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月刊「パパが知りたい子育て」Vol,5
月刊「パパが知りたい子育て」は、育児に積極的に参加したい、パパのためのwebマガジンです。
※今回諸事情により16日更新となってしまいました。申し訳ありません。
世の中には「育児情報」は多くありますが、子どもやママに特化したものが多く、育児に悩むパパの解決情報は多くありません。
「パパが知りたい子育て」では、そんなパパのためのお役立ち情報を発信します。
子育てテクニックやお悩み相談に関しては、メディア発信をしている「名城政也(2児の娘の父)」の経験をもとに解説していくため、すべてのパパに当てはまらないかもしれませんが、少しでも参考になればと思います。
今回の目次は以下の通り。
・【今月の子育てテクニック】遊ぶ時間がなければちょっとしたお出かけ
・【今月のパパの悩み】子どもに手をあげてしまった
・【今月のパパ紹介】某ロックバンドギタリスト
・【特集】家のお金は母親・父親どちらが管理すべき?
・【パパとお金】中古・レンタルすべきベビーグッズ
【今月の子育てテクニック】遊ぶ時間がなければちょっとしたお出かけ
今月の子育てテクニックは「遊ぶ時間がなければちょっとしたお出かけ」です。
子どもが産まれたばかりは、何かとお金がかかります。
そのため、お仕事に精を出すパパも多いでしょう。
しかし、気づけば仕事ばかりで、子どもと遊ぶ時間が少なくなっている人もいるかもしれません。
筆者もまさにその典型。
仕事を頑張った結果、順調に仕事が増えたのは良いのですが、その分、昔よりも子どもと遊ぶ時間が減ってしまいました……。
いつの間にか、奥さんと子どもだけでお出かけをして、僕は家で仕事をするなんて日も増えています。
とは言え、仕事を放置したり減らしたりするわけにもいきません。
そこで僕ができる限りの時間で行っているのは、ちょっとしたお出かけです。
簡単に言うならば「コンビニに連れていく」。
「え?コンビニ?」と思うかもしれませんが、子どもって、基本的にどこに出かけるのも喜んでくれるんです。
それがたとえコンビニでも、子どもにとっては「パパと出かける」だけが一つのイベントのようなもの。
僕は、あまり出かけられなくなった分、自分がコンビニとかに行くときには、積極的に子どもを誘っています。
もちろん「コンビニに連れていってるんだから、お出かけ連れていかなくても良いだろ」なんて思ってはいけません。
あくまで、どこにも連れていけない場合の対処法として考えてください。
この方法で大事なのは「パパはいつも一人で行動している」と思わせないことです。
当然、時間があるならば遠方にも連れてってあげてください。
ただ、どうしても忙しくて子どもとの時間がとれないときは、コンビニやスーパー、本当にちょっとした買い物でも「パパと出かける」体験をさせてあげると良いでしょう。
【今月のパパの悩み】子どもに手をあげてしまった
今月のパパの悩みは「子どもに手をあげてしまった」。
子どもが言うことを聞かない、わがままばかり言うなど、子どもの言動は、ときに大人を物凄くイラつかせます。
その結果、つい手をあげてしまったという人もいるのではないでしょうか。
また、手をあげてしまったことによって、罪悪感がのしかかってきますよね。
この悩みに関しては「悩んでいるなら大丈夫」と、筆者は思っています。
実際に、僕は子どもが小さい頃、手をあげた経験があります。
ただ、手をあげた日は、物凄い罪悪感でした。
しかし、それでも何かあると手をあげてしまい「もしかしたら自分は虐待するようなパパなのではないか……」と悩んだこともあります。
1.手をあげる
2.罪悪感
3.また怒って手をあげる
4.罪悪感
5.常に気持ちがモヤモヤした状態
6.気持ちが不安定だからイライラする回数が増える
上記のような、負のサイクルでした……。
そこで、悩みを奥さんに打ち明けたところ「誰だってそういうときはある、私も手をあげるじゃないけど、ひどい扱いをしてしまうことはある」と。
そこで一気に気持ちがスッキリしたのを覚えています。
決して「手をあげていいんだ!」ではないですが、この気持ちを抱えているのは自分だけじゃないんだなと。
世の中のインターネット、どこを見ても「手をあげていです」なんて書かれていません。
基本的には「手をあげちゃいけない」しかありません。
「じゃあ手をあげてしまったこの罪悪感は誰に相談すればいいのか?」
