台湾が動いている。
台湾総統がユーチューブに!
サンエン台湾というYouTubeチャンネルがあります。日本人に向けて日本語で台湾に関する情報を発信している。毎日更新している大人気です。その動画に、なんと台湾総統が登場!!
大人気のチャンネルではありますが、台湾の総統が登場するのはやはり驚き。総統がユーチューバーと同じ画面にいるというのがなんとも不自然な感じ。彼らの総統に対する言葉遣いなんかを見ているとハラハラしてしまいます。
サンエン台湾は三原JAPANというチャンネルとともに、日本と台湾の情報を相互に伝えあっていて、その功績と影響力を見て総統が参加を決められた、もしくはオファーをしたということなのでしょうが、台湾総統の必死に台湾を日本にアピールしたいという「焦り」を感じさせられる動画でもありました。
最近の台湾
最近の台湾は、自民党の青年部が訪問したり、
アメリカが台湾に武器を売却して中国を怒らせたり、ニュースがたえません。
台湾の軍隊
台湾の「国父紀念館」や「中正紀念堂」に行くと、軍隊を見ることができます。セキュリティ・ガードのような役割の方々です。一定の時間になると交代式があって観光客が集まります。体が大きくて、日に焼けた顔立ちからその訓練の過酷さや身体の精悍さが伝わってくるようです。台湾は徴兵制度が今もある地域の一つです。
日本には「軍隊」は無いことになっていて、代わりに”自衛隊”があるということになっています。しかし、台湾には軍隊がある。中華民国国軍があるのです。
中華民国はそもそも中国大陸にあった正当な国でした。日中戦争、第二次世界大戦で日本が戦った中国というのはこの「中華民国」です。戦後、中国国内で中国共産党との内紛が起きます。アメリカの支援を当時から受けていた中華民国ですが、ソビエトの支援を受けた中国共産党に敗北してしまったのです。そして、リーダーの蒋介石は今の台湾まで逃げてきたのです。その後は、中国共産党が中華人民共和国の設立を1949年にし、国際舞台では正当な政府としての地位をつかみ取りました。台湾が正常な国交を結んでいるのは、中米のベリーズ、エルサルバドル、ニカラグア、グアテマラ、ホンジュラス、カリブ海地域のハイチ、セントクリストファー・ネイビス、セントルシア、セントビンセント・グレナディーン、南米のパラグアイ、オセアニアのキリバス、マーシャル諸島、ナウル、パラオ、ソロモン諸島、ツバル、アフリカのブルキナファソ、スワジランド、欧州のバチカン。
香港とはわけが違う台湾
このように、台湾と中国の関係は、香港と中国の関係と訳が違います。対立の歴史が違う。現在の台湾総統の蔡英文は中国中央政府の息のかかった香港の行政長官とは違って、明らかに中国本土に反発している。来年一月の総統選によって当選されるのは中国寄りの候補者か、反中国の候補者か。世界中の注目を集めています。
そして台湾には国軍が存在する。香港のようなデモでは収まらない可能性があるのです。具体的に言えば、台湾では、中国とアメリカが正面からぶつかり合う可能性があるのです。
その中でF-16戦闘機売却のニュース、中国人の台湾への個人旅行の禁止など、きな臭い。台湾は旅行地として大好きだし、中国語の短期留学にも行ったことのある愛着のある場所ですが、このようなリスクも考慮に入れたうえで自己責任で渡航するようにしましょう。
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