2025年 横河武蔵野FC 新加入選手まとめ
15位からの巻き返しを図りたい2025年の横河武蔵野FC、現時点で発表済みの9人の新加入選手をまとめました。今シーズンは大卒選手を多めに獲得したほか、Jリーグからのレンタルに地域リーグからの個人昇格で実力者を確保。全体的に若い選手が増えたチームで一層厳しさを増すJFLに挑みます。加入選手が増えるごとに項目を増やします。
それにしても、見出しにAI生成した画像を使ったらマインスイーパみたいな背番号になっちゃいました。まあいいか。
大卒新人
馬場惇也
ポジション:FW
経歴:ジュビロ磐田U-18→明治大学
生年月日:2002年8月1日
178cm 76kg
リーグ戦を無敗で優勝した王者・明治大学から加入した前線の選手。運動量や裏抜けを持ち味と語るストライカーは1年次から大学リーグに出場する実力者。昨年は途中出場中心ながら総理大臣杯で得点を挙げるなど結果を残した。先輩である石原を含め3選手が引退したFWは本命不在。タイプ的には武蔵野に合いそうなので馬場にかかる期待は大きい。チームに活気をもたらしてほしい。
■ 昨季まで武蔵野を率いた池上さんが監督に就任したように、武蔵野と明治は関係が深い。これで山田、山崎稜に続き3年連続での加入となった。勝手知ったるメンバーの共闘が楽しみだ。
■ プロの夢を追うか就職しサッカーは引退するかで迷っていた時期もあったようだが、武蔵野でサッカーを継続。武蔵野自体はJを目指してはいないが、1年でJへと移籍した森田のように結果を出せば道は拓ける。ルーキーながら1年目から勝負の年だ。
依田籟木
ポジション:MF
経歴:東京武蔵野シティFC U-15→山梨学院高→東京国際大学
生年月日:2002年10月4日
173cm 75kg
武蔵野の下部組織出身の選手がトップチームに帰還。東京国際大学では前田秀樹監督の下で中心選手に成長し、昨年は関東大学リーグ1部で全試合スタメン出場を果たした。中盤の選手としては大きな体格も武器となる。チーム関係者の期待度も大きく、武蔵野の将来を背負ってほしい逸材だ。
■ 武蔵野ジュニア時代にはダノンネーションズカップで世界一、ジュニアユース時代にはメニコンカップの代表選出経験がある選手。当時のチームメイトには磐田でプレーする角昂志郎らがいる。なお、東京国際大学の監督である前田秀樹氏は98、99年に横河電気時代に監督を務めた繋がりがある。
■ 高校時代には選手権で優勝という輝かしい経歴も、決勝戦ではベンチ入りのみで出場は叶わず。自分を使わなかった指導者を見返したいという反骨心で大学での活躍を果たしたハートの強い選手だ。
中田開人
ポジション:MF
経歴:成立学園高→山梨学院大学
生年月日:2002年8月23日
170cm 60kg
山梨学院大学から加入した攻撃的な選手。昨年は関東大学リーグ2部でリーグ4位となる9得点を記録しているが、この得点は主にFWとして起用された開幕から8試合でマークしたもの。3アシストも記録するなどフィニッシャーとしても周りを使うこともできる能力の高そうな選手。昨年得点力に悩まされた武蔵野だけにサイドでも前線でもチャンスは多いはず。大暴れしてほしい。
■中学時代は成立ゼブラでプレー。監督の五十嵐和也氏は97〜00年に横河電機でプレーしており、こちらも横河にゆかりのある指導者だ。
揖斐俊斗
ポジション:MF
経歴:柏レイソルU-18→法政大学
生年月日:2002年12月19日
173cm 66kg
法政大学の主将が武蔵野に加入。昨年の関東大学リーグ2部ではチームの司令塔として2得点6アシストをマーク。フリーキックから得点を決めるなど精度の高い左足は魅力的。後藤、鈴木龍とプレースキックの精度が高い選手がライバルはとなるが、依田と共にハイレベルなポジション争いに挑んでほしい。
■ 柏ユース時代にはトップチームに2種登録。当時の同期には現在岡山に期限付き移籍中の佐々木雅士、湘南に加入する田村蒼生ら。
■ 法大からの加入は22年の陶山以来。21年加入の鳥居とは入れ違いとなる。
菅野雅俊
ポジション:DF
経歴:三浦学苑高→静岡産業大学
生年月日:2003年3月19日
188cm 82kg
188cmの恵まれた体格を持つディフェンダー。昨年は負傷もありリーグ戦の出場はわずかにとどまったが、3年時には総理大臣杯への出場経験も持つ。GK含めたチーム最長身は大きな特長であり武器。調べた限りロングスローも投げられるようだ。昨年はセンターバックの層の薄さに泣き、終盤戦の連敗につながっただけに貴重な戦力になりうる選手。ストロングポイントを活かして1年目から出場機会を窺ってほしい。
