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テクノロジーが進むところに変化が起きる
エコノミーはテクノロジーに支えられ、テクノロジーの変化にイデオロギーは勝てない。でも、ぼくらにできるのはどちらの社会を選ぶかという意思を示すことだ。
いつも固い話なので、少し最近の出来事から。
(タイトルの写真はちょっと関係ないですw。オーストラリア戦2点目のシュートの瞬間)
日本代表のサッカーがテレビではなくインターネットの配信サービスで行われた。テレビじゃなくなったんだなというのが、感想。試合は無事2-0で勝って当初は危ぶまれたワールドカップの出場もかなった。最後、得点を決めたのは三苫選手というドリブルが秀逸な職人のような世界レベルの選手である。なぜ、スタメンではなく、サブからの出場かは謎なのだけれど、これでレギュラーに定着するのだろう。彼の特典シーンは、独占放送をしていた放送局のそれではなく、どこか違う国のアナウンスとともにすでにYouTubeに上がっている。スポーツニュースを待たずとも、好きな時に好きなものが見られる。
我が家のテレビを買い替えた際、タイムシフトを導入することで、放送に対する感覚が変わった。CMが長い番組は少し後で、CMを飛ばして見るスタイルに変わった。もっと大きく変わったのは、いわゆる民放の放送のテレビでなく、YOUtubeの視聴量が圧倒的に増えた。家人が韓国のエンターテイメント好きなのもあるが、興味のあるところを深掘りできる。全く考え方が変わった。
テクノロジーが変わると生活が変わる。再生可能エネルギーも似ている。よく老人は「日本にはエネルギーが全くない。輸入に頼っている。」といわれるが、自然エネルギーはかなり豊富だ。風力は東北海道、北東北(青森、秋田)では安定的な風が吹いているし、ヨーロッパに比べ太陽光発電も発電量が多い。特に半導体の製品なので低温であればあるほど発電量が増える。建物の断熱性能も低いのでこれを断熱したら相当量の削減が期待できる。日本は再生可能エネルギー的にはとても豊かな国である。また、住宅の着工件数は年間70万件。それなりの着工件数だ。そこでの技術革新は既存にも応用できる。そして、これは官製で行う公共投資とは違って道筋を決めさせすれば民間投資でどんどん進む。この効果は爆発的なものだと思う。国の仕事はディレクションさえ決めれば良い。
Facebookのコメントに、住宅のストックを考えることで国のエネルギー事情を変えるのは時間がかかりすぎるのではないかとコメントがあったが2050年まではあと28年。日本の住宅の平均寿命も同様に30年程度。人口減少の時代、この数字が維持できないのは重々承知しているが、だからこそここで方向性をちゃんと決めることはとても大切なんじゃないかなと思う。