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え?!救世の導きサンドラなら先攻でも8割で動けるんですか!?

皆さんこんもつく。barnetです。

 前回記事では、高校の頃数学の成績が1だったにも関わらず確率だの計算だの、なんだか専門家みたいなのを書きましたね。

 そして書いた結果「あれ、俺なんか計算の仕方違くね?」と思い返しながら「まぁ簡単な確率だけ書けばええから・・・」と逃げ回ってる今日この頃。どうも複数確率の計算を求めると、どっちのパターンにも属するカードとデッキ枚数を個別に調整しないと、正確な数字が出ないっぽいんですよね。

 まぁあの記事は要するに「めっさ初手動きにくい理由はこうなのよ!」ってところだけ分かればいいのかなと思います(ロンギヌス投げ)。

はじめに

 さて言い訳はこのくらいにして本題。

 この度なんと、サンドラなのに先攻8割、後攻9割で最低初動が作れる天才構築が現れたので、急遽ここに書き記しているのです。

 …といっても、今回のシムルグ入り構築は私が考えたのではなく、リンクスの実況Youtuberとして活躍されている、まったりゲーム実況主ずっきーさんが出していた動画からヒントを得たものでございます。

 残念ながら現在該当の動画は非公開となっておりますが、お名前を出しても良いと許可をいただいたのでご紹介させていただきます。

 ずっきーさん、改めてありがとうございます!いつも動画見させていただいております(媚売り)。
 ちなみに元の動画は「救世の導きを使って邪帝ガイウスやサンドラをアドバンス召喚しつつシムルグで魔法罠を突破する」といった趣旨の動画でした。

1. デッキ構築

 では早速デッキ構築を。

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モンスター:23枚
3 雷獣龍 サンダー・ドラゴン
3 雷鳥龍 サンダー・ドラゴン
3 雷電龍 サンダー・ドラゴン
3 異次元の精霊(チューナー)
2 ダークネス・シムルグ
2 グローアップ・バルブ(チューナー)
2 救世竜 セイヴァー・ドラゴン(チューナー)
2 ライトロード・アサシン ライデン(チューナー)
1 混源龍レヴィオニア
1 雷刧龍 サンダー・ドラゴン
1 アドバンス召喚枠(画像はサイコ・ショッカー)

魔法・罠:2枚
2 光の援軍

エクストラデッキ:7枚
1 No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース
1 PSYフレームロード・Ζ
1 氷結界の龍 ブリューナク
1 ブラック・ローズ・ドラゴン
1 灼銀の機竜
1 氷獄龍トリシューラ
1 A BF-神立のオニマル

サイドデッキ(アドバンス召喚枠の代替カード)
1 バイス・ドラゴン
1 砂塵の悪霊
1 軍神ガーブ
1 ヴァンパイア・ドラゴン
1 邪帝ガイウス
1 ヴェルズ・コッペリアル
1 こけコッコ

2. 救世の導きについて

 これだけ見ると「は?チューナー多いくらいやん」って思うことでしょう。確かにその通りだ。しかしこのデッキを回すための重要なポイントなのは、タイトルや画像にもあるスキル「救世の導き」なのです。

 救世の導きの効果は下記の通り。

手札のチューナー1枚をデッキに戻して使用できる。デッキから「救世竜セイヴァー・ドラゴン」1枚をフィールドに出す。このスキルは1ターンに1度しか使用できない。

 簡単に言うと「手札のチューナーがセイヴァー・ドラゴンになり、召喚権無しで場に出る」ということ。

 セイヴァー・ドラゴン自体は「セイヴァー」と名のついたシンクロモンスター以外にはシンクロ召喚に使用できないというデメリット効果があるので、場に出せたとしてもそのままシンクロ召喚に繋げることはできません。EXデッキにもセイヴァーいないですしね。

 しかし、スキル効果をよく見てください。
これ、「場に出すだけ」なんですよ。場に出すだけ。つまりアドバンス召喚やリリースができちゃうんです。「サイバー流奥義」や「仮面魔獣の下準備」とは違うんですよ。

