"優しさ"の正体は手紙かもしれない
手紙って書いたことありますか?
僕はほとんど経験がないです。小学校の授業で「母の日に感謝をつたえよう」を書いたくらい。年賀状もマメじゃない。子どもの頃からメールが当たり前にあったから、そりゃそうなる。
ただこんなご時世なんで、アナログなコミュニケーションをしたいなって。LINEやZoomも素晴らしく便利で最高なんだけどね。
そこで先日、こんなツイートをしました。
するとびっくりすることに、誰もやりたいって言ってくれなくてびっくりした。人気がない。
というより、手書きの文字はハードルが高い。便箋を買うのも簡単じゃない状況だし、住所なんて個人情報のかたまり。そこで、
みんな大好きなnoteを活用することに。
いいねをくれた友だちの何人かに800文字ほどの手紙と写真を添えて送りつけました。面識のない30代男性(僕)からいきなり手紙が届いても不審この上ないし、最悪の場合「事案」として処理される可能性があるから。
書いてて気づいたんだけど、めちゃくちゃ楽しい~!!!
もちろんインターネットで公開してたくさんの人に読んでいただけるのも嬉しいんだけど、たったひとりに向けて文章を書くのがこんなに楽しいだなんて!
そして勘違いじゃなければ、とっても喜んでもらえた~!!!
一方的に送りつけたのに、感謝までされちゃう。ありがとう!
驚きの速さでお返事もいただけた。
「これ以上のハッピーがあるだろうか、いや、ない」と反語が口からこぼれるくらいの感動。そして読んでておもしろい。だって自分のためだけに書かれた文章なんだもの。最近聴いてる音楽とか、作った料理とか、失敗した料理とか、インターネットで公開するほどじゃないナイショ話が心地いい。
なんとなく考えたのが、"優しさ"の正体は手紙かもしれない、ということ。
今までは友だちが「子どもから手紙もらって泣いちゃった」とか「恋人からもらって嬉しいプレゼントは手紙」なんて聞いても、へぇ~って感想だったけど、たしかにこりゃ嬉しいわ。あたたかい気持ちになる。
「送られてきても警察に通報しないよ!」ってもし連絡くれる人がいたら送りますね。返事は強制しないです。曖昧で無責任な雰囲気でやりたい。
最後に、伝えたかったのは僕の文通相手の募集ではなくて、大切な人に軽はずみに手紙を書いてみません?って提案。
なんだかネガティブになったり、会えなかったり、ギスギスしたものばかりが目に入ってしまう今日。"優しさ"の交換をすると毎日がちょっぴりハッピーになるかもしれないからさ。
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