サンドラを初めて使うならライロ軸はやめておけっていう話
皆さんこんばんわ。banditです。違いましたbarnetです。
どうでもいいけどClean Banditっていい曲いっぱいあるよね。
弦楽器と電子音の組み合わせってそんなに多くないから新鮮味があるんよ。知らない人は聞いてみそ。
ちなみに「Rather be」と「Symphony」って曲がおすすめだよ。
とりあえずYoutubeのURL置いときますね。
まじでどうでもいい話でしたね。
ということで今日は少し毒舌っぽくなります。といっても批判したいわけではなく「おすすめだよ!」と言いたいだけですが。
先に書いておきますが、ここから下のお話はあくまで、本当にあくまで私個人の意見です。意見というかサンドラオタクのただの戯言です。
サンダードラゴンを1年以上使い続けたなりの個人的解釈に過ぎない内容なので、そのへんはご了承くださいませ。
また書いている途中で結構長い記事になっていることに気づいたので、結論だけ見たい方は「まとめ」の部分から見ることをおすすめします。
ちなみに本記事はもちろん無料です。
1. ライロ軸は弱い?
いいえ、そんなことはありません。
先に言うと、個人的に数あるサンドラの構築の中で、ライロ軸のサンドラは間違いなく最強クラスだと思ってます。
援軍やライデンから墓地肥やしをしてレヴィオニアで露払い、ついでに除外したサンドラの効果からシンクロ・エクシーズを出して一気に高打点モンスターを並べられるデッキが弱いわけがありません。
もちろん黄金櫃を採用した型も強いです。長期戦を強いられるデュエルであればあるほど、黄金櫃型の方が耐久面、リソース面から見ると軍配が上がります。
速攻ワンキル特化のライロ軸、安定と高耐久の黄金櫃軸という棲み分けがされているのではないか、という認識を私は持っています。
ざっくり言うとこんな感じです。
・ライロ軸
→速攻性とワンキル能力に長けている反面、1ターンのリソース消費が激しく、構築上防御札の採用が難しいため耐久性能が脆い。
・黄金櫃軸
→じっくりと墓地や除外リソースを貯めるためワンキル力が弱い反面、リソースの大量消費を抑えられ、かつクリボールなどの防御札を無理なく積めるため耐久力が高い。
とはいえ、昨今は青眼ですら先攻で精霊龍+ブルーアイズといった高打点・高耐久モンスターをわんさか出してくる超スピードデュエル環境です。
サンドラも(特に聖騎士)相手となると、耐久しきれない盤面も多く存在します。
そのため、私は後攻1ターン目から一気に相手のリソースや高打点モンスターを処理できるライロ軸サンドラが最強クラスであると結論付けています。
2. じゃあなんでライロ軸はおすすめしないと言うのか?
はい、ここからが本題です。
最強デッキなら使ってなんぼやろ!って思うかもしれません。
が、絶対におすすめはしません。あくまで「サンドラを初めて使う人」に限ってですが。
サンドラを使ってみる、プレイングに自信が無い方は、まずは黄金櫃型で練習することを絶対におすすめします。
あ、使い慣れてる人は自分が使いやすいと感じた、または環境的に合ってると思った方を使った方がいいと思います。多分使い慣れてる人に関しては私がどうのこうの言えるレベルじゃないので。
理由については単純で、「純粋に回すのが難しい」のと、サンドラを使い慣れてないうちにライロ軸を使うと「強いデッキだ!」と勘違いしてしまう恐れがあるからです。
ものすごい批判を産みそうな言い方ですが、お許しください。他に良い言い方が見つからなかったのです。
すごく、すごーく、すっごーーーーーーく雑な言い方をすると、ぶっちゃけライロ軸はレヴィオニア出してなんやかんやするだけで勝ててしまうんです。
パワーだけで押し勝ててしまい、サンドラ本来の動きや理想ムーブなどを無視してデッキを回し続けることになるのです。
そして実際はレヴィオニアを通せはしたけど、その後の動きがめちゃくちゃで勝ち筋を消してしまい、最終的に相手に盤面をひっくり返されて負けてしまうという結果になってしまうのです。
特にランクマはそれが顕著で、そこまでがぁがぁ言うべきところじゃないのかもしれませんが、無駄に雷電の手札入れ替え効果を使って除外時のサーチ効果を逃したり、墓地肥やししすぎて雷獣のリクルート先が無く、無駄にレベルコピーを使ってトレミスを出そうとしたり、雷劫を召喚できる盤面なのに雷鳥の蘇生効果を先に使った後に雷劫を出して、銀龍の守備3000を抜けずにターンエンドしたり...。
もちろんこれはライロ軸に限った話では無いんですけれども、どうしてもライロ軸を使っている人にこういった現象がちらほらと目に入ってきます。
ちなみにR-Warsの試合を見ていても、時々「もったいないなぁ」っていうムーブをされていた試合は何度かありました。
どの立場のものが言っとんねん、って話で申し訳ないですが、いくらなんでも立ち回り方知らなさすぎない?と言いたくなってしまうのでした。
3. なぜ使い慣れてない人にはおすすめしないのか
順々に書き連ねます。
・アドリブの要求値が格段に上がる
