林光とオペラ
こんばんは! 今日は林光さん作曲のオペラ2本を、続けて観てきました!
とにかく感動したので笑、忘れないうちに感じたことを少しだけでも書きます!!
作曲家 林光について
私は合唱で『三十五億年のサーカス』という曲集?の中から何曲か歌ったことがあり、その中でも『ギョウザの夢』という曲は、当時からインパクトが強くよく覚えています笑
♪世界を包む 謎の薄皮 (ルルル〜)
出だしからもう、面白そうじゃないですか?笑
林光さんは、現在の東京芸大を卒業後、1974年から同大学の声楽科有志が立ち上げた「オペラ小劇場こんにゃく座」の音楽監督として迎えられました。
今回私が観させていただいたのは、現在の「オペラシアター こんにゃく座」の公演となります!
『ふしぎなたまご』
オペラ『ふしぎなたまご』は、カレル・チャペックによる「長い長いおまわりさんの話」の一節を、林和加子さんが訳し、2000年にこんにゃく座が初演しました。
ある日ある町でおまわりさんがみつけた卵から、七つの頭を持つ竜が生まれました。引き取り手が現れない竜を哀れに思ったトルチナさんは家に連れて帰ります。けれども大家さんには、そんなものを飼うなら家を出るようにと言われ、職場の人からも、そんなものを飼っているとクビにすると言われてしまいます。悲しみにくれるトルチナさん。でも「捨てはしないよ」、と優しく竜に語りかけました。すると竜はたちまち美しい娘へと姿を変え……。
(オペラシアターこんにゃく座HPより)
主人公・トルチナと竜の心温まる物語。最後の歌詞と音楽には、作品の伝えたい内容が真っ直ぐに心に届いて、とっても感動しました。
上演時間は1時間ほど。あっという間に時間が過ぎていました。
私は飼っていませんが、ペットを飼っている人はより共感できるところがあるかも?!
『おじいちゃんの口笛』
オペラ『おじいちゃんの口笛』は、2000年に名古屋のオペラグループ「うた座」が初演しました。今回のこんにゃく座公演が東京初演となります。
仲良しのウルフとベッラ。ベッラにはおじいちゃんがいません。「おじいちゃんがほしい!」というベッラのために、ウルフは一緒に老人ホームを訪ねます。そこで出会った老人ニルスに「ぼくのおじいちゃんになってくれませんか」と頼むベッラ。ベッラとニルス、ウルフ、それから同じホームのおばあちゃんトーラとともに、四人は束の間の、でも大切な、かけがえのない時間を過ごします。しかし別れの日はやってきて……。(オペラシアターこんにゃく座HPより)
こちらも1時間弱の作品。お年寄りと子供2人の、なんとも微笑ましい物語に、気付いたときには見ているこっちまで笑顔になっています。
帰り道、久々に口笛が吹きたくなるような、印象的なあの口笛のメロディー。一度聴いたら離れません。
まぁ、私は口笛、吹けないけど(°▽°)
というわけで、拍手喝采で幕が下りた今回の公演。総合芸術の良さをしみじみ実感した、幸せな時間でした。
あとは、人間に生まれて良かった!!
最後に、公演案内のサイトを貼っておきます! お時間の許す方は、ぜひ♪
それでは、またお会いしましょう*°