 このスキルを使うことで、フィールドに出すor除外するための手段が乏しいサンドラを即座にフィールドに出すことができます
 そしてアドバンス召喚したカードが雷電か雷獣、または闇属性の上級モンスターの場合、手札か墓地からダークネス・シムルグを一緒に場に出すこともでき、相手の魔法罠をほぼ確実に1枚踏み抜けるオプションも付いているのです。

 え、それだけ?と思うかもしれません。はい。確かにそれだけなんです。でもサンドラにとってはそれだけでも重要なんです。

 理由は簡単で「サンドラは上級モンスターだから」という一言に尽きます。
 従来の方法では孤高除獣、太陽電池メン、封印の黄金櫃、光の援軍の4パターンで展開するのですが、そのための初動カードが少ないのがネック。
 入れられるのはミニマム2枚、多くて6~8枚で、これらの初動カード + サンドラなどを初手に引く確率が後攻でも良くて8割であり、初動を引けないと何もできないというサンドラ特有の弱点があります。
 その分、一回でもサンドラを場に出すか除外さえできれば、その後はサーチやリクルートでリソースの切れないわけなのですが。

 そこで私はいかに事故率を低くサンドラを早く場に出すor除外できるか、という点を考えた時に、「救世の導き」で初ターンからサンドラをアドバンス召喚しようという方法に希望を見出しました。これなら最低でもサンドラを場に出す手段が増えると思ったからです。

3. 初動の確率について

 ではこのデッキでどのくらい初動確率が上がったのか?今回も簡単な計算で出してみましょう。また確率かよとか言わんといて。

 このデッキは「最低でもサンドラor壁モンスターを場に出す」ことを目的にしています。そのため、初手に必要なカードは
A:スキルを使うためのチューナー または「光の援軍」

B:サンドラorアドバンス召喚できる壁
合計2枚となります。

 初動2枚なら従来のデッキと同じでは?と思われるかもしれませんが、上記の構築をご覧ください。チューナーと援軍で11枚、サンドラ・アドバンス召喚枠は10枚入っています。
その場合は最低でもこれらを1枚ずつ引ける確率は下記の通りになります。


先攻:81%

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後攻:90%

救世サンドラ 初手5枚

 なんと先攻81%後攻90%で「最低でも」場にサンドラか壁を出すことが可能なのです。
 しかもこれは、先に言ったように「最低初動」です。この他「光の援軍の墓地落とし」「ライデンの墓地落とし」「雷電効果→雷鳥で蘇生」「手札にシムルグ」などによって、サンドラ出し以外のさらなる動きが期待できるのです!

 ちなみに、救世の導きはデッキにセイヴァー・ドラゴンが無い時はスキルを発動できないデメリットがあります

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 しかし、2枚あるセイヴァー・ドラゴンを初手で2枚引いてしまう確率は先攻2%、後攻3.33%。そうそうスキルが腐ることはありません。


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まぁ引く時は引くんですけどね。

4. 採用カードについて

 では今回のデッキで採用しているカード、特徴的なやつについて紹介をば。

ダークネス・シムルグ

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  今回ずっきーさんが紹介していた動画で採用されていたカード。こいつを出せれば魔法罠を確実に1枚踏み抜けるのがとにかく強い。罠に弱いサンドラにとってはもはやメシアですよメシア。思いつきもしませんでした。

  ライトロードと合わせれば墓地に落ちていても蘇生できるので、このデッキには必要不可欠なカードと言えます。とはいえ3枚は入れ過ぎなので1~2枚がベターか。

救世竜 セイヴァー・ドラゴン

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 ただ普通に使うならザコです。シンクロ素材にも使えないとかうせやろ!?なんやねんこいつって思いますが、このデッキでは貴重なエンジンです。

 枚数ですが、絶対に2枚は入れてください。25枚デッキの場合、1枚では初手に引く確率が先攻16%、後攻20%のほか、援軍ライデンで落ちたらスキルが腐ります
  3枚入れるかはおまかせしますが、使用感としては「3回も効果使わんな」って感覚です。雷刧生き残ればリサイクルできますしね。

