イベント出展で気をつけることメモ(ハンドメイド)

名古屋で行われている東海地区最大級のものづくりイベント「クリエイターズマーケット」、通称・クリマに初めて行ってきました!

実は、2020年のコロナ禍に色々なことがきっかけで、ぬいぐるみ作家としても活動するようになりました。

今まではオンライン上で販売をしていたのですが、去年の12月に意を決してリアルイベントに出展。その後、5月のデザフェスにも出展しましたが、イベントに関してはズブの素人。

もっと他の人の販売方法や接客対応、ブースの作り方などを学ばなければ!ということでクリマに1人で行ってきました。

そこで気づいたことをざくっと備忘録としてメモしておきます。

①ブースの作り方編

⑴目線の高さに商品があると手に取りやすい

イベント主催側からレンタルできるテーブルの高さ大体70cm前後。そこに商品をそのまま置くと目線を下げないといけないため、お客としてはかなり見にくいと感じました。商品の特性的に上から見た方がいいのもあるけど、目線の高さにあるとパッと意識に入ってくるので、ちょっと見てみようかなと足を止める率が高かったです。

⑵植物や動きがあると遠くからでも気になる

特にアクセサリー系のブースに多かったのですが、枝物の大きな植物を装飾として飾っていました。ブース全体が華やかになるし、遠くから見たときに緑があると「なんだろう?」と気になります。
ハンドメイド系のイベントのほとんどはイラストや雑貨など「静」のモノなので、商品を電動で動かしたりと展示に動きを持たせると会場の中でも目立ちます。目的はなく、色々なブースを見てまわりたい人の足を一瞬止めることができそう。

⑶ライトを使用すると印象を明るくする

今までライトは電源を借りないといけないしいいか〜と思っていたけど、ライトがあるかないかでかなりブースの印象が違うことに気づきました。
テーブルの上に棚を置くような展示方法でも、棚板の下に横長のライトを仕込むことで下に並べているアイテムがかなり見やすくなります。
テーブルに直接デスクランプや丸い据え置きのものを置いても、ブース全体の見栄えもいいことに気づきました。あとは看板にも光が当たっていると目立ちます。美術館の展示と一緒で見てほしいアイテムにはしっかりと光を当てることが大事。

⑷高い位置に目玉商品 / 大きめのアイテムを飾る

他のお客さんが商品を選んでいるとブース全体が見えなくなるので、通りがかりに何を売っているお店なのか分からなくなります。なので、何を販売しているお店なのか一目瞭然なアイテム(大きめのもの)が高い位置に飾ってあると分かりやすくてよかったです。自分の興味のあるものだったら、人がはけたときにもう一度来ようと思ったり、ちょっと待ってみようかなという気持ちになります。

⑸テーブルの両側に同じ量のアイテムを配置する

これも⑷と同じで、他のお客さんが商品を選んでいるとブース全体が見づらくなります。他の方が選んでいる時間が長いと、「気になっているけど見れないしまあいいか…」と見込み客の損失に繋がっている気がしました。
テーブルの両サイドに同じくらいの量のものが均等に置かれていると、他の人が見ている間は反対側の商品を見れるので滞在時間を伸ばせると思いました。あと、商品の数が多いと圧巻されてじっくり見たくなる。少なすぎると通りがかりで大体どんなものか分かるので通り過ぎてしまう可能性大。

②お客さまへの対応編

⑴イベント中はスマホを見ない

これはめちゃくちゃ当たり前のことだと思うけど、接客中は極力スマホを見ない方がいい。せっかく商品を見ているのに声がけをしないでスマホを見ているとがっかりするし、商品のことが全然分からない。リアルイベントなので結局はコミュニケーションが1番大事。SNSを見てファンになってくれた人も、リアルの場でそういう姿を見ると離れてしまう場合があるのでは?と思いました。

でも、これからブースに来る人のためにSNSで商品の売れ行き等を報告することもめちゃくちゃ大事。その場合は、1人は接客、1人はSNS更新をするなど、2人体制でイベントに臨むのが良さそう

⑵「お手にとってご覧になってください」の一言

少しでも足を止めて商品を見ている人には、「お手にとってご覧になってください」の一言が商品とお客さんの距離を近くしてくれる。気になるけど、商品の素材感や重さが分からない、そもそも手にとっていいの?と思っている人がほとんど。ハンドメイドだからこそ、実際に手にとってもらってどういった商品なのかを知ってもらうことが大事だと思いました。
手にとってもらった後に、作り方や物語を伝えることでお客さんに愛着を持ってもらえて購入の後押しになる。

⑶チラシや名刺の配布のタイミング

商品をじっと見ている人にはすぐにはチラシを配らず、言葉で商品についてお伝えした方がいい。私も前回のイベントで、見返してもらえるようブースの前に来てくれた人にはすぐにチラシを渡していたのだけど、そうするとお客さんはそれ以上の情報を取ることができなくてブースを去りやすくなる。もう少し見たいのに、とりあえずチラシだけでも、と受け取ってしまうと、いづらくなるので気をつけた方が良さそう。

⑷商品の特徴よりも物語を語る

私の場合ですが、商品の特徴を伝えられるよりも作者が「なぜこれを作ったのか」「お客さんがどういう気持ちになって欲しいのか」を伝えられる方が商品を買いたいなという気持ちになりました。
例えば、刺繍のされたハンカチがあったとしたら、そのハンカチが「麻でできているから吸水バッチリ」と伝えられるより「この刺繍されたキャラクターは●●という子で、いつも恥ずかしがっているけどとっても優しい子なんです」みたいな感じで、作り手の愛情や物語があると手に入れたくなる。ハンドメイドが好きな人ってそういう人が多いんじゃないかな…と思いました。


以上ざくっと備忘録でした!次回のイベントでこれらをしっかり活かしてみたいと思います!

あ、あと地味に現金なくなっていくので、クレカ対応できるブースはありがたかった。クレカ導入します。

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さどまち
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