扉から乗り込む。地下鉄と同じようにQRコードをかざす。路線ごと料金は一律で今回は2元43円。アリペイのQRコードは「普段の支払い」と「地下鉄」と「バス」でそれぞれ違うのでアプリ内の操作を注意してほしい。

西湖を左手に見ながら進む

霊隠景区

霊隠寺は人気の観光地なのでいつの間にかバスは満員。渋滞もあり、40分程度で最終目的地の霊隠寺に到着。バス停から入場券売り場まで人の流れに乗ってしばらく歩く。入場料は45元988円。このチケットで飛来峰、霊隠寺、稲光寺、永福禅寺にアクセスできる。

全部見るなら半日は必要な広さ
入口 朝早いので人はまだ少ないほう

入口から左の方に行くと飛来峰とその麓に無数の石像が並ぶ。

飛来峰の石像① 一番怖い像
飛来峰の石像② 無数に石仏が彫られている

飛来峰の頂上まで登山したが特にみるものは無いので行かなくても良いと思う。飛来峰を下山して霊隠寺に向かう。参拝客が増えている。寺は山の斜面に建っていて、奥まで山を登りながら進んでいく。

霊隠寺① 1月だからか参拝客が多い
霊隠寺②
霊隠寺③ 途中には空海大師の像 まさかの日本人で二度見した

霊隠寺の次は一番奥の稲光寺に先にお参りする。途中、永福禅寺を通り過ぎたあたりから長い階段が始まる。高齢の方にはちょっと大変だ。

稲光寺① 北高峰へ行けるが戻るにはチケットを再購入しなければいけない
稲光寺②
稲光寺③
稲光寺④ お線香の作法

最後に永福禅寺を参拝する。境内に茶畑があって風情があるお寺だ。新年のカレンダーを無料配布していた。良い記念。

永福禅寺①
永福禅寺②
永福禅寺③

六和塔

霊隠景区を後にし、バスで六和塔へ向かう。3元のバスを二台乗り継いで6元132円。途中、バスの車窓からは茶畑が広がっている。西湖周辺を産地とする龍井茶は中国緑茶を代表する古くからの銘茶で、献上茶としての歴史も長く、清の時代から愛飲されてきたといわれる。お土産としても人気だ。

杭州龍井茶の茶畑

そして六和塔文化公園へ。銭塘江の逆流を鎮めることを願い建てられた塔で、塔の灯りが灯台の役割も果たしてきたという。西湖の雷峰塔と比べると地味だが、丘の上に立つ60m近い高さから見下ろす銭塘江は迫力がある。

六和塔 エレベーターはなく階段で上まで登る
六和塔から銭塘江を望む

西湖

ホテル付近まで戻り、西湖を散策する。前回は気が付かなかった石碑を見つけた。日中が国交正常化する前の1962年に当時の岐阜市長と杭州市長の間で平和と友好の碑文が交換され、翌年この碑が建てられたそうだ。「中日両国人民世世代代友好下去(中日両国人民は子々孫々にわたって仲良くやっていきましょう)」という碑文。对,就是那样吧。

西湖にある日中不再戦の石碑
西湖の集賢亭 人気フォトスポット
蓮の花が咲く季節に再来したい

旅の最後に食べた夫子面(国货路店)の猪肝面がこの旅で一番の絶品ラーメンだった。ブタのレバーからでる油なのだろうか、香り豊かでコクがあって微かな甘みもあって、麺もコシがあって丁度いい小麦の香りがする。めっちゃくちゃうまい。百度地図のおすすめレストランの検索を使って見つけた。次回の旅では最初からこの方法で検索しようと思う。

今旅で一番おいしいラーメン 猪肝面

(おわり)

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