サンドラは、使われる側からすると「とりあえずエクシーズやレヴィオニアで盤面荒らして高打点で殴られる」という脳筋的な印象を持たれるかもしれません。
しかし、実際は「相手の盤面に合わせて出すモンスターを適宜変えてキルを取りに行く」のであり、あらゆる手段の中から最適解を見つけて最終盤面を作るアドリブ性の非常に高いテーマなのです。
これに一番近しいと思っているのはクリストロン(語り不知火もかな?)で、対局に位置するのはドラグニティ、HEROといったテーマであると考えています。
ドラグニティやHEROは「アスカロン!」「アドレイション!」「トリニティおじさん!」と着地点が同じことが多いですよね。もちろん相手の盤面によって適宜変えていく人もいるので、必ずしも最終着地点がみんな同じと言っているわけではないですが。
その反面、クリストロンやサンドラは最終着地点がみんな揃って同じ、という盤面はほとんどありません。トレミスがいるかと思いきやアドレウスが出てたり、かたやレヴィオニアがエネアードに変身してたり。
いわゆる黄金櫃型であれば、一つ一つ除外、墓地肥やしをしていくので「今何が何枚デッキにあるか」「墓地に何枚光属性が落ちてるか」といったことから「ここはトレミスで罠を使わせよう」「次レヴィオニアを出せるな」と、考えながら回すことができるようになります。特に後攻であれば、相手が動いている間に手札のカードから着地点をある程度組み立てられますよね。まぁそれでも結構時間食うんだけど。
ではこれが「ランダムで落ちたカードから勝ち筋を探していく」となるとどうでしょう。
黄金櫃型では後攻なら相手ターン中に時間を使うことができますが、ライロ軸では「実際に落ちたカードを見てから着地点を組み立てる」必要があるため、考えるために使える時間が一気に減ってしまいます。
そのため本来求められるアドリブ力にプラスして「使える時間が少ない」という制約が課されるため、結果としてアドリブ要求値が格段に上がってしまうのです。
・最適解を見つけられる癖が付きにくくなる恐れがある
先にも述べましたが、サンドラの基本的な動きに慣れていない中でライロ軸を使うと、余計に考える時間を削ったうえで回さないといけなくなり、結果として最適解ではない着地点を作ってしまうことになりがちなのです。
そして厄介なのは、結局パワーの押し切りで勝ててしまうデッキでもあるため「なんか知らんが勝てた」という思考になってしまうのです。というか私がそうでした。
そしてその状態のまま回し続けていると「本来の勝ち筋」に気付けず、いざという時に勝てる盤面を逃してしまう事態が起こるのです。
実際にリンクスの配信をしている方がサンドラを回している姿を見ると、残り時間がかなりギリギリになる、またはタイムアウト負けされてしまう試合もいくつか見られます。
まぁこれはコメントを見たり、話しながらプレイしているからという外的要因もあると思うのですが。
っていうか話しながらプレイできること自体凄いんです。実際私もR-Warsの試合でコピーサンドラを使った時、ほとんどチームの方々との会話が頭に入らず喋るのもままならない状態になりましたし、その結果プレイングミスに気づけず負けてしまったこともありました。
ほーんとあの時なんで天命の聖剣割らなかったんや...。
まぁつまり何が言いたいかというと、とてつもなくプレイングの上手い方であっても回すのは難しいのよ、ということです。
・リソースの管理が著しく難しい
少し上と被る部分もありますが、黄金櫃型は一つ一つリソースを使っていくのに対し、ライロ軸はランダムにカードを複数枚落としてからリソースを使うスタイルのデッキです。
そのため「雷獣が全部落ちて雷劫が回収できない!」「雷鳥が全部落ちてるから蘇生ができない!」「ってかレヴィオニア全部墓地やんけ!」といった不測の事態が生じることもまま起こります。そしてその状態からいかに盤面を取り切るかを考える必要があります。
ランダムに落ちたカードから勝ち筋を考えるだけでなく、不意のリソース切れにも対応しなければいけない状況でデッキを回すのは至極困難です。
黄金櫃型であればそのような自体はあまり起こらない(起こらないとは言ってない)ので、リソース管理の練習という面も含めて、まずは黄金櫃型から練習するといいよ!ということなのです。
ちなみにプレイングですとかリソース管理といった話に関しては、何もサンドラに限った話ではありません。聖騎士であったり霊獣であったり、どのデッキにも言えることだと思います。
4. まとめ
はい、まとめです。
・サンドラを使い慣れてない、初めて使う人は黄金櫃型から始めたほうがいい
・理由は
「アドリブ要求値が格段に上がるから」
「強いデッキであると誤認する恐れがあるから」
「最適解を見つける癖が付きづらいから」
「リソース管理が著しく難しいから」
・黄金櫃型はサンドラの基本的な練習になる
以上です。
ざっくりまとめるとこうも短く書けるんですね。ここまででだいたい4000文字ですよ。どんだけ文章書くの下手なんよ。
ということで、今回はちょっと感情的に書いてしまった部分もあるかと思いますが、何卒ご容赦ください。サンドラオタクがなにかほざいてるぞアッハッハ程度に見てください。
それでは!