言葉のちから 【百万円と苦虫女】
結構シリアスな設定なのにゆったりとした雰囲気が
クセになる映画。
いじめにあう拓也と
充実した風に思える姉の鈴子の生活、
その裏に、自分の意志を伝えようとする拓也と
何も伝えようとせず流されるように生活をおくる
鈴子が対比されて描かれている。
ホームセンターで出会った2人の
純粋無垢で不器用な恋の描き方も良かった。
ラストシーンにて、
もし 2人が再会していたら
もし2人の誤解が解けたら
この先変わったのだろうか。
そんなことを考えるけれど
それから思考が進まない。
爽快感もあるけれど
悲しくてやりきれない
心に穴が空いたようなラストシーンに
涙が出てくる。再会してくれ、と どれだけ願ったか。
「言葉の力と伝える力」の大切さ。
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