脱炭素社会の建築(1)
最近行っているレクチャーをノートに取ることにしました。理由は簡単で、できるだけ多くの人にこのことを届けたいと思ったからです。
さて、早速ですが、私はレクチャーが始まる前に必ずこの質問をします。
「脱酸素社会は来ると思いますかそれはいつ頃ですか。」
最近はさすがに減りましたが、「脱炭素社会はまるで、江戸時代のような社会であるかのように言われたりしました。確かに江戸時代は化石燃料もほぼ使っていませんし、非常に持続可能性の高い循環型社会であると聞いています。でもそうではありません。
この質問はとても答えづらく、1人では考えにくいので、2~3人のグループになって、話し合ってもらいます。そうするとそのレクチャーごとに傾向が別れます。私のレクチャーのタイトルは脱酸素社会のなになにということが多いので興味のある人が集まっていらっしゃってますがなかなか脱炭素社会がすぐにできると言う方は少ないようです。
多くの答えの中に、社会がそういうふうになっていないとおっしゃる方も多くいらっしゃいます。
社会の常識は結構あっという間に変化します。例えば喫煙に対する考え方。30年前はどこでも喫煙できたものが今ではどこでも禁止されています。私たちが当たり前と思うものも、月日とともに結構簡単に変化したりします。
さて、答えです。
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