自動化ゲートの恩恵にあずかれなかった話
自動化ゲートで名を馳せていたチャンギ空港。
去年、「パスポートフリー」宣言を出したと思ったら、
今年は全ての外国人渡航者を自動化ゲートの対象に。
※元々、日本を含む60カ国・地域からの渡航者について自動レーンでの入国を認めていたが、全ての国・地域からの渡航者へと対象を拡大した形。
しかし、2024年6月、7月とチャンギ空港を利用した際、自動化ゲートの恩恵にあずかることができなかった。
日本 → シンガポール入国時
シンガポール出国時(クアラルンプール、マラッカへ旅行)
に、ゲートで機械に止められ、有人カウンターで審査を受けることになった。しかも理由は不明。
審査官から受けた質問は、
「シンガポールに住んでいますか?」
「シンガポールで仕事をしていますか?」
「他にパスポートを持っていますか?」
等々。私は、「2022年〜2023年にかけて、シンガポールで仕事をしていたが、退職したのでその就労ビザは取り消されており、現在は日本に住んでいる。今回はパスポートで滞在している」と説明。正確にはShort Term Visit Pass(短期滞在ビザ)か。
また、自分のS Passに記載されていた懐かしのFINナンバー(日本でいうマイナンバー)も審査官に伝えた。
2人がかりでPCを見ながら何やら話し込んでおられた(「何で仕事を辞めて日本に戻ったのに、またシンガポールに入国してるんや?」とも言いたげな表情だった)が、結果的に入国/出国許可が得られた。当時の就労ビザに何か問題があるのか聞いたが、問題なく取り消されているとの回答だった。
不法就労を疑われたかなぁとモヤモヤしつつも、個室での取り調べに進まなかったことに一安心。
ちなみに、マラッカ → シンガポール入国時は自動化ゲートですいすいと通ることができたので、再度モヤモヤを感じることになった。
今後、更にもう一度シンガポールを出国する予定があるため、今度は出国・入国共に自動化ゲートの恩恵にあずかれることを願うばかり。
積極的に自動化、効率化が図られているシンガポールだが、今ひとつ詰めが甘いところがあったり、上手くいかない時は徹底的に非効率なことが起こったりする。それも「味」として楽しめると良い。