自分のアイディアに夢中になる〜NIH症候群を知っておこう〜
現在、「Think smart」を読んでいます。
オリエンタルラジオの中田さんがYouTubeで解説されていたり、17万部を突破しているため、ご存知の方は多いかと思います。
表紙に
「間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法」
と、書かれているのですが、我々は知らず知らずのうちに思い込みで判断していることがあります。
今回はその中で「あ、自分にもこういうところあるな!」と強く感じた箇所をご紹介しようと思います!
NIH症候群とは?
タイトルにもつけましたが、NIH症候群については知っているでしょうか?
「症候群」と聞くと、「何かの病気だろうか?」と考えてしまいますが、安心してください。病気ではありません。
NIHというのは、
Not Invented Here
の略称です。Google翻訳を使うとこう訳されます。
「ここで発明されていない症候群」??
意味がわかりませんよね。
実はこの用語、既存の製品や研究や知識を発祥が異なることを理由に利用・購入しない社会や企業や業界の風土・文化を指す用語だそうです。
一般に軽蔑的な意味をこめて使われるのだそうです。
そのため、NIH症候群というのは
ある組織や国が、別の組織や国が発祥であることを理由にそのアイデアや製品を採用しない、あるいは採用したがらないこと(wikipedia参照)
を指します。
もっと簡単に言えば、NIH症候群になっている人は
・「自ら考え出したアイデア」に夢中になっている
・「自分の知らないもの」はネガティブに評価してしまう
・無意識に「自分のアイデアのほうが重要」と思い込んでしまう
ということになります。
時々こういう人いませんか?
あるいは、自分がこういう状態になっていることもあると思います。
専門性に長けている分野では、自分の考えが正しいと思い込んで強気になったり、知らないことを友人が話していたりすると斜に構えてしまったたり。
そういう状態が、NIH症候群です。
企業する人が後を絶たないのも、スタートアップ企業の業績が上がらないのも、これが原因なのではないかと言われています。
人は自分の考えに無意識に酔いしれがちです。
noteで知識や情報、気づきを発信していると、自分の情報は良いものだと思い込みやすい場合があるかもしれません。
この酔いから覚めるためには、冷静に過去の自分の気づきや発見を見つめ直し、どれだけ良い方向へ傾いたか、要は結果に直視したほうが良いでしょう。
本当に斬新な、素晴らしいアイデアが生まれていれば、人生が大きく好転しているはずです。
あなたにはこういうことはないでしょうか?
少し振り返って考えてみてはいかがでしょうか?
いただいたサポートは書籍代などの今後の活動費に使おうと思います。