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どうにもならない事について

元気ですか。
僕はnoteを書いていて、たまにもらえる反応なんかを、道路脇に生える雑草が花を咲かせているのに気づいた時くらい、何とも言えない暖かい気持ちになって嬉しく思っているんですが、もう随分書きません。これは僕の怠惰故でもありますし、破壊的な現実のおかげでもあるのです。

最近は、どうにもなりはしません。
毎日はただ巡っていて、僕は僕の心に綺麗にしまっておいた絹の生地を、破っては縫い、破ってはまた縫い、浅ましい円環の中にいます。
僕は、弱ると全くダメになってしまいます。それはちょうど、雨の日の洗濯物や、告白前の抱擁に似ていて、寂しくて、苦しくて、懐かしい暖かさを孕みながら、僕の心をガラガラと崩してしまうようです。
僕は日記を書きません。痴態に溢れ、醜悪な魂が、僕の身体にしがみついている。そういう男は、何も書くに値しません。ただ、雨が側溝に身を任せて下水に落ちるように、僕はただ書かれるべきではないし、自然に死ぬべきなのです。
生きておけば良かったと、天国の皆さんは言っておられるかもしれません。早く死ねば良かったと、こちらを見ている方もあるでしょう。そんな視線がただ体を突き刺して、生者に何を問うでしょう。この世界で、羽が生えるわけでもない。僕はただ羽が生えて、貴方達のところへゆけたらと思うのです。空に高く飛んで、愛する貴方を星の見守るところへ連れていって、我儘に愛してみたいのです。

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