Discordをもっと楽しもう!サーバー初参加者をチャットやVCに誘う3つのアプローチ(その2)
お読みいただきありがとうございます。前回記事からの続きです。
よろしければ前回記事からどうぞ。
■ 3つのアプローチ
1.広告からサーバー入室までの流れを点検する
2.サーバー入室からの動線と初活動まで連続性を確認する (今回はココ)
3.定住してもらう仕組みを用意する
今回はテーマの2番目
2.サーバー入室からの動線と初活動まで連続性を確認する
をお送りします。
■最初のチャンネルには何を書くべきか
サーバー入室してから、最初のチャンネルにはどのようなことが書いてあるでしょうか?サーバーの顔となる部屋に、必要な要素を考えてみましょう。
広告を見て、サーバーに参加した直後の人は「達成したいなにか」があったはずです。
最初のチャンネルに「達成したいなにか」に類する情報がなければ、サーバーに参加する意欲は低下するでしょう。
レストランに例えれば、入店から着席、メニュー表を渡す部分までの役割を最初のチャンネルが担わなければなりません。おなかが減っているお客様に対して、いくら待ってもメニュー(サーバーのコンテンツ)が出てこないレストランは退店されてしまうでしょう。
また、入室後は新鯖に対しての関心が最も高い状態ですので、サーバールール把握やロール付与、自己紹介記入など「作業工数を強いる」アクションを要求したいタイミングでもあります。
上記を踏まえて私が考える最初のページに置くべきコンテンツとはページ最上部から順に
① サーバーのコンテンツ説明
② サーバーのコンテンツ楽しむために必要なロール付与スペース
③ サーバールール説明
です。サーバーのコンテンツ説明はもちろん、入室者の最も知りたい情報を集積した部分である必要があります。広告を見たイメージと最初のページに書いてあるコンテンツの内容をいかに近づけるかが重要です。(この辺りはその1に詳しく記載しています。)
何よりも早く入室者が欲しがっている情報を届けることが最重要です。
それができれば入室者も鯖に対する安心が生まれますし、活動意欲も出てきます。コンテンツの説明をした後にそのコンテンツを楽しむためのロール付与へと進みます。この時にはサーバーコンテンツを楽しみたい気持ちになっていますので、ロール付与は苦にならないはずです。ロール付与にはリアクションロールを使うのがおすすめです。リアクションロールの詳しい記事を合わせてご紹介いたします。
ちなみに私が運営している鯖では遊び心で「名前の色を自分で決められるロール」を作成しています。(そこそこいろんな鯖で見ますね。)好みの色って個性が出る部分だと思ってまして、案外楽しいですよ。
かなり均等になっていて驚いています。笑
サーバーコンテンツの伝達と、コンテンツを楽しむための準備を提供したら
サーバーに対する安心感をある程度与えられているはずなので、サーバールールも読んでくれる可能性が高まります。真っ先にサーバールールを読んでほしくて、その後に同意したリアクション等をしていただきたい気持ちは重々わかりますが、何よりもまずコンテンツ提供をしましょう。まとめます。
広告から想定される入室者の需要を読み取り最初のチャンネルにコンテンツを用意しましょう。
その視点に立った時に必ず必要になってくるのが「ページ上部までの動線」です。サーバーリンクを踏んで、入室した場合画面はチャンネルの最下部に固定されてしまいますので、上部への視線誘導は必須です。
私の鯖ではMSSで配布しているものを使用しています。(MSS鯖内素材)BOTで上部のリンクを吐き出してくれるものでもいいでしょう。書き込み頻度との相談ですね。
■サーバー入室から活動までにタイムラグが発生しないか?
