
ジャニオタのゴールを考えてみた
皆様こんにちは。
ご覧いただきありがとうございます。
突然ですが、皆様は何か好きなものや熱中しているものはありますか?
私はアイドルが大好きです。
女性アイドルでも好きなグループはありましたが基本的にジャニーズ事務所のアイドルが好きで、小学4年生のころにその魅力に取り憑かれてからは所謂【オタク】という分野にカテゴライズされる程度には嗜んでおります。
ですが15年以上この生活を送っていると、終わらせ時、ゴールというものは存在するのか?と考えることがたまにあります。
・小学生 オタク人生の始まり
ゴールを考えるにあたり、少し私のオタク史にお付き合いください。
まず、私が初めて好きになったアイドル(この分野では“自担”と呼びます)はその当時ジャニーズJr.でした。
ジャニーズJr.は今でこそメディア露出を数多くこなしていますが、そもそもはデビュー前のタレントであり、当時はTVに出る機会が非常に少ない立場でした。
そのため、それまでお小遣いで『ちゃお』を買っていた私は少しでも自担の近影を眺めるべく『ちゃお』の倍近い金額のアイドル雑誌を買うようになり、切り抜きを大切にファイリングし、先輩のバックで踊る音楽番組はすべて録画し保管していました。
Jr.を好きになった小学生のできる範囲のオタ活です。こんな形で『ちゃお』卒するとは。
好きになって2年後、自担はCDデビューを果たしました。
その頃私はまだ小学生、お年玉や毎月のお小遣いから残していた貯金をはたいてCD3形態を購入していました。誕生日プレゼントはライブDVD。その後中学生になってもコンサートや舞台には行けない“茶の間”と呼ばれるオタクでしたが、細々と応援を続けていました。
・中学生 初めての担降り
そんな中、新たなジャニーズJr.と出会います。
誌面初登場と紹介されていたそのJr.はとにかくお顔が好みで、一瞬で心がもっていかれました。
自担と違ってまだ垢抜けない雰囲気の、でもとてもスタイルが良くてお顔が小さい子。これは、やばい。
結局ガッツリ意識するようになってしまい、その後自分なりに考え、4〜5年ほど応援していた自担から人生初の担降りというものを経験しました。
複数人のアイドルを応援する“掛け持ち”という制度があることを私は知らず(知っていたとしても当時の財力では不可能だったとは思いますが)、2代目の自担を応援することになります。
その後1人目と同じように応援を続け、数年後、2代目自担もデビューを果たします。
高校はバイト禁止だったため、小中学生の頃とほぼ変わらず現場には行けませんが茶の間としてできる範囲の応援を続けていました。
・高校生 好みが変わる
こうして数年応援を続けていましたが、そんな中またまた新しいJr.と出会います。
そのJr.は前の2人とは違って入所してから数年が経過しており、後輩に先を越されながらも頑張り続けている人でした。
前の2人はお顔を見て「すごくタイプ!」と見た目から入り好きになりましたが、今回のJr.は完全に内面です。(もちろんきれいなお顔はしています、私の好みの問題です。)
私も内面重視と言える年齢になっていました。
※ただ、前の2人も、誰が見ても人間性アイドル性ともに完璧と言える人でした。これは自担を褒めていると同時に私の見る目があるという自画自賛も含まれていますありがとうございます。
その後様子を見つつ、次第に気持ちが移り変わり、そのJr.は私の歴代3人目の自担となりました。
その時私の中に1つの疑惑が浮上していました。
「私はJr.担なのではないか?」と。
好きになるのは3人ともJr.時代、デビューして数年して次のJr.に降りている。私は本当に自担を応援しているのか?Jr.という立場が好きなのではないか?今の自担がデビューしたら好きでいられるのか?
