CRF250L 初心者の林道ソロツーリングは流石に…………②
はいどうも皆さんこんにちは。
ノリスです。ご覧頂きありがとうございます。
CRF250Lを購入し3か月。折角買ったオフロードバイクなんだから林道に挑戦したい。まだ装備も仲間もいないけど、走ってみて必要と感じたら少しづつそろえていけばいいよね!
そう思って千葉某所の林道へ見切り発車した愚か者。
結果、林道で爆発四散!サヨナラ!(レッカー+修理代8万円)となりました。
これから林道に行こうと思っててそこそこの準備でいけると思ってる人。
初心者の林道ソロツーリングは流石に…………大問題です。
そんな私の反省点を以下6つにまとめました。
①暑さの危険性
②装備不足
上記2点は前回記事「CRF250L 初心者の林道ソロツーリングは無謀すぎた①」をご参照ください。長くなったので分割しています。今回は「③運転スキル不足」について記載します。
※参考 前回記事
↓
https://note.com/mt25black/n/nb79076dde07d
③運転スキル不足
〇運転姿勢
私が事故を起こしたときを振り返ります。
暑さによる体力消耗、Uターンによる筋肉疲労、事前情報より道が荒れていたことによる恐怖。それらが原因で腰が引け、姿勢が崩れ、パタパタ転びました。
まずはどんなときも意識して運転姿勢を固めることから始めることが重要と思います。
・足の置き場所について
足の土踏まずより前。つまり①にペダルを置く方がいいです。
私は教習所でいつでもリアブレーキがかけられる位置、シフトチェンジがしやすい位置に足を置くように習いました。つまり②です。
これは私が林道に入る以前に問題がありました。私がオフロード用ブーツを買った時。
オフロードブーツは頑丈で固くて大きいので②に足を置くと、無意識にリアブレーキを踏んでしまったり。時にはブーツのつま先がブレーキペダルの下に入り込んで引っかかったり。
こんなんじゃ運転になんないよ。と思っていました。
ブーツのつま先がペダルと当たるなら、最初からペダルがつま先にあたらない位置まで後ろに下げて足を置けばいいという発想です。
他にもメリットがあります。
ステップへ体重を乗せて車体をコントロールしやすい。
足首のクッション性を活かし衝撃を吸収しやすい。
まぁ、ブレーキをかける時、シフトチェンジする時、足全体を「よっこらせっ」と持ち上げてブレーキングなりシフトチェンジしないとならず、林道に行くまでの街乗りなんかは疲れる、かつ面倒なんですけどね。
・上半身について
まず肩の力を抜いた方がいいです。
私が初めて林道走行をした後、前腕がかなりの筋肉痛になりました。
足場が揺れた時、人は恐怖から自然と掴めるモノをつかむと思います。
吊り橋を渡っている時、風で橋が揺れれば手すりにしがみつきます。
電車に乗っていて急ブレーキで揺れたときも手すりにしがみつきます。
バイクも不整地で揺れればハンドルにしがみつきたくなる。それが人間だと思います。(私がビビりなわけではありません。)
そこで強く意識して肩の力を抜きます。腕、肩はおまけ程度です。
腕力は脚力の半分しかありません。
あくまでバイクを操作するのは下半身。バランスを取るのも下半身です。
肩の力を抜いて足の裏、シートの前方ににしっかり体重を乗せた方が安定して走行できる、ということを体が覚えるまでは意識して肩の力を抜く必要があります。
まぁ、何回か転んでいると「また転びそう…」と思って恐怖が加速します。
最初は軽い荒れ具合の道で、少しづつ成功体験を重ねたいところですね。
(私がビビりなわけではありません。)
◯轍(わだち)、洗掘(せんくつ)の対策
林道を走っていると必ず出会う。雨水が通った跡に自然とできた溝です。
「轍」や「洗掘」と呼称するようです。
轍 :「わだち」と読む。(読めない)
洗掘:「せんくつ」と読む。(読めない)
走るコースを選ぶといいです。
この写真は先日私が走行し、転倒した林道です。
写真の赤線部分が轍です。
場所によって轍が30~40cm程度の深さになっています。落ちたら戻れなくなりそうな恐怖感、圧迫感があります。
(私はビビりではない。)
当然、轍を避けて崩れていない平坦な部分を選んで走っていきます。
しかし林道はカーブが多く傾斜もあり、平坦なところを走っていたつもりが突然目の前に深い轍が表れ、経路を遮られることがあります。
つまり、乗り越えるのが困難な轍に囲まれる前に、越えやすい場所を探して自ら轍を越えることを迫られます。
・赤ルート ⇒ 轍で前方を塞がれる。
・青ルート ⇒ 若干盛り上がっていて通りやすい。
このように、走りながら(あ、これ真っすぐ走るとまずいな…)等、ルートを考えながら走らないと詰みます。
このように早く判断を下し、轍にやられないための対策として次の4点を意識していこうと思います。
Ⅰ、5m程度先を見ながら運転する。
目先に集中すると適切な経路を見失います。少し先を見て走路を思い描きながら走ると詰みルートに入る危険性が減らせると思います。
Ⅱ、一旦止まって走行経路を考える。
適切な経路が思い描けない場合は止まって走路を考えればいいです。止まる勇気。大事。
Ⅲ、轍を垂直に横切るように越える。
いざ轍を越える時。轍と並走した状態から越えようとするより、垂直に近い角度で入ったほうが越えやすいです。
Ⅳ、フロントアップを用いて越える。
いざ大きな轍を越える時、フロントアップして乗り越えよう。
スロットルを開けるタイミング、クラッチをつなぐタイミング、ボディアクションのタイミング。これらを合わせて前輪を浮かします。
……………
うん!?できるかぁ!??!?厳しい。練習します。
誰かコツを教えてください。
〇転倒後の復帰
ついに転んでしまったら。
まず深呼吸します。「あーやっちまった」という動揺を沈めます。
ショックが多きいときは周りの安全を確認した後に小休止していいと思います。
次に落ち着いたら車体を起こせるか確認します。
車体が上下ひっくり返って倒れて轍に刺さったらご愁傷さまです。
崖下に落ちてもご愁傷様です。
一人ではどうしようもないです。助けを待ちましょう。
ソロツーリングでは見知らぬライダーが通りがかるまで待つしかありません。誰も来なければバイクを置いて歩いて下山です。
これがあるので一人は危険です。
話を戻して、何とかなりそうならまず車体を引きずり回してでも安定して立てられる場所に移動させます。
林道を走ることを選んだ瞬間から転倒、車体の傷は覚悟の上です。
潔く引きずります。
タイヤを安定して立てられる場所に持ってこれたら、地面と車体の間に膝をねじ込みつつ下半身の力を使って起こします。腕力は脚力の半分しかありません。
車体が轍に落ちて立っているとき。
エンジンパワーと自分の体重を使い、地面にタイヤを噛ませて越えます。
最悪、轍さえ越えてしまえば車体は放り投げてもOKです。
とにかく平らなところに出せば次に進めます。
④情報収集不足
⑤撤退の勇気不足
⑥ソロツーの危険性
はい、文章が長くなったのと残暑で疲れたので残りの3項目はまた次の機会に書きます。
ここまで拝読頂きありがとうございました。
※10/31続きを書きました。
気になる方は下記からどうぞ。