 ちなみにサンドラからは少し離れますが、救世の導きは様々な使い方ができます。

 例えば召喚権を無視して場に出せる部分を生かして「エネミーコントローラー」「痛み分け」「弩弓部隊」のコストにしたり(前リミットならエネパクしやすかったんですよね)、「サブテラーの戦士」の効果で好きなタイミングで「サブテラーマリス・アクエドリア」のリクルート手段に変えたりも、できるっちゃあできます。
 あとは魔法カード「ワンチャン!?」の条件を満たせるので、好きなレベル1モンスターをサーチすることも。有名どころだと「青き眼の賢士」の手札効果を使って即座に青眼の白龍に变化したりですかね。

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ワンチャン!?」って今後色々使えそうな気がしますよね。詳しいものについては、いつかきっとそんなふうに記事を書くと思います(青葉の歌)。

各種チューナー
  画像ではバルブ、精霊、セイヴァー、ライデンとなっておりますが、バルブと精霊の枠については自由に変えて良いです。スキルの発動条件は「手札のチューナー」なので、レベルもなんでもOKです
 お好みのチューナーを使ってください。ただ多少墓地肥やしを行うデッキなので、バルブの他「ジェット・シンクロン」ゾンビキャリア」場にレベル3トークンを出す「幻獣機オライオン」などがシナジー高いと思います。
 なお私が異次元の精霊を3積みしてるのは、手札コスト無しで連続シンクロ召喚したいのと、状況に応じて場のサンドラを除外できる方が良いなと思っているからです。過去に使ってた救世サンドラでは、光属性レベル1チューナーをサーチできる「青き眼の賢士」をガン積みして精霊をサーチしてましたしね。賢士つおい。

アドバンス召喚モンスター
  →ぶっちゃけ無くてもいいです。チューナーをあと1枚減らしてデッキ23枚、10:9の割合でも、上記の確率はそんなに変わりません(誤差0.4~0.5%くらい)。
  ただしこれらをピン刺しするだけでも色々と世界が変わるので、デッキのアクセント、ないしは展開補助として入れてみるのもありです。

 ここではサイドデッキにも載せた、一部シナジーのありそうなカードを簡単に紹介します。おまけ程度に見てくださいね。

サイコ・ショッカー

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 みんな大好き罠絶対使わせないマシーン。最近リメイクカード来たらしいですね。
 若干シムルグと役割が被りますが、シムルグと違いそもそも罠を使えなくする効果なので、シムルグの無駄撃ちが減るだけでも十分です。
先出しするだけで大抵のブラマジが黙ります。ブラマジ出たら負けるけど。
 罠がん伏せターンエンドする相手はおやつです。不知火?がーんば☆

バイス・ドラゴン

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 相手の場にモンスターがいて自分の場にモンスターがいない時に特殊召喚できる妥協召喚効果を持つカード。いわばサイドラですね。
 攻撃力が2000と心もとないですが、救世の導きと同じような動きができることや、闇属性なのでシムルグの効果発動もできる点では相性が良いカードです。まぁ逆に言うとそれだけです。

砂塵の悪霊

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 召喚、リバース時に表側表示モンスターをすべて破壊する効果を持つスピリットモンスター。
 こいつは地属性なのでシムルグとの相性はよくありませんが、先攻セットターンエンドで返すと、相手が殴ろうが殴らなかろうがセットモンスター以外をほとんど処理できます。罠踏んだらそれはそれで踏み抜いたと思えばOK。
 環境によって強さが左右されますが、カラクリが蔓延している現在では「とりあえずあのモンスター気になるからめくってみよう」と甘えたカラクリを分からせることができます。