「手をあげてはいけないを前提とした世の中で、SNSで「手をあげてしまった」なんて発信できない」
僕もこのように、何度も何度も悩みました。
育児相談に電話しようかと考えたこともあります。
ただ、やはり育児を行う上で、同じような人はいるものです。
悩みの解決になるかはわかりませんが、手をあげてしまったなら、まずパートナーに相談しましょう。
事前に相談しておけば「やりすぎだったらさすがに止める」と言ってくれます。
一番ダメなのは、自分で罪悪感を抱え込んでしまうこと。
抱え込んでしまえば、負のサイクルになって、育児の自信がなくなり、何もできなくなってしまいます。
筆者の個人的な見解では、手をあげるのは、良い悪いとは一概に言えません。
手をあげる行動に関しては、家族それぞれの価値観があります。
ただし、手をあげるのが当たり前になるのはいけません。
手をあげて、罪悪感があるのであれば、まだ虐待するようなパパにはなっていないはずです。
感覚が麻痺してしまわないうちに、家族に相談してください。
【今月のパパ紹介】某ロックバンドギタリスト
本日紹介するパパは、某ロックバンドのギタリストです。
バンドでは子どもがいることを伏せているため、今回は実名表記なしで掲載します。
【パパプロフィール】
・名前:某ロックバンドギタリストT(以下Tさん)
・家族構成:長女・妻
Tさんは筆者と関係の長いロックバンドのギタリスト。
今回は、ロックバンドという観点や、バンド活動をしながらの子育てについて伺わせて頂きました。
「子どもができてから音楽を諦めた」という人に、ぜひ読んで頂きたい内容です。
--まず、どんなバンドをやっているんですか?影響を受けているバンドなどあれば教えてください。
ハードロックをメインでやっています。大体10年近く活動してますね。影響を受けているのは、個人的なのかバンド全体でなのかにもよって違うんですけど、メンバー全員共通しているのは、B’zさんです。
--バンドは、お子さんが産まれる前からやられてたんですか?
子どもが産まれる前からやってましたね。ただやっぱり、奥さんが妊娠したときには、バンドをやめなきゃなっていう考えはありました。いわゆる、音楽やめて子どものためにちゃんとした仕事に就いて……みたいな。
ただ、それでも音楽を続けたい気持ちはあって、子どもができたからやめるっていうのは、子どものせいにして夢を諦めるみたいで嫌だったんです。反対に、子どもに背中で語るじゃないですけど、大人でも夢に向かって一生懸命になれるって言う姿を、子どもに見せられたら良いなって考えました。
子どもがいるから諦めるんじゃなく、子どもがいるからこそ本気で大人がやろうっていうのも、僕がバンドを続ける上での、一つのテーマになってますね。
--ちなみに、今はバンドと別にお仕事もされているんですよね。仕事にバンドに子育てって、大変ですよね
よく「大変だね」って言われるんですが、実際僕自身は大変と思っていないというか、大変なのも含めて楽しめてます。仕事は大変ですけど、そのなかで好きなことをやれてる時間があるから嬉しい。さらに、バンド活動も、父親としての背中を見せられていると思っているので、結局、バンド活動も含めて子育てになってるので、結果全部楽しく思えてます
--バンド活動をしながら子育てをする上で、困った経験とかはありませんか?
たとえば、曲を作っている最中とか、どうしてもママが嫌でパパに来る時期ってあるじゃないですか。そういうときは、やっぱり作業が進まないですよね。
後は、今、活動の中では子どものことは隠してるんですよね。子どもがいるとバレるとファンが離れていくとかの不安ではないんですが、過去に住所がバレそうになったことがあって……。そういったときに、やっぱり子どもがいるって知られるのは怖いなっていうのがありますね。
--お子さんはバンド活動についてどう思っていますか?
今子どもは10歳で、やっぱりジャニーズだったり、最近だったらストプリだったりが好きなんですけど、その反面、僕の影響でB’zが好きな部分もあって「ライブに行きたい」とも言ってます。自分のバンドは、いわゆるハードロックで、世間から見たら「うるさい系」なんですが、子どもからは「うるさい」っていう表現はされたことがないですね。むしろ、聴いてて寝れちゃう位に育ってます(笑)。
--これは個人的な興味もあるんですが、10歳の子供からして、ハードロックってどういうイメージなんでしょう?