■ 静岡産業大学出身の新卒選手は佐野大夢や現在コーチを務める矢部雅明以来10年以上ぶりではないだろうか。新卒以外では長く武蔵野でプレーした小山大樹もOB。JFL最多出場記録を持つ小山のような息の長い選手になってほしい。
戸澤賢浩
ポジション:MF
経歴:三菱養和巣鴨JY→前橋育英高→常葉大学FC
生年月日:2002年9月24日
170cm 70kg
常葉大学から加入したアタッカーの選手。昨年はセカンドチームの主将として10番を背負い東海社会人リーグ2部でプレーし、1ゴール3アシストを記録。正直あまり情報がなく、どういった選手かは調べきれず。逆に言えばセレクションで光るものがあったということだろう。どういったプレーをするかが楽しみな選手である。
■ 前橋育英出身者は小口、山﨑舜に続き3人目。母校の選手権優勝も少なからず刺激になるはずだ。
他チームからの加入選手(地域リーグ)
日野雄介
ポジション:DF
経歴:町田ゼルビアユース→東京経済大学→アルティスタ浅間
生年月日:1999年5月8日
163cm 63kg
大学卒業後一度は就職も、Jリーグへの夢を諦めきれず北信越リーグの浅間に加入し2年間プレー。セレクション経由でJFLに個人昇格を果たした異色の選手。主に右サイドバックが主戦場のようだ。上を目指すギラつきはアマチームの武蔵野には少ないだけに、熱い気持ちでのプレーに期待したい。
■ YouTubeで毎試合Vlogを公開しているYouTuber。武蔵野加入後もすぐに意気込みを公開するなど今までのチームにはいなかったタイプの選手だ。楽しみ。
■ 西見は大学の1年後輩。ディフェンスラインでの共闘は見られるだろうか。
今村直也
ポジション:DF
経歴:市立船橋高→阪南大学→FC神楽しまね→高知ユナイテッド→VONDS市原
生年月日:1999年4月20日
180cm 75kg
退団者が多く手薄になっていたセンターバックに待望の実力者が加入。阪南大からJFLのFC神楽しまねに加入し23試合に出場するも、そのシーズン限りでチームは解散。移籍した高知ではポジションを掴めずに1年で退団し昨年は関東リーグのVONDS市原でプレー。2年ぶりのJFL復帰を果たした。対人能力の高さ、空中戦の強さは失点の多かった武蔵野の守備立て直しにはうってつけ。若手の多いディフェンス陣なので中堅選手の加入もありがたい。
■ しまねの最終年にプレーしていた選手のうち、今シーズンもJFLでプレーするのは沖縄の川中と松下、三重の加倉、浦安の長田ら。
■ 高知時代には田口や伊藤とチームメイト。杉山は高校の同級生で8年ぶりに同じチームでのプレーとなった。
他チームからの加入選手(JFL・Jリーグ)
清水悠斗
ポジション:MF
経歴:横浜FCU-18→横浜FC→ヴァンラーレ八戸(期限付き移籍)
生年月日:2004年9月4日
167cm 63kg
横浜FCから期限付き移籍で加入した20歳の若武者。視野が広く、中盤ならどこでもプレーできる技巧派のアタッカー。攻撃面は選手任せな部分の多いチームだけに、自らのアイディアでチャンスを作り出してほしい。1年目はカップ戦と天皇杯に出場も、2年目はJ3八戸でリーグ戦の出場はおろかカップ戦・天皇杯でも出場機会を得られず。武蔵野で迎える3年目はプロとして正念場のシーズンとなる。まずは出場機会を得てアピールしたい。
■ カテゴリ的には4部相当のJFLとはいっても、高卒2、3年目でまとまった出場機会を得られる選手は意外と少ない。そんな中、昨年は同期の宇田が高知でチームをJに押し上げる大活躍を見せただけに、期するものはあるはず。武蔵野で大暴れしてほしい。
まとめ
ここから退団リリースが出なければ、継続選手24人に9選手を足して現時点で33人体制。ポジション別に見るとFW5人、MF15人、DF10人、GK3人なので、ポジション的にはほぼ揃った感じでしょうか。
キーパーは怪我人が出た時のことを考えると年齢構成的に大卒選手が一人加えて4人体制にしたいところ。あとは強いて言えばセンターバックの選手はもう一人いてもいいかなといった感じでしょうか。元ソニーの長江や奈良を満了になった伊勢なんてどうでしょうか。無理かな。
昨年の順位は15位。本来であれば入れ替え戦に回る順位であり、昨年以上の成績を残さなければ今年も残留争いは免れません。実力のある選手が多数加入しただけに、金守監督の采配でなんとか残留争いに巻き込まれない程度の順位でのフィニッシュを目指したいところ。
とりあえず失点を減らしたい。これは絶対条件。さらに得点も去年よりは増やしたい。欲を言えば今年は天皇杯出場&Jチームとの対戦を目指して頑張りましょう。