ガマ油?あ、はい。すいませんでした。

軍神ガープ

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 フィールドにいる限り、お互い表側攻撃表示以外に変更できず、リバースモンスターの効果も封じる効果を持つ。
 モンスターをセットしようが強制的に攻撃表示する効果が強力ではあるが、打点2200なのは微妙。相手の動きを阻害できないわけではないが、現環境に刺さるテーマが無い。カラクリ無零怒とかも結局発動するしね。
 正直これ書いているうちになんで入れたんやろって思いました。どっかで使えるといいな。ちなみに一応闇属性です。

ヴァンパイア・ドラゴン

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 はい。時の任意効果です。残念でした。というか多分今まで見たことも使ったことも無い人もいるんじゃないですかね。
 基本相手にどかせてもらわないと効果を使いにくいのは難点。サーチ先がとてつもなく広いのはありがたいので、なんかもったいないですね。
 ちなみにこのデッキだとサーチ先はチューナーだけです。一応スキルをもう一回発動しやすく出来るのはありかな?雷獣と同じで打点2400なのは優秀ですが。

邪帝ガイウス

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 最近実装された帝モンスター。ちなみにリンクスではバーンダメージは500です。悲しいなぁ。
 闇属性ならバーンダメージを与えられると書いてありますが、魔法罠カードももちろん除外できます。自身のカードも除外できるので、場にいるサンドラを除外して、ダメージを与えつつサンドラ効果を発動させるのもあり。
 多分今回紹介している中では一番シナジーのあるカードです。だったら一番上に書けやとか言わないで。

ヴェルズ・コッペリアル

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 なんか知らないうちに実装されていた「ヴェルズ」と名のついたモンスター。ヴェルズってちょいちょいどっかしらで増えてますよね。

 相手の場にモンスターがいないと効果を使えないのは残念ですが、次の自分のエンドフェイズまで実質エネパクできるため、相手の展開を妨害できること、モンスターによってはシンクロ素材にも使えます。因果切断を食らっても発動するので、場に出すだけで相手を牽制できる優秀なカードです。使われたこと無いけど。
ちなみに藍神くんのレベルを30にするとゲットできます。

こけコッコ

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 クックドゥードゥルドゥー。英語名も鶏の鳴き声と同じなのおもろいですね。

 自陣にモンスターがいなければバイス・ドラゴンと同じ効果を持つ鶏。アドバンス召喚にも対応しており、風属性なのでシムルグの効果の発動要因にもなります。
 一応こけこ + 黄金櫃でレベル8~9のシンクロまで繋げられます。場から離れたら除外されるので、ヴァーミリオンの効果コストにはできないですが。

 役割は多く持てるのは優秀ですが、通常召喚するとレベル5のチューナーになるのでシンクロには繋げづらいのと、後引きではシムルグ効果くらいにしかシナジーが無いのが少々悲しい。レベル5だし雷電も出しやすいので、ゼンマイオーのエクシーズ素材にするのもあり?
ちなみに130族はおくびょう最速が良いと思います(カプ・コケコ並感)。

おわりに

 ということで、初動大安定!救世の導きサンドラの紹介でした。
ぶっちゃけ場にサンドラを出すだけで安定?と言われるとまぁなんとも言えないですが、やはり何もせずターンエンドするよりかは、最低でもサンドラを出す動きさえできればいいのかなぁと思っています。

 実際2枚初動で8~9割の構築ってそうそう作るのは難しいと思いましたが、スキルで初動安定度を高められるのはリンクスならではですね。

 なお今回のは防御札が1枚も無いあくまで初動担保を重視した構築になります。
 多少確率は下がってもいいからクリボールを入れるのもありですし、ルミナス2枚ソラエク3枚を追加して、より墓地肥やしに特化したり、レヴィオニアやドラゴン・目覚めの旋律を入れるのも全然OKです。
 後攻8割くらいあれば良いって人もいるでしょうし、実際私もレヴィオニア2枚 + 目覚めの旋律を入れた構築でよく回しています。
 なので、各々好みの構築を探してみてください。そして「この記事を参考にしました!」って言ってください。

 嘘です。調子乗ってすいませんでした。
それでは皆さんばいにゃら。


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