ハードロックって、30代位の人からすると、ちょっと古いイメージかもしれないんですが、今の10歳の子ってそもそもハードロックを知らないんですよね。なので、子どもは友達から「そのジャンル知らない、どういう音楽?」って聞かれるらしいです。だから、逆に今の子達にとっては斬新な音楽になってるのかなって思います。
--ちなみに、やっぱり親としては、ロック好きになってほしいとか、バンドやってほしいとかってありますか?
本音を言えば、やっぱりロック好きになってほしいですね(笑)。今はアイドル系が好きですけど、早くロックに目覚めないかなって思ってます(笑)。バンドに関しては、絶対的にバンドという形ではなくて良いので、例えピアノでもなんでも、音楽に携わる何かはしてほしいなと思います。
--僕も長く音楽活動続けた上で気になる部分ではあるんですけど「いつまでバンドやってるの?」って言われたり、言われるかもしれないだったりという不安はありましたか?
あまり考えたことはないですね。もしかしたら、もう少し子どもが大きくなったら「お父さん恥ずかしい」って言われるかもしれないですけど、それでもやり続けることに価値があるのかなと思います。
「お父さんいつまでも夢を追ってて恥ずかしい」ではなく「大人でも好きなことをやり続けててかっこいい」って思われるように動けていければいいなと思ってます。
--奥さんのバンドへの理解はありました?
奥さんは、サッパリした性格なので「自分が中途半場にやめていいんだったらやめちゃえば?」みたいな人なんですよね。だから、やるならやるでサポートするし、やめるならやめるでバッサリやめなさいっていう考えです。子どもに夢を追う姿を見せるっていうところでは、共感してくれてますね。
--パパとしての部分についてお伺いしたいのですが、子育てのなかで大事にしていることってありますか?
子どもとの時間を大事にしています。基本的なことですけど、遊ぶ時間や宿題を見る時間、話す時間をちゃんと作ることですね。仕事をしながらバンドもやるけど、子どもと関わる時間もちゃんと作る。子どもとの時間をちゃんと作れる、だから、好きなこともやらせてほしいっていう感覚です。
--パパとして、どんな子供に育ってほしいっていうのはありますか?
何事にもトライできるような子に育ってほしいですね。何事も前向きに、初心を忘れずに。誰に対しても謙虚で美しく、丁寧に生きてほしいですね。
「実るほど頭の下がる稲穂かな」って言葉があって、稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がって、育つほど他人に対して謙虚になるっていう意味なんですけど、そんな子になってほしいですね。
--最後に、世のイクメンに対してズバっと!
イクメンって、僕からすると「普通じゃない?」ってことが多いと思ってます(笑)。「送り迎えしました~!」とか「奥さんが仕事で僕休みなので洗濯しました!」とかって「いや普通だよね、だったら(普段からやってる)俺どうなるの?」って(笑)。
ただ、”イクメン”って言葉が広がるってことは、それだけ世の中の旦那さんが家事育児をやってないってことでもあると思うんです。
僕としては、子どものためを考えれば、育児は当たり前に参加できるものなので、すべてではないにしろ、もっと積極的に家事育児に参加してほしいですね。
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今回は、元バンドマンのパパには、突き刺さる内容になったのではないでしょうか。
「子どもができたからバンドをやめる」ではなく「子どもがいるからこそ続ける」といった考えは、筆者自身にもありませんでした。
また、"ただ好きな音楽を続ける"のではなく、続けることが子どもにどのような影響を与えるかまで考えているのは、Tさんのパパやアーティストとしての考え方がわかる部分ですね。
現在音楽をやっている男性は、いざ子どもができたときにどうしようかと悩んでいるかもしれません。
「こんな風にバンドを続けているパパもいる」といった、参考にしてください。
【特集】家のお金は母親・父親どちらが管理すべき?
