蘇州杭州旅③ 中国屈指の名園を巡る
蘇州杭州旅三日目。
今日は一日かけて蘇州の庭園を巡る。
拙政園
世界遺産である蘇州の庭園群の中でもトップに君臨するのが拙政園。蘇州駅から地下鉄2号線と3号線を乗り継いで拙政園蘇博駅で下車、2元43円で行ける。ただ今回は一日の予定が詰まっているのでタクシーを利用した、10.26元224円、アリペイ決済。タクシーに乗り込む際はアリペイに登録してある電話番号の下四桁を伝える必要がある。本人確認のためだ。最初はこれが分からなくて、しばらく変な空気が流れて出発するというのを数回繰り返した。
拙政園の入園料は70元1,537円、外国人はパスポートが必須。開園間もなく早朝に行ったが、人は少なく空気は清々しく正解だった。
獅子林
次に向かうのは獅子林、蘇州四大名園の一つで拙政園から歩いて5分で来れる。獅子のような奇岩が林のようにたくさんある、という名前の由来だけ事前に聞いていた。入園料は30元658円。ここでもパスポートの提示が必要だった気がする。
施工主の大胆さや来園者を楽しませようと気持ちが伝わってくる庭園。建物や廊下も見ごたえがあって、拙政園に来た際はここまで足をのばしてもいい。蘇州博物館、拙政園、獅子林で半日コースは王道なんだろうと思う。
同得兴(嘉馀坊店)で蘇州麺
昼になったので蘇州麺で有名な同得兴(嘉馀坊店)に行く。蘇州に着いた時に食べたが何度でも食べたくなる。アリペイアプリからタクシーを配車、10.22元223円。
スープは紅(醤油)と白(塩)があって白を選ぶ。注文は写真左下のQRコードをアリペイのアプリ内から読み込む方式。分からなそうにしていたら店員さんが助けてくれる。味は想像通りに美味しくて何度でも食べたいと思える味。蘇州麺は蘭州麺に並んで中国国内でも人気なラーメンだそうだ。
もう少し食べたかったので近くで行列ができていたお店へ、方中山胡辣汤で胡辣汤を食べた。
西安で食べた胡辣汤よりも赤みが強い。キクラゲや油揚げが入ったスープだがとにかく辛い。そうそうこれこれ、この舌が痺れる胡椒の辛さが胡辣汤だ。大人気のお店で、みんなこんな辛いスープを行列してまで食べてる。
この周辺に怡園というマイナーな庭園がある。15元329円の入場料、小さめで30分程度で見学できる。食後の散歩でふらっと立ち寄ったが良かった。蘇州には巨大で誉れ高い名園もあるがこうした小さな庭園も無数にある。
留園
中国四大名園のうち二つは蘇州にあって一つは拙政園、もう一つが留園だ。留園へは地下鉄が不便なのでバスかタクシーで行く。怡園からタクシーで12.13元266円、15分程度。昼過ぎになって人出も増えてきた。入場料は45元988円、パスポートを提示。
見どころが豊富で変化に富んでいて飽きさせず、気づいたら数時間経っているという感じ。拙政園のような広さはなく奥行きを利用した構図はないが、よりコンパクトで凝縮した内容で、素人でも良い庭園と分かる。
陝西料理
蘇州駅に戻り、ホテル近くの陝西省料理店に入る。豆乳、肉夹馍、牛肉面を注文、40元878円。陝西省は西安がある省だ。
明日は杭州に戻る。
(つづく)