エクシーズサンドラが本当に強くてハマっているという話
※こちらの記事は2020年11月3日時点の情報です。当時と比べてガラッと環境が変わっています。
2021年1月現在変わった点としてざっくり言うと
・ルーナ(トップ画像のやつ)の採用が減った
・セイクリッド・トレミス、聖刻神龍エネアードという最強クラスのエクシーズが実装された
・レヴィオニアがようやく実装された
・結果、環境トップクラスにまで強くなった。
くらいです。
以下の内容はエクシーズサンドラの概要と、過去の情報資料としてご覧くださいませ。
こんばんわ。barnetです。
時がすぎるのは早いもので、今月はもうKCですね。
私は9月KCの日は仕事で走れなかった(+握れるデッキがウィッチクラフトしか無くてそもそも時間も足らなかった)ので、今回は走りたいなぁと思って有給申請したところ、間違って1stの週だけ5連休にされてました。違うそこじゃない。
(後日直してくれました)
エクシーズサンドラがアツい
さて、今回もサンドラのお話。
先日、リンクスアジア1位系YoutuberのKingHaloさんが新しいエクシーズ型のサンドラデッキ動画を出されました。
これね。
https://www.youtube.com/watch?v=GOez3sVBQ4M&t=234s
結論から言うと、めっちゃ強いです。
少なくともKC毎回TOP10000のうんこな私でも50勝以内で月初キングになれたレベルで強いです。
ということで、デッキの解説や回し方はKingHaloさんの動画を見ていただければいい(ロンギヌス)ので、一応先月のランクマ含めてだいたい200戦くらい使って感じた強さと弱さ、一部カードの採用理由について、自身のメモ兼勝手ながら宣伝として書かせていただきます。
構築
解説動画の投稿後に行われたキング配信(https://www.youtube.com/watch?v=SK5kGqUMmbQ&t=2197s)で使われていた構築です。各カードの解説は後ほど。
何が強いの?
・事故率の低下。
チューナーの採用が無く、新規に入れている闇の精霊 ルーナやサンダー・ドラゴンが無理なく展開ギミックに組み込めるため、初動足りうる札が単純に増えた。
・エクシーズモンスター独自の強力な効果を使えること。
現時点でもソードブレイカー、発条装攻ゼンマイオーといった、高ランクエクシーズを無理なく使える優位性。
・今後登場するエクシーズモンスターによって更に化ける可能性を秘めていること。
ランク5、6の他にもランク8を容易に出せるデッキでもあるので、今後強力な高ランクカードが出るたびに強くなる未来がある。
何に弱いの?
・ネクロバレーに死ぬほど弱い。
構築次第感はあれど墓地除外に依存したカードが非常に多いので、ダイヤウルフで消せないとほぼ詰む。
・事故った時の誤魔化しができない。
従来のサンドラでも同じだが、壁役にできるチューナーがない分事故った時に何もできないことが多い。
・レヴィオニアを引けないとパワーが大幅に落ちる。
シンクロ軸ではブラックローズ、ブリューナク、ヴァーミリオン、スクラップ・ドラゴンなど相手の場を触るカードが豊富であったのだが、エクシーズでは現状良くてゼンマイオーとソードブレイカーくらいしかまだ無く、レヴィオニアの奇襲的な破壊に頼る盤面が多い。
またそれに付随して、レヴィオニアを持っていない人向けの代用カードがほぼ無いのも痛手。
(11/4追記)
・ロンギヌスが辛すぎる
これはどちらかというとサイドデッキありの大会やKCの上位帯あたりの話になると思いますが、ネクロバレー同様除外を止めてくるロンギヌスにひたすら弱いです。サンドラに限った話では無いんですけどね。
ちなみに私は最近行われたスイスドロー形式の大会で、手札にカオス・ソーサラーやレヴィオニアがあるなか不知火に2回連続やり投げ選手権に参加させられて負けました。止める手段がDDクロウしか無いんだよなぁ・・・。
採用カードについて
ヘイローさんとは考えが違う部分もあるかと思いますが、そこは許してください。こっちはアジア10000位で相手はアジア1位なので。なのでここは今後ちょくちょく修正する可能性あります(バリア張り)。
・孤高除獣、太陽電池メン、封印の黄金櫃
→おなじみサンドラの初動カード。
