久しぶりの音楽
ここ数年、いろいろなことがあり、10年ほど前に始めたチェロを少しお休みしていました。
気がつけばチェロを弾くだけでなく、音楽そのものからも遠ざかってしまっていました。
ところがここ1、2週間、心に少し余裕が生まれていろいろなものに目を向けることができるようになってきました。
そうして昨日のお昼にふと手に取った本が、糸川英夫氏の「80歳のアリア」でした。
この本は、糸川ロケットで有名な糸川博士が、終戦後命を経とうと考えていたところにバイオリンに出会い、結果人生をかけてバイオリンの音を追求していったと言う話です。
私がチェロを始めた頃、偶然手に入れた本で、これまで数回読み返してきたのですが、とても一途に取り組む姿勢に感銘を受けて、当時はかなりのレイトスターターでしたが、コツコツとチェロを練習し続ける動機付けになりました。
今、改めて読み返してみて、この本を手にするだけの心のゆとりができたこと、また音楽に触れてみたいという衝動を感じました。
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