線形加重移動平均LWMA使うなら計算式は理解しておこう。
先日、線形加重移動平均LWMAのインジケーターを公開しました。
もともとLWMAについてはそこそこ理解していましたが、改めて計算式など調べました。
ということでこちらの記事ではLWMAの計算式について解説します。
移動平均線の種類
移動平均線には何種類もあります。知ってましたか?
こちらはMT4にてデフォルトで入っているMoving Average(移動平均線)というインジケーターの設定です。
MA methodのところで4パターンを選択できます。
・Simple
・Exponential
・Smoothed
・Linear Weighted
このLinear WeightedというのがLWMAの事です。
ちなみにSimpleというのが一般的に移動平均線とかMAとか読んでる物です。
SMAとも言います。
LWMAの計算式
LWMAの計算式の本題の前に、イメージしていただきたいのですが...
SMA(普通のMA)とLWMAを同じ期間20で示しますと、このようになります。
そうです。大きな違いはないです。
そして本題のLWMAの計算式についてですが、簡単にいいますとLWMAというのは直近のローソク足ほど計算により反映される様な式になっています。
例として、4つのローソク足の値を使用して説明します。いわゆる「期間:4」という風に思ってください。
実際には「期間:4」のような短期間を使用することはまずありませんが、あくまで計算を分かりやすくするために「期間:4」を例としての説明ですのでご了承ください。
SMAの計算例
まず普通のMAこと「SMA」の場合だと、4つの値をただ平均する計算になります。
SMA = ( ① + ② + ③ + ④ ) / 4
SMA = (105.335 + 105.493 + 105.415 + 105.616) / 4
SMA = 105.465
のようになります。ものすごいシンプルです。
LWMAの計算例
そしてLWMAの場合には、このように直近のローソク足を重視する計算になります。
LWMA = ( ①x4 + ②x3 + ③x2 + ④x1 ) / (4+3+2+1)
LWMA = (105.335x4 + 105.493x3 + 105.415x2 + 105.616x1) / 10
LWMA = (421.34 + 316.48 + 210.83 + 105.616) / 10
LWMA = 105.427
今回の場合には4つのローソク足を使用していますので、1番目は4倍、2番目は3倍、3番目は2倍、4番目は1倍というように過去になるほど値の倍率はさがっていくのです。
これがLWMAです。
ということでLWMAに興味を持ちましたら、こちらの記事もご覧になられるといいかと思います。
最後に...
みなさんおおきに。
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