まぁ、好きになったからにはそんなことを考えていても仕方がないので、全力で応援しよう。
飽きることはないと思うけれど、万が一デビューして飽きたらその時だ。だって趣味だし。そんな気持ちで応援を始めることになりました。
・今現在 まさかの結果に
(かなり途中経過を端折りましたが)そんなことを考えながら応援し続け、結果的に私は今も変わらずその人を応援しています。
好きになってから10年近い年月が経ち、その間に自担はグループを結成し、数多くの舞台や先輩のバックに立ち着実に実力を伸ばし、増員してますます人気を高め、デビューし、今や国民的アイドルの座が近いと思われるグループに、事務所内でもトップクラスの知名度になりました。
デビューする前は年に何回もその姿を現場で目にすることができて、テレビに出たら大騒ぎして有給を取得して必ずリアタイしていたような自担は、今は年に1回現場で直接姿を見ることも難しい、テレビもレギュラー番組もあり有給なんて取得していたらあっという間に有給が足りなくなるくらいの人気グループです。
年齢を重ね、社会に出てお給料をいただく立場になり現場に行けるようになったオタクにとって1番苦しいのは、やはり会えなくなる、つまり現場に行けなくなることだと思います。
それまで余裕でチケットを取れていたグループだとするとなおさらその差に挫けそうになります。
私も時にはその差に心がやられ、「もうオタク辞めたいな」と思ってしまうことがあります。
オタクをするのに年齢は関係ありませんが、今までオタクに使っていたお金をいいお洋服を買うことに使ったり、少しいいものを食べたり、大人ならではの方面に使えたらまた新しい世界が開けるのかなと思うこともあります。
それでも結局、私は今日も自担を応援しています。
自分が会いたいという気持ちが1番強かったら、正直もう降りていると思います。
でも自担はもっともっと高いところを目指していて、あんなに忙しくても目標に向かって頑張り続けていることが遠くから応援していても伝わるから。アイドルとしても人としても尊敬できるところがたくさんあって、嫌なところが見つからなくて、そんな自担を応援したいと思ってしまうから。画面越しでも見るたびに魂が震えるくらいの感動を与えてくれるから。
やっぱり好きだなと、応援したいなと思ってしまうのです。
この飽きっぽい私がずっとこの感情でいられるのは、自担の人間性に心底惚れているのです。もちろん恋愛ではなく人として。
ただ、これは持論ですがオタクはあくまでも趣味であり、オタクが楽しくてオタクするために生きるのは賛成ですが、苦しくなってまで応援し続けるものではないと思っています。
なのでチケットが当たらなくて辛いときはそっと離れて心の傷が癒えるのを待ちます。
これで癒えたら戻ればいいし、癒えなくて辛いならそのまま離れたっていいのです。
あくまで趣味なのですから。
この考えに至るようになったのは20代になってからですが、非常に気持ちが楽になりました。
自分で自分を縛る必要はないです、甘やかすためのアイドルですから。
そんな私は、離れているときの癒やしはもっぱらジャニーズJr.です。離れられないジャニーズJr.。
何者でもない少年が入所し、夢に向かってガムシャラに努力し続けるジャニーズJr.が私はやっぱり大好きです。
・私の推し活のゴール
ジャニーズJr.がグループに入ったとき、デビューしたとき、ブレイクしたとき、アイドル側だけでなく応援しているオタク側にも色々な区切りがあると思います。
今の所上記のような分岐点を通過しても変わらぬ気持ちのまま応援できていますが、きっと私は今の自担を降りるときはジャニオタを辞めるときだと思っています。
私にとって推し活のゴールはそこになるでしょう。それほどまでに今の自担は私の中で大きな存在です。(そんなことを言ってまた次のアイドルを見つける可能性もありますが、それはそれでよいです。何回も言いますが趣味なので。)
だからそれまで、自分でも見えない、いつ現れるかわからないゴールに向かって応援し続けようと思います。
せっかくここまで応援してきたのだから、その日がくるまでの道のりが少しでも楽しい道のりでありますように。
その道のりが後悔のないものであるよう、精一杯応援したいと思います。
自担にも私にも、すべてのオタクにも、幸あれ!!!