無料でできる超簡単な成長株スクリーニング方法
一口に株式投資といっても様々な手法がありますが、インデックス投資に次いで難易度が低いのが成長株投資だと思います。
成長株をどうやって見つけるのかが最初の壁となりますが、インフルエンサーのツィートに頼らずとも簡単にスクリーニングできる方法をご紹介します。
こんな人に読んで欲しい
- 自分でも成長株を発掘できるようになりたい人
- 有料ツールは使用したくない人
- 銘柄発掘にかける時間を確保できない人(もしくはズボラさん)
なぜ成長株投資なのか
人間の心理的に含み損を抱えている人は買値まで戻った時点で「やれやれ売り」をしがちです。これは有名なプロスペクト理論の一例として説明される現象で、多くの人が含み損を抱えている状況では売り圧力により上値が重い展開となります。つまり、誰も含み損を抱えていない状態(=高値を更新している状態)では売り圧力がなく、値動きが非常に軽くなります。
とまぁ、長々と説明するより、下記が最もわかりやすいですね。
上がり続ける株は上がり、下がり続ける株は下がる。 cis
これからどの株が上がるか誰にもわかりませんので、上がり続けている株に乗っかれば良いのです。
「上がり続ける株」を数式化する
スクリーニングを行ううえでは「上がり続ける」状態を定義する必要があります。ずっと前よりも、少し前よりも、最近よりも現在の株価が常に高い状態と言い換えることができます。
現在値 > 20日移動平均 > 50日移動平均 > 200日移動平均
もっと単純に「新高値銘柄」と定義すると、「上がり続ける」には当てはまらないケースもあるので上記がベターかと考えます。
期間は20日、50日、200日としましたが、これは好みで変更してもよいです。
成長力とモメンタムが強い銘柄
株価上昇の原動力である成長力もスクリーニング条件に必要です。成長力の指標としては売上高をチェックします。特に若い成長企業では赤字企業も多く、EPSより売上高の成長が重視されます。
また、モメンタム(株価上昇の勢い)を図る指標としてRSIもチェックします。株価上昇の勢いに飛び乗るのは成長株投資の定石です。
あとは1クリックするだけ
スクリーニングには、ありきたりですがfinvizを使用します。S&P500のヒートマップで有名なサイトですがスクリーニング機能も非常に優秀です。
スクリーニング条件を設定した上でbookmarkしておけば1クリックでスクリーニング完了です。
スクリーニング条件を設定したリンク先は下記になります。
上記に飛ぶとスクリーニング条件が設定された状態で表示されます。
初期状態でチャートが表示されるように設定していますのでお好みのチャートから投資候補を選べば良いと思います。
今回は時価総額も条件設定していますが、各自でカスタマイズしていただければよいと思います。
1クリックでできるのは1次スクリーニングまでですが、絞り込めたことで随分と分析作業は楽になるのではないでしょうか?
それでは良い投資を!
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