例えば自己紹介の工数が重くて、後日に回されたら再びあらゆる娯楽(スマホゲームとかほかのSNSとか)に打ち勝ってサーバをタップしてもらう必要性が出てくるので、何があってもその日のうちに初活動まで終わる軽さを意識しましょう。
ここにおける初活動とは、テキストチャンネルもしくはVCでの活動を指します。
ポピュラーな方法としては最初のお部屋からスムーズに自己紹介やつぶやきなどのテキストページへの動線があり、何か書いてもらえることです。
可能であれば最初のテキストページの末尾に、自己紹介チャンネルやつぶやきチャンネルへの動線を引きましょう。
なにかしら能動的な活動を引き出すことができれば「リアクションが気になって」再訪してくれる可能性が高まります。
逆に入ったっきりの鯖になってしまっては、二度とアクセスされない可能性があります。
そういった観点で見るとロールゲート式と呼ばれる、所定のロールが付かないと鯖のコンテンツまで行き着か居ない作りを用いるときは注意が必要です。
無論、最初からすべてのコンテンツが見えていて任意にアクセスできる状態が活動へのラグがないという部分では最良といえますが、治安維持の観点及び鯖のコンテンツ次第ではロールゲート式を用いざるを得ない場合もあるでしょう。
ロールゲート式を用いるのであれば極力自身付与にし、タイムラグをなくしましょう。管理者が何かしらの項目を確認し、付与するという形式をとる場合は付与したタイミングで個人メンションを飛ばし、もう一度鯖画面を開いてもらえるように誘導するといいでしょう。
いずれの場合でも鯖内にアクセスできる環境になったときに最初に書き込むチャンネルへの誘導が必須です。
初活動までの作業量、タイムラグを見直し動線を引くことで入室から活動までの連続性を確保しましょう。
■既存のメンバーからのリアクションを起こせる仕組みがあるか
さて、ここまで初参加者をどうやって初活動まで誘うかという話を鯖の仕組みの観点から行ってまいりました。ここからはすでにいる鯖住民、およびサーバー管理者にも視点を広げていきます。
無事初活動が行われたら、テキスト、スタンプでのリアクション問わず迅速にリアクションが行われる仕組みがあるといいでしょう。これは単純な話で誰かから反応があれば嬉しく、また書こうというモチベーションになりますし、また書くためにはサーバーを開く必要があるわけです。何度もサーバーを見ていただけるようになればどこかのタイミングでVCに上がってこられるかもしれません。
VCに上がっていただき、既存住民と縁ができればそこはコミュニティになり、その人の居場所になります。我々がディスコードを開く最も大きな動機は他者とのかかわりの希求ですので、どういった形であれ、既存住民と初参加者のかかわりの橋渡しをすることが双方にとってのメリットといえるでしょう。
より欲を言えば、何度も書き込みができるチャンネルがあるとかかわりが発生しやすくなります。最近のポピュラーなところでいくとつぶやきチャンネルでしょう。以下に詳しい記事記載します。
上記の記事にある、リスターターというBOTはこのリアクションの迅速化に効果てきめんなBOTです。指定したスタンプリアクションを書き込みごとに付随してつけてくれるのでクリックだけでリアクションが出来てしまいます。最初の絵文字を選ぶ工程がなくなるだけだと思われるかもしれませんが、この効果は絶大です。
スタンプリアクションを付ける工程を書き出すと
①書き込みを読んで感情が想起される
②所定のリアクションを選ぶ
③クリック
という3工程ですが、この②がかなり重くなかなか行動にうつせる方は稀です。リスターターを入れると①と②を自動化してくれますので、ユーザーの動作はクリックのみになります。リアクションの種類は指定したものになってしまいますが、既読感覚でさくさく付けられるので一気にスタンプリアクションの総数が増えます。
サーバー初参加者にとってこの「既存の方から反応があった」というのが重要で、サーバーに受け入れられている安心感へと繋がります。
書き込んで、なにも反応のない鯖よりリアクションの多い鯖で活動したくなるのは当然の心理です。
リスターター以外にも、鯖主や管理に類する方またはメンバーから直接リアクションがあるのもいいですね。これはリスターターよりも人が書いている分インパクトがありますが、その分その人の工数を使いますので継続可能な範囲で実施されるといいかと思います。
初活動へのリアクションを徹底し、サーバーへの安心感を作り出しましょう。
■まとめ
サーバー入室から初活動までの動線を見直し、作業量やタイムラグが発生していないか点検しましょう。初参加者の活動が出てきたら既存住民からのリアクションが生まれやすい環境を作り、コミュニティへの定着を促しましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。その他MSSの記事は以下のリンクでお読みいただけます。
次回は「3.定住してもらう仕組みを用意する」をお送りいたします。
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