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ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」によるWebアプリケーション開発

こんにちは。Webシステム開発部門のオオキです。
今回はローコード開発プラットフォーム「WebPerformer」を使用したWebアプリケーション開発について紹介します。


エム・ソフトはWebPerformerのSIパートナー認定を受けており、これまでフルスクラッチ開発以外にもWebPerformerを使用したWebアプリケーション開発を行ってきました。

『M・SOFT ローコード開発ソリューション』

WebPerformer(WebPerformer Wf(後述))を用いた開発例として以下のような実績があります。
 ・医療関連団体内で使用される会員管理システムの請負開発
 ・水産物流通管理システムの請負開発
 ・一般企業内で使用される社内申請システムの開発/運用/保守
 etc...

通常のフルスクラッチ開発と違う点やメリット等も説明していきますので、
よろしければ最後までご覧ください。

WebPerformerとは

WebPerformerは、キヤノンITソリューションズ株式会社製のWebアプリケーションローコード開発プラットフォームです。通常JavascriptやPHPなどの汎用的なWeb開発言語を使用して開発しているWebアプリケーションを、GUIなどを使った直感的な操作で開発することが可能になります。

ローコード開発 WebPerformer
https://www.canon-its.co.jp/products/web_performer/
統合開発環境Eclipseのプラグインとして提供されており、直感的な開発が可能

最初に発売されたのが2005年ということなので、長期にわたって支持されてきたことが分かります。

ここでWebPerformerで開発を行う上でのメリットをいくつか挙げてみます。

プロトタイプを簡単に作成可能

実際の動作を伴わないプロトタイプであれば容易に作成できるため、場合によっては案件受注前の提案段階から顧客と完成イメージを共有しつつ提案を進めることができます。
事前にイメージを掴みやすくなるため、契約後の認識齟齬によるトラブルも減らすことが期待でき、顧客側、開発側双方にメリットがあると考えられます。

詳細設計書が自動作成可能

WebPerformerには設計書出力機能があり、画面構成や処理内容まで出力されるためそのまま詳細設計書として扱うことができます。その分の開発工数を抑えることが可能です。

学習コストの削減

汎用的な開発言語の場合は、開発者が自立して開発できるようになるまである程度の経験・スキルを必要としますが、WebPerformerの場合は、その学習コストを比較的抑えて開発者を養成することが可能です。より平易な開発が可能になるため、属人化を抑制する効果も期待できます。

コード品質の均一化、開発工数短縮

Eclipse上で設定した定義がそのまま自動コード生成されるため、通常の実装フェーズに起因する不具合を大きく減らすことができます。前の項目にも関連しますが、開発者の力量による影響が少なく、コード品質の均一化と開発工数短縮が期待できます。

ここまでWebPerformerについて解説してきましたが、続いてWebPerfromerのオプションツールについても紹介します。

WebPerformerWf(Workflow)

WebPerformerには承認経路設定や承認状況管理のためのWebPerformerWfというオプションツールがあります。こちらもGUIツールを用い、企業ごとに異なる業務フローに合わせてユーザーが自由に承認フローを設定することが可能で、主に社内申請システムの構築等で使用されます。承認ステップ毎に表示する画面を指定することなども可能です。

WebPerformerWf概要図
https://www.canon-its.co.jp/products/wf/
GUI上で承認経路の設定が可能
https://www.canon-its.co.jp/products/wf/

WebPerformerWfについてもメリットを挙げてみます。

社内申請などの定型業務システムを低コストで構築できる

承認システムをフルスクラッチ開発で構築しようとした場合、大きなコストがかかりますが、WebPerformerWfは、承認システムで必要になる標準的な機能(経路設定、メール通知、合議・並列承認などの承認判定方法、申請の保管検索、委任設定等)を提供しているため、低コストでシステム構築が可能です。

外部システムとの連携

承認システムを導入する場合、パッケージ型サービスも候補に挙がると思いますが、外部システムとの連携に制限がかかる場合があります。
WebPerformerWfでは、既存のデータベースと連携したシステム構築が可能です。

既存のデータベースや外部システムとの連携
https://www.canon-its.co.jp/products/wf/

WebPerformer/WebPerformerWfを使用することで、低コストで自由度の高い申請承認システムを構築することができるということです。

WebPerformer/WebPerformerWfのメリット等について解説してきましたが、いかがでしたか?もちろんフルスクラッチ開発には、より自由度の高い動作を実現できたり、大量データを処理する際のパフォーマンスを追求できるなどのメリットがありますが、ローコード開発にもメリットがあることをご理解いただけたかと思います。

まとめ

エム・ソフトでは、通常のフルスクラッチ開発に加えて、Webperformerのようなローコード開発ツールを使用する選択肢もご用意することで、システム開発のコスト低減・期間短縮を図り、お客様の満足度向上に役立てています。

・開発期間と開発コストを抑えて自社業務にあったWebシステムを導入したい企業様
・ローコード開発による開発効率向上にご関心のあるシステム開発企業様
がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にご相談ください。

今回の記事を読んで少しでもエム・ソフトに興味を持っていただけたなら幸いです。
Webシステム開発以外にも様々な開発を行っていますので、ぜひ公式サイトもご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。