F1 バルセロナ・テスト#1 まとめ
2016年2月22日から25日の4日間、スペインのバルセロナサーキットで2016年のプレシーズンテストが行われました。簡単に振り返りましょう。
メルセデスは、4日間で3,000kmを超える距離を1機のパワーユニットで走りきりました。決勝レースは 300km/1レースですので、9レース以上をこなしたことになります。昨年のプレシーズンテストにも増して、信頼性が抜群であることを見せつけました。そして、気になる"速さ"ですが、パフォーマンス・ランを全く行っていないため、一発の速さは3月1日から行われる2回目のテストまでお預けとなりました。ロングランのラップタイムは十分速いので、予選アタックで他チームとの差がどの程度かが気になりますね。
精力的に走り込む中で2つの新しい空力パーツを2日目と4日目に投入、ディフェンディング・チャンピオンは守りでなく攻めの姿勢で新しいシーズンに臨みます。
フェラーリは、4日中3日でトップタイムをマークしました。ふたりのドライバーは、いずれもポジティブなコメントしていますし、クルマは速そうです。テスト後半はトラブルで走れない時間もあったので、過激に絞ったシェイプのマシンで信頼性が確保できるかがキーだと思います。
こちらは、今シーズンから新参戦のハース。非常に手堅いデビューをしそうです。初日こそフロントウィング脱落で半日走れませんでしたが、レースシミュレーションも行うなど、順調な船出といえましょう。次回テストでのパフォーマンス・ランが楽しみです。
さて、気になるマクラーレン・ホンダですが、昨年に比べて走れていますが、パワーユニットも開幕バージョンにはなっていないようで、パフォーマンス・ランは行えなかった模様。そして、最終日はトラブルで走れませんでした。もともと居残りで予定していた金曜日のフィルミングデイでは、ノートラブルで100kmを走れたようです。
ホンダの体制も見直されましたので、シーズンを通して着実に進歩していきたいところですね。
さて、次回テストは3月1日から、同じくバルセロナです!
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