今回の特集では「家のお金は母親・父親どちらが管理すべき?」について調査しました。
調査では「結婚後のお金の管理、みんなどうしてる? プロに聞いたやりくり上手になるコツ|マイナビウエディングPRESS」を参考にしています。
結婚5年以内の共働き夫婦に調査を行ったところ、以下のような結果になりました。
・1位 妻が管理、夫は小遣い制……47.4%
・2位 財布は夫婦で別々。支払い項目別に家計を分担……18.9%
・3位 夫が管理、妻は小遣い制……15.3%
・4位 生活費をそれぞれの収入に合わせて一定の割合ずつ負担。残りはそれぞれの小遣いまたは貯金……8.4%
・5位 生活費を半分ずつ分担。残りはそれぞれの小遣いまたは貯金……6.3%
半数以上は旦那さんがお小遣い制ですね。
ちなみに筆者の周りでは、2位の「財布は夫婦で別々。支払い項目別に家計を分担」が多い傾向にあります。
家のお金のやりくりに関しては、夫婦それぞれの収入によって異なるため「これが正しい」といった結論はありません。
しかし、男性からすると「夫は小遣い制」という結果に、不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
ちなみに、筆者の家の例から考えると、どのような分担になるかは、結婚前のお互いのこれまでの生活に起因するのではないかと思います。
筆者の家庭は「生活費をそれぞれの収入に合わせて一定の割合ずつ負担。残りはそれぞれの小遣いまたは貯金」に近いです。
これは、そもそもお互いが一人暮らしをしていた経験が長いことが関係しているように感じます。
一人暮らしを長く経験していると「生活費は自分が払うもの」という考えになってくるので、人に払ってもらうのはなんだか申し訳ない気持ちになってしまいます。
奥さんも同じで、結婚生活6年目でも、家のお金を僕が払っていることにモヤモヤを感じているそうです。
「どちらかに払ってもらう」ではなく「基本的に自分が払う」という意識であれば、後々問題になる可能性は低くなるでしょう。
ただし、上記の調査は「結婚後」であるため、子どもが産まれた後の調査ではありません。
子どもが産まれた場合、子どもにかかる費用も出さなければいけないので、結婚後の管理とは異なる可能性もあります。
筆者の個人的見解としては、やはり収入の多い方が出すべきだと考えています。ランキングで言えば「生活費をそれぞれの収入に合わせて一定の割合ずつ負担。残りはそれぞれの小遣いまたは貯金」ですね。
そう考えると、夫婦それぞれの収入は、ある程度把握しておくべきかもしれません。
後々問題にならないように、夫婦間でお金の話をする場を設けておくのも良いでしょう。
【パパとお金】中古・レンタルすべきベビーグッズ
子どもが産まれた際、揃えておくべきベビーグッズは数多くあります。
しかし、すべてを新品で揃えると、かなりの出費です。
そこで、中古やレンタルすべきベビーグッズを紹介します。
今回は「「中古かレンタルで充分だった育児グッズ」を先輩ママに調査!3位バウンサー、1位は? | kufura(クフラ)小学館公式」を参考にさせて頂きました。
kufuraの調査では、以下のような結果になりました。
・1位 ベビーベッド
・2位 ベビーカー
・3位 バウンサー
・4位 チャイルドシート
・5位 ベビーバス
筆者の経験から考えても、納得のアンケート結果です。
それぞれのグッズはほぼ使う機会がなく、使ったとしても期間はとても短いです。
育児をしているとあっという間に時間が過ぎてしまうので、気づいたときには「全然使わなかったな……」となります。
とくにベビーカーやベビーベッドなどは、使わなくなった際にスペースをとってしまうので、ハッキリ言って邪魔です……。
赤ちゃんの合う合わないもあるので、買ったけれどほぼ使わなかったなんて意見もあります。
筆者の子どもも、ベビーベッドが合わなかったようなので、一緒のベッドで寝ることがほとんどでした。
筆者の経験から考えても、やはり上記のグッズは中古かレンタルで揃えることをおすすめします。
できるだけ出費を抑えたいのであれば、節約できる部分は節約しましょう。
ただ、人によっては「中古はちょっと嫌……」と考えるかもしれません。
筆者の奥さんは若干潔癖なところがあるので、中古は絶対に嫌だと言います。
潔癖な人にとっては、中古もレンタルも、どちらも嫌かもしれませんね。
月刊「パパが知りたい子育て」について
月刊「パパが知りたい子育て」は、毎月15日に更新します。
現在2児のパパの筆者が自身の経験も合わせて発信しています。
現在このnoteは有料化にする予定はありませんが、応援頂けるとありがたいです(サポート・RTなどなんでも良いです!)。
またパパに関する育児のなかで「こんな情報が知りたい」「こんな悩みがある」という方は、ぜひご連絡ください。
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