データベースノアから引き出せる情報(現代風味のクロトリガー)
作中、クロノ達はセキュリティの低い情報にしかアクセスしていない。最高レベルでは1999年以前からラヴォスの存在についての情報が纏められていた。
1800年代の発掘調査
でラヴォスの遺体Aが偶然発見され、その研究が進んでいた。
1999年に噴出することになるラヴォスについてはマントル地殻層に存在している事は推定されていた。
ラヴォス研究で判ったのは魔族の体質についてだった。人間よりも特異に身体能力が優れていた魔族は、その原因がラヴォス本体にあり、強い魔族はラヴォスから多くのエネルギーが供給されていて、それが身体強化に繋がってるという事だった。ラヴォスの意思とは関係なく、魔族が無自覚にラヴォスエネルギーを利用しているという説だった。1999年のラヴォス噴出以降は、魔族人口が増え過ぎた事によるラヴォスエネルギーの需要増に相まって、それに怒ったラヴォスによる魔族への報復攻撃だったという説もあったが結論には至らなかった。
類似の研究として
伝承としての聖剣グランドリオンはラヴォスの遺骸と性質が一部同じであった事も判明した。グランドリオンが魔族に対する弱点となるのは魔族がラヴォスと繋がるエネルギーの流れを同性質のエネルギーの剣にて断ち切れる作用だと推論された。
ラヴォスからエネルギーを集められる魔法陣伝承に関してはガルディア南部の一部の魔族間で語り継がれていたが、有効な魔法陣の実在は確認されなかった。
噂の出処である南部の魔族については
、ラヴォスの召喚の儀式をしていたという話もあったが、詳しい記録は残っていなかった。
ルッカが開発したテレポート技術について
王国歴1000年、西暦2020年に開発されたルッカのテレポート技術は実用性はあったが、論文データは改ざんされ、一般には普及しない様に圧力がかけられた。タイムトラベルのキッカケになりうる技術としてルッカ自身が隠したかった事もあり、国連の決議もあいまって情報統制が行われた。
データベースノアに記載されていないこと
6500万年前の地層の発掘からは恐竜人と人間の化石は発見されなかった。
作中クロノらが出会った恐竜人及び人間は、無骨生物であり、化石となる要素を持っていなかった。数千万年の時をかけて骨が生まれる様に進化した為、ルッカは原始時代の時代設定が6500万年前の生物絶滅期とは気付けず、隕石(ラヴォス)飛来に対しての対応できなかった。
滅亡した古代ジール王国の残骸は現代においては博物館に資料展示されていた。
バリアの張られた三角ピラミッドのある場所は謎の文明地帯として、観光地域になり人々に親しまれていた。
海底神殿は深海深層部からラヴォスのいたマントル地層32000kmまであった事と、ラヴォスの噴火でバラバラになり、発掘が困難だった。一部の残骸は博物館に展示されて、バリアのピラミッドの古代文字と合わせて何らかの因果関係はあるものとされ、まだ見ぬ超古代文明として人々の話題になっていた。