きみの色 感想 後半とまとめ
自分語りも交えながら超ネタバレです。
つづきから
◯水金地火木土天アーメン
曲冒頭のトツコの盛り上げ可愛すぎる 一人だけずっとニコニコしてゆらゆらしてる。ここ見どころです。
観客も盛り上がっていく姿がなんか泣ける。
特にシスターたちが踊ったりしてるところ、、、
ああいう描写があると人間一人一人に自分の好きなもの、できること、昔やってきたことがしっかり存在してるんだと改めて思う。
こういう数秒のシーンがあるだけで先生って認識だったものが一人の人間、その人の人生を垣間見た気分になる。ここのシーンの感動うまく言葉にできないね、、、、、
アニメ作品で中年の女性たちが背景の一部なってないことが嬉しかったんです、、、
例えばあのシーンが全部生徒しか写ってなかったらそこまで印象に残らなかったと思う。でもシスターや校長、おばあちゃんたちが踊っていて言葉にできないけどめっちゃ良いシーンだな、、、と思った、、、。
きみちゃんはずっとここ最近の自分に自己嫌悪した頭を悩ませていたけど音楽を披露しステージの盛り上がりを目の当たりにした時自分のことが好きになれたと思う。
きみちゃんは音楽の道行ってそうだな! ライブハウスとかでバイトしてそう。
きみちゃんのおばあちゃん、ルイくんのお母さんも色々あったけど自分の子供の喜びの時間を一緒に体感できてよかったなぁ、、。 二人とも水金地火木土天アーメンに間に合ってよかったよ、、、
トツコのお父さんとお母さんもしっかりいる。よかった。
◯トツコのバレエ
合宿の時きみちゃんが私も弾くって言ってシーン切り替わった時聴かせてよーーーんと思ったらここで聴かせてくれるのね。
トツコが一人だけで踊ってるのめっちゃ良い トツコは人といるのも好きだけど一人でもめちゃ楽しめる子なんだなって思う。猫と会話してる時とも思った。
一人で踊ってても音楽はきみちゃんとルイくんのジゼルを思い出しながら踊ってたんだろうか。トツコの幼少期の思い出に3人の思い出が重なって厚くなるの良すぎ。自分の色が見えたのもその踊ってる時間だったのも良すぎ。
良いしか言ってないな、、、、
悪口はいくらでも細分化していえるのに褒め言葉や良いと思うことは全然うまく言葉にできない。言葉にしたら陳腐になってしまうのはなんで。私の感動はこんな言葉じゃないんだよお。って思う。だから結局色んな意味を内包できる 良い を使ってしまうのです。
あとバレエシーンの動きめっちゃかわいかったね トツコらしい動きだ、、、、 合宿の時のトツコが踊り終わって二人のところに近づく動きもめっちゃすき!
◯船出航
卒業後の船出るやつってああいうことするんだ。 知らなかった。
きみちゃんとトツコはあの場にいなくて別のところにいる。
見送りしなくてよかったのかな。また会えるよ。みたいな会話してたけどどういう気持ちなんだろう。ここあんまわからん。
でも確かに私も大阪を離れ関東にいく時友達と前日いつものテンションで会った。またね〜。って別れたからホンマにまぁまた会える。って思ったらこんなもんなのかもな。
⚪︎その後きみちゃん走る
綺麗に走る 小島さんの印象私はピングドラムの走りシーンだ。ああいう感情が乗った走りのシーン難しいのにめっちゃ上手いなーー息がしんどいけど想いは止まらないって感じが良い!!!
あんなんみたらもう、涙出るよ泣くよ。ルイくんまじ良い友達と出会えたな。ルイくんもルイくんで色のピラピラで返事するの良いわ〜ーまじここの一連の演出美しすぎるわ あと両手振ってるトツコ可愛すぎるし。最後ピラピラが風にさらわれて空に舞い上がる。
こんな美しいシーンを一から生み出してるのほんと凄すぎる。アニメすげーーー。
⚪︎エンディング後のしろねこ堂
あれどういう意味や。
人生はまじで続くって意味なんか。青春が終わっても人生は続いていく。
大学も行くし社会人にもなるし、、、ってことなんだろうか。ENDではなくSEEYOUだったし、、、。
私はとにかくまた会いたいよ。
⚪︎まとめ
前から情報は知っていたがここまでハマると思わなかった。
トツコ子がツボすぎた。
というかポスターしか見てない時は
きみちゃんが主人公だと思っていた。
夏アニメといえば黒髪セミロングの美少女のイメージだからだ。
だからトツ子のような子が主人公になる日があってとても嬉しい。三つ編みで、オン眉で少し丸くて。こんな主人公アニメではあまり見かけなかった気がする。山田尚子作品は平家物語とこの作品しか見たことないが色んな部分がツボにささる。けいおん、見ます!
この作品は見ててストレスが本当に少なかった。劇的な事件が起きなくても何かに誠実に取り組み、自分の心の揺らぎな耳を傾ける。それだけでこんなにも面白いじゃないか。みたいなものを感じた。(私の意見)
そして私はこの映画を見ながらめちゃくちゃ自分の学生時代を思い出した。半分は黒歴史みたいな思い出で何回も叫びたくなったがそれと同時に多分、私の学生時代もこのくらい美しかったんだな。と思った。映画を見て自分の人生を少し肯定できるようになるのめっちゃ良くないですか。
キャラクターの関係もすごく良かった。まじ恋愛中心に一度でもならなくて本当に良かった。ここも信じれるのアニメだからええなって思う。実写だったらこんなもんさぁ、、、。って思ってしまう。
3人は出会うまで各々別の種類の孤独を感じていたけど出会い、影響し合って調和して一つの新しい色になってたのが良かった。
これにておわり。
あとがき
好きな部分、ここのシーン好きー。
みたいなのはスラスラかけるのに自分が思った解釈や意見は全然うまく言葉にできなかった。特に映画のまとめ。シスターもすごく良かったのでかきたかったけど全然言葉が出なかったのでやめた。
しかし一旦書き終えたのでこれでインタビューや設定資料集が読める。嬉しいな。