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夫が育休をとってみて思うこと。

登録してから1年間ほったらかしてました!note。

ここ1年間のビッグイベントはなんといっても娘が生まれたことです。
5月に生まれて現在2ヶ月に入ろうとしている今、家の中に人間が1人増えただけなのに、世界が変わったような気持ちです。
娘にまつわるアレコレを書きとどめたいと思い、これを機に改めてnoteをはじめてみることにしました。

第1回目(2回目はあるのか!?)はタイトルの通り、夫の育休について書こうと思います。

というのも、2019年度の男性育休取得率は7.48% だそうで。
まだまだ我が家は珍しいケースかなと思い、あくまで個人的な所感の記録ですが、シェアしてみたいと思います。

育休に至った経緯

「産後1ヶ月は記憶ない」「出産よりむしろ産んだ後がしんどかった・・」などなど、友人知人から産後の大変さについて聞くことが多く

そんな大変な時期になんで旦那だけラクしとんねん!!!
(いえ、その間私の分まで働いてくださっているのですが。)
というつよーーい私の思いがあり笑、育休取得をアピール。

さらにいうと、大阪の実家に里帰りするという選択肢ももちろんありました。
3人育てた母に頼る方が何倍も楽だっただろうし、何なら初孫なので、里帰りした方が親孝行だったかもしれません。
それでもやっぱり、里帰りから戻ってきてずっと育てていくのは夫と私。
同じ速度、同じ温度感で、2人で親になりたかった。

幸い、休みを取りやすい風土の会社と、仕事のキリが良い時期に重なったこともあって快諾いただき、育休取得に至りました。

期間については、
なるべく必要最低限でとりたい夫 vs 長ければ長いほどよい私
の攻防戦の結果、産褥期(体が復活するまでの期間)と言われる6〜8週間程度 を考慮した、約2ヶ月間に落ち着きました。

結果としては、私の体も退院後2〜3週間ほどで回復、2人でガッツリと育児に取り組むには十分な時間があり、かつ長すぎて惰性になることもなく、「私たちにとっては過不足なく、ちょうどいい期間だったね」と話しています。
(出産によるダメージによる回復具合や、ホルモンバランスの崩れによる気持ちの不安定さなどにより、ベストな期間は個人差が大きいと思います)

そして生活が始まる

出産前は22:00就寝→6:30起床の生活をしておりました。寝るの大好き。
せっかく夫が休みなので、「夜はミルクにして時々夜勤は代わってもらうぞ〜」と企んでいたのですが、

・ミルクを作っている間にギャン泣きしてギンギンに目が覚めてしまうより、【母乳をサクッとあげて、そのまま再びスヤーzz】の方が楽ちん
・夫も睡眠が必要なタイプなので体力を温存していただいた方が良い


ということで、
主に夜は私が担当・朝方に夫へ交代→次にミルクを欲しがるまで1〜2時間ほど仮眠させてもらう
というスタイルに、最終的には落ち着きました。

家事については、最初の2〜3週はほぼ100%夫が家事、私が回復してきたらできる方がやる、という感じ。
やってみて思ったのが、育児に比べると家事ってめっちゃ楽!!ということ。とにかく「やればどんどん片付いていく」という作業がリフレッシュになるのですよね。

あとは買い物は全て宅配(野菜のみ坂ノ途中の宅配、そのほかもろもろは楽天ネットスーパー)、UBER EATSにもかな〜りお世話になりました。

生まれるまでわからないことばかり

どんな人が生まれてくるか、当たり前ですが生まれてくるまでわかりません。

親が寝るのが大好きなので、たくさん寝る子が生まれてくるだろう!と何の根拠もなく思っていたのですが、まぁ〜ベッドに置いても寝ない。
加えて「とにかく抱っこをしないと泣く」という子だったので、ひたすら交代で無限抱っこでした。
よく「お昼でも子どもが寝ている時間に合わせてお母さんも眠りましょう」というアドバイスを目にしますが、子どもが寝ないんで眠れませんw

他にも、本やネットで目にしていた情報には当てはまらないことばかり。

例えば
「羊水の中にいたことを思い出すためお風呂が好き」
→ギャン泣き

「おくるみでぎゅっとくるめば子宮の環境と似ているため落ち着く」
→くるまれた瞬間足で蹴散らす

「換気扇の音、水の音、POISON(反町隆史さんの)などなど お母さんの心臓や血流の音と似ていて泣き止む」
→ガン無視

などなど。娘の胎内の記憶はどこかへいってしまったようです。笑

ほっといてもよく寝てくれる子なら、ある程度ワンオペでも何とかなったのかなと思いますが、こればっかりは生まれるまでわからないので、育休を取ってもらってほんとうに良かったと思いました。

寝ないねーと言い合うだけで救われる気持ちがある

同じ温度で体感していないとわからないことがあります。

かわりばんこで抱っこしても抱っこしても寝ない時、「寝ないねー」と言い合うだけで救われる気持ちが、たしかにありました。
同じように悩んで、同じように疲れて、なんの解決にもならないんだけど、とにかく寄り添いあうということ。

お互い体のあちこちが筋肉痛でへろへろだったので、些細なことでイライラぷりぷりしたりもしましたが(ミルクの温度設定についてとか。今思えばかなりどうでもいい笑)、

声をひそめてノンアルビールで乾杯する夜
一緒に最後まで晩ご飯を食べられたことに感動する日
くたくたに疲れた体に染み入った音楽
2人で暮らしていた時はなんでもなかったことが、突然すごくかがやく瞬間が、何度もありました。

・・・とまぁ つらい修行の日々のように書きましたが。
日を追うごとに、体の大きさも表情も出来ることも癖もどんどん変わっていく娘と、3人でべたべたにくっついて過ごせた日々は、かけがえのないものでした。

それぞれの家族の価値観やライフスタイルにもよって、育休は取れなかったり必要がなかったりすると思いますが、私たち家族にとっては間違いなくプラスになったと思います。
さほど大きなインパクトはない気がしているものの、2022年から男性育休もより推進されるようだし、取りづらいなぁと思っている方は勇気を出して取ってほしいなぁ。

まだまだ子育ての旅は始まったばかりだけど、これからも3人で、楽しく仲良く頑張っていこうね。



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