コロナウイルス、ラヴォス陰謀論(反転仮説)

ラヴォスはウイルスすらも生物として認識し、その遺伝子を取り込み、武器として使えるか研究していた。

世界を滅亡させる攻撃は大きなエネルギーが必要になるが、ウイルスを拡散させるだけなら小さなエネルギー済む。効率性を重視したラヴォスは世界中のウイルス遺伝子を集めはじめた。

ラヴォスの計画は黒死病(ペスト)を取り込んだところから始まった。地上のあらゆる遺伝子(人間も)を取り込んでいた為、ラヴォス自身が黒死病のダメージを受けてしまった。ラヴォスはその仕組みを利用できると思い、ありとあらゆるウイルスを取り込み、遺伝子を研究していった。

エイズウイルス、インフルエンザ、SARS、MARS。それらの遺伝子素因を合わせて作ったラヴォスウイルスは、多様な生物の中で変異を繰り返した後、新型コロナウイルスへと変異した。

そのウイルスは変異しやすい様にプログラムされていてワクチンへの対抗性がある。

ワクチンにて抗体を持った人間が感染すると弱毒化して宿主に害を与えないものの、抗体があるにも関わらず感染する様なウイルスは、強毒性の種に変異している。その様なワクチン摂取者から非ワクチン摂取者に感染したとき、強毒性が維持された状態で伝染する仕組みになっている。

毒性が弱いものの感染性が強い種、毒性が高いものの感染性が弱い種、人はそれらを変異株と呼び、デルタやオミクロンと名付けるが、新型コロナウイルスそものものがラヴォスウイルスの変異株である。

無数に生まれるコロナ変異株は一年で3種類発見されたが、弱毒性にて検査をスルーされて認知されなかった変異株を含めると50種類ある。それらは弱すぎる毒性にて体内では抗体すら反応しないし抗体も作られない。だが、それらは人々の中を伝染し変異を繰り返していて、いずれワクチンすら効かない強毒性を発現させる。

ラヴォスは気が長い。寿命が長く100年先に生物が絶滅してくれれば十分だと思っている。人間が地上の覇者になってしまってから、人間を越える遺伝子が現れなくなってしまった。ラヴォスは人類を絶滅させ、新たな種の誕生を期待していた。