孤高か太陽かのどっちかでいいのでは?とは思うかもしれませんが、デッキ枚数が多くても初動は多い方がいいという理論だそうです。クリストロンがジェネクス・ウンディーネとスクラップ・リサイクラーを両方入れて30枚にしているのと同じですね。
・雷獣、雷鳥、雷電、雷刧
→説明不要。雷電は3積みでも2積みでもそこまで大きな差は無いです。
・混源龍レヴィオニア
→説明不要。早くパックに収録してください。
・クリボール
→防御札が無いので採用。環境次第では3積み。
ここからは他の構築であまり見られないカードの役割について。
・サンダー・ドラゴン
→みんな大好き元祖サンドラ。
不要と言われがちではあるが、援軍など墓地肥やしギミックの無い中でほぼ唯一の墓地肥やし枠となるため採用。特にレヴィオニアの特殊召喚条件を早期に満たすためには必要不可欠とも言える。
また雷獣のリクルート先として場に出して防御するためのリソースとしても使えるほか、ランク5のエクシーズを出すためにも使います。手札に1枚は持っておきたい。採用は3枚安定。
・カオス・ソーサラー
→突破しづらい炎神や墓地にいてほしくないカード(アレイスターの素材とか水晶機巧サルファフナーとか)への回答 + 墓地除外効果発動役 + ランク6エクシーズ素材と、3つの役割を同時に担える万能カードです。
墓地の雷獣を除外して雷鳥or雷獣をリクルートできるので、効果を使ったソーサラーをそのままランク6エクシーズに繋げることができるのもエモいです。引きたいけど3積みまではしなくてもいいかも?。
・闇の精霊 ルーナ
最近のイベントで実装された、新規の精霊シリーズモンスター。
闇属性を除外ことで特殊召喚できることと、闇属性である雷電or雷獣の効果を無理なく発動できること、そしてレベル4であることが強みです。
今までのレヴィオニアやソーサラーと比べると、闇属性1枚だけで特殊召喚できることやコストが少ないのが大きな利点となります。なんやかんや2~3枚コストって少なくないですからね。
太陽電池メンで雷電落とし→ルーナ召喚and雷電除外で雷鳥サーチ→電池とルーナでランク4エクシーズの動きはこのデッキの基本になるので覚えておきましょう。できる限り2~3枚採用したいですね。
あと何より絵がエロい。おっぱいが大きい。
使ってて捗りますね。どこがとは言わないですが。
ちなみに海外版でも修正されてないぞっ!
・恐牙狼 ダイヤウルフ
レベル4モンスター2体で出せる汎用的な破壊カード。おそらく今後も様々なデッキに入るであろう優秀なエクシーズモンスターです。
主にサンドラでは孤高除獣、太陽電池メン、ルーナから出していきます。場に残った下級モンスターの退場 + 後ろを剥がして安全にサンドラやレヴィオニアを出せるようにする整理役として重宝するので、可能であれば2枚積みたい。
・発条装攻ゼンマイオー
みんな大好き、僕らのゼンマイオー。発条(はつじょう)とは読まない。
ランク5モンスター2体と少々条件が難しいカードですが、サンドラでは素のサンドラや雷電がレベル5であること、雷鳥や雷獣から簡単に場に出せるので、現環境のデッキでは一番扱いやすいです。
場にいる雷獣から雷電or素サンドラをアドバンス召喚→雷獣効果からサンドラリクルートでレベル5を2体用意できるので、覚えておきましょう。
セットされたカードを2枚破壊できる単純に2アド稼げる強力な効果を持っており、苦手なバック破壊だけでなく、セットされているアレイスターやリバースモンスターなどを効果を使わせずに処理できるのも強み。打点も2600と低くないですよね。
もちろん相手は効果を使わせないためにゼンマイオーに罠を使うことが多いので、場に出すだけでも1枚踏み抜くことができます。昔の魔導戦士ブレイカーみたいですね。
召喚条件が難しいからかRレアのカードなので、ダイヤウルフやリヴァイエールを取るついでにゲットできるのも嬉しい。これもできることなら2枚積みたい。
・No.25 重装光学撮影機フォーカス・フォース
カメラ。フッフォッフォ。お前名前長いねん。
ゼンマイオー同様雷獣や雷鳥が召喚しやすいことに加え、カオス・ソーサラーもレベル6であることからより出しやすくなったカード。
シンクロ軸で採用されているブリューナクがこのデッキには無いため、炎神やデストロイサムライなどの効果を使わせずに処理しやすくすること、逆にこっちがブリューナクを使われることを防いだり、召喚獣プルガトリオの連続パンチやドラグニティアスカロンの連続除外を抑えるためにも使います。地味に光属性だからカオスモンスターのコストにできるのもありがたい。
相手によってはレベルコピーを介して初手に出す必要もあるカードなので、2枚採用が鉄板だと思ってます。出す時は、雷電からサーチした雷鳥を使ってレベルコピー→場の獣や太陽電池メンをレベル6にしてから、雷鳥で雷獣を蘇生してエクシーズするのが最も多いです。
サイドデッキ制の大会ではシステムダウンが流行っているので、ゼンマイオー同様。ゼンマイオーはいいけどカメラは場に残りやすいので。
・ガガガザムライ
ダイヤウルフ同様汎用的なランク4モンスター。打点が低いとはいえ一人で合計3800ダメージを稼げるので、単純にワンキルルートが増えます。
ただ個人的には一番出す頻度の低いカードではあったので、ダイヤウルフを増やしたり希望皇ホープに変えてもいいかもしれません。
防御代行効果もサンドラが場に出ている時はあんまし使わないです。そもそも雷電雷獣ならお殴りいただきたいですしね。
・ソードブレイカー
レベル6モンスター2体で出せるエクシーズモンスター。カメラ同様レベル6を場に出すのは容易なので、他テーマと比べて圧倒的に採用しやすいカードです。
なんと言っても召喚条件が難しいかわりに効果が優秀。恐ろしいことにこの効果は永続的に効果が残るので、種族が統一されやすいテーマデッキには無類の効果を発揮します。月光とか除去カードが無ければ相手が詰みます。
環境トップのカラクリ相手でも一方的に殴り勝てますし、デストロイサムライ相手でもこっちの攻撃力が100上なので、抜かれることがありません。逆にこっちが殴ったらサムライさん復活するんですけどね。
ここぞという時に出すカードなので入れるのは1枚でもいいと思います。Rカードだからゲットしやすいのもいいですね。
各デッキの相性
個人的に感じた対面相性について。あくまで個人の感想です。
・カラクリ
→どっこいどっこいです。レヴィオニアを引くかゼンマイオーを出せないと不利寄りです。
最近はカラクリ粉の採用が減っているのでクリボールが相手に刺さるのですが、結局後ろの罠を処理しきれない限りは無零怒のドロー効果によって相手のリソースが尽きないので、押し負けされちゃいます。
旅籠蔵のモンス効果無効 + 表示変更を乗り切らないといけないので、一気に盤面を取りに行くまではなんとか耐えるしかありません。
・クリストロン
→同じくどっこいどっこいです。コピー型、シーステ型どっちにも言えますが、こっちがデストロイサムライやブラロが採用できず、相手の場を触る効果がレヴィオニア以外対象を取る効果なので、クジラや墓地のインパクトで無効化されやすくなったのは痛手です。
その代わりにカメラを場に出すとアメトリ、グリガン、ブリュ、サムライ、サルファフナーの効果を止められる(インパクトが無ければ)ので、いかにカメラを出せるかがキーポイントだと思います。
特に最近はサイコウィールダーの採用が増えており、後攻1ターン目でブリューナクを出される機会が多いので、クリストロン相手だと感じた相手には初手カメラ召喚(別名撮って出し)をするプレイングが必要だと実感しました。
・不知火(語り型、罠型)
→50%です。炎神は相変わらず辛いですが、チューナーが罠を踏むことが無くなったので、以前より展開阻害をされる機会がぐんと減ってきました。
罠型はそもそもゼンマイオーで踏み倒すことができ、展開力で押し切ることができるようになりました。
語り型についても、メインアタッカーたる武士の除外効果がサンドラにとってはノーダメージなので、炎神さえどうにかすれば勝ちという分かりやすい相手になります。
その代わり、語り型は火遁封印式による墓地リソースの削ぎ落とし、罠型は吊り天井による全体除去を使われると負けがちです。
・召喚獣(ガール型、ロイド型)
→超苦手から若干苦手寄りになりました。もともと召喚獣は苦手な相手ではあったのですが、それはパートナーたるエレメントセイバー、特にカナディアおじさんことモーレフによる展開封じがきつかったのであり、相手への干渉が魔法罠のみであるガールやロイド相手ではあまり気になりません。
大嫌いなプルガトリオはカメラで貫通 + 連続効果を無効化やクリボール、コキュートスは3100打点に上げた雷刧でパンチしてアレイスターを吐かせることで対処できます。
ガールの防御耐性はやっかいなので、ソーサラーやレヴィオニア、ダイヤウルフで落としていきましょう。
・ブラックフェザー
→だいぶ有利です。ネクロバレーさえ無ければ。
相手はクローズの採用がほぼ無くなり、こっちの展開を止める手段が供物やネクロバレーくらいしかありません。後攻を取られたとしても雷獣やクリボール、カメラでライキリ止めなど耐える手段が豊富なので、手札事故さえ起きなければ負けることはありませんでした。
・ブラック・マジシャン
→有利です。カイクウさえ出なければ。
シンクロに頼りがちな構築だと、チューナーを出した瞬間に陣ナビされて飛ばされてしまうことが多かったので、若干苦手寄りな部分はあったのですが、エクシーズであればそこまで喰らいません。そもそもレヴィオニアが強すぎるってだけでもあるんですが。
ちなみにカイクウはきついとはいえ打点が1800なので、普通に殴るかダイヤウルフで消し飛ばせば問題ありません。
・サイバー・ドラゴン
→もともと有利です。カメラとソードブレイカーで、場に残りながら相手を一方的に止めるカードが増えましたね。まぁ向こうも供物積んできてますが。
間違ってもヘルカイザー相手に雷獣を守備表示で出さないようにしましょう(月光だったらしゃーない)。
・霊獣
→無理です。イルカのバウンスを止める手段が無いこと、クリボールが刺さらないですし、エクシーズ体が霊獣相手に強く出られるわけでもないので。
・月光
→有利です。というかソードブレイカーを出せば勝ちです。ブレイカーを出せない時に不用意に攻撃表示にしなければまず負けません。
・HERO
→ほぼ有利です。Bloo-Dさえ出なければ。
月光と同様ソードブレイカーさえ出してしまえばまずやられませんが、ブレイカーorカメラがいない時のトリニティパンチ or Bloo-Dの盤面だとクリボールしか回答が無くなってしまう分、月光よりは注意深く動く必要があるかなと思います。
・ドラグニティ
→個人的に一番きついです。ランクマでも一番負けた相手はドラグニティでした。まあどのデッキも同じなのかもしれないですが。
除外自体はサンドラにとって全然問題は無いのですが、間接的に墓地リソースを削られてしまいレヴィオニアやソーサラー、ルーナを出しにくくされること、何より相手がドラグニティだとわかりにくいのが敗因だったと思います。
クリストロン or 不知火と判別しにくいレベルコピーだったり、サイドラ or 月光だと分かりづらい「ヘルカイザー亮」くらいであればどうにかできるのですが、ドラグニティはまじでわからないです。使われるスキルが固定されておらず、かつクリボールで耐えられたとしてもリソースが全部除外されていて次に繋げられないのが問題点。
不安だからとりあえずカメラを出しておいても、バルーチャを止めたらミスティルが降ってきてはいワンキル、なんてこともザラにありました。
唯一の利点は、相手も事故率が低くないこと、スリカエやDドロ型の場合にライフを削れるコズサイを腐らせることができるってところですかね。
・剛鬼
→どっこいどっこいです。ネクロバレーさえ(略)。
やっぱりソードブレイカーを抜く手段が魔法罠しか無いので、罠をいかにふみふみしきれるかでどうにかなります。他テーマと比べて罠を引きやすい&罠地獄の場合に罠リソースを回復されるとジリ貧負けしがちですが。
・青眼
→若干不利寄りです。
他デッキと比べてカウンター罠の採用率が高いこと、精霊龍を出されると雷獣たちの効果を無効化されてしまうことが苦手であり、エクシーズ体でも処理する方法がありません。
リプレイ動画(3つ)
かんたんに取っておいたリプレイを置いておきます。
なんかブリューナクとか入ってますが、色々構築を変えながら試してる段階のものなので悪しからず。
VS不知火(語り型?)
VS海クリストロン
VSカラクリ
やはり、ちょっとレヴィオニア頼りな部分が多いですね。
結論:環境相手にも戦えるのでは!?
ということで、エクシーズサンドラについて個人的に感じた点をまとめてみました。
なお私が実際ランクマで使った構築は、上記とは結構異なります。
なんでかって?
分かったか?そういうことだ。
ちなみにレヴィオニア1〜2枚は持ってる!っていう人はドラゴン・目覚めの旋律を入れたほうがいいです。
持ってない方は、正直デッキコンセプトとして崩壊しがちにはなってしまいますが、邪帝ガイウスやダークネス・シムルグあたりがギリ候補になります。
それでは!
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