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さどまちの写真と生活

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写真家としての活動や生き方、日々の生活について書いていきます。小さな幸せとかそういうのも報告させてね。
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#大人になったものだ

「嫌い」を知ることで「好き」がわかる

去年の8月、人生で初めて富士山に登った。 普段からスポーツもしないし、山に登ったこともないのに、2018年の目標に軽く「富士山に登る」と書いてしまったがゆえに友人三人と登りにいくことになった。(言い出したら達成しないと気が済まないのだ) 新宿駅に集合したが、一人はまるで高尾山にいくような小さなリュックで登場。それとは対照的に私は会社の先輩から借りたフル装備で固めてきていた。 非常食、水、雨避け、山の高さによって変える着替えにスティック。それらを詰め込んだリュックは大きく

撮ることでしか解消されない不安

最近、少しずつ撮影依頼をいただくようになり、土日も相変わらず撮影の予定で充実している。 そんな人間がこんなことを思うのはダメかもしれないが、いまだに撮影一週間前から「いい写真が撮れるだろうか」と不安になってしまう。 それをあるカメラマンの友人に相談したところ「まだ圧倒的に成功体験が少ないからじゃない?」と言われ、「あ、なるほど」とあっさり腹落ちした。 まさに私はまだまだ撮影回数も、依頼を受けた上での撮影経験も少ない。 その中で自分の全力を出すのは当たり前で、今ある能力

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旅立つ友を送る鍋

文章を書くのをパッタリと辞めた4年間

私にとって「本」とは、ありえない世界へ手軽に行ける魔法のアイテムであり、誰もいない家で一人過ごす事実を忘れさせてくれた、親のような存在でもある。 保育園の頃から祖母に車を出してもらい、土日は図書館に入り浸っていた。 魔法や怪盗、そして探偵など、ありそうでありえない。そんな世界が大好きで、いつも借りれる上限冊数を超えてはなくなく棚に戻していた。 特に大好きだったのが、はやみねかおるさんの「夢水清志郎」と「怪盗クイーン」シリーズ。彼が描く「赤い夢」の中に、私は今でも居続けて

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雨の中帰るサラリーマンがヒーローのように見えた

会ったこともない人に恋をしたあの頃

学生の頃、会ったこともない人に恋したことが2度がある。 1度は中学生の頃にハマっていた「CURURU」というブログを通じて知り合った人。 「ドナルド」というユーザーネームからふざけていたが、その人のブログやコメントはユーモアにとんでいて、何度もメッセージのやりとりしていくうちに、その人のことしか考えられなくなった。 しかし、その気持ちを共通の友人に相談したところ、まさかの「ドナルド」が女性だという事実を知り、あえなくその一過性のドキドキは終わった。 2度目は、高校生の

自信をつけるには、美味しいおにぎりだと自覚すること。

「自分に自信がないんだよね……」 店員と客の話し声が混ざった騒がしい居酒屋で、そう言って落ち込む目の前の友人。 こういうときにかけられる「大丈夫だよ、自信を持って!」なんて言葉は、背中を押してもらえる時もあるが、「そんな簡単に持てたら苦労しないんだよ、バカヤロー!」と素直に受け止めることが難しい時もある。 多くの人が知っているように「自信」というものは凄まじい威力を持っている。 以前、AbemaTVの「チャンスの時間」で、お笑い芸人・千鳥の大悟さんが名言メーカーとして

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修学旅行に歩いたこの道を、大好きな人と歩けるなんて17歳の私は想像もしていなかった。

眠れぬまま明けた夜

都会の中のワンルーム。 いつもよりも早い時間にベッドに入ったのに、そういう日に限って目が冴えて眠れない。眠くなるまで少しスマホを見ていようとすると、負のスパイラルまっしぐら。 ブルーライトにあてられ、余計眠りとは遠ざかってしまう。分かっているのに、ついついスマホに手が伸びてしまう私はきっとスマホ依存症なのだろう。 起きているのか寝ているのかわからない、曖昧な時間を過ごしているといつのまにか太陽が顔を出してきた。 「ああ、またやってしまった……」とベッドの中で悶絶するの

真夜中のラブレター症候群

この世の中は、何かと起こる現象にはしっかりと名前が付いている。 例えば、本屋さんで便意を感じることを「青木まりこ現象」というのだけど、これは「こういう現象ありませんか?」と彼女が雑誌に投稿したことがきっかけでこの名前がついたらしい。ああ、なんて不憫…… 他にも、曲が頭から離れないことを「イヤーワーム」という。これに関しては、「何にでも牛乳を注ぐ女」というNHKの曲が圧倒的にこの力があると思っている。彼氏にこの曲名を伝えると頭から離れなくなって嫌がられたことがある。(これを

人生初の写真展「#湿度写真」を終えて

「3ヶ月後に人生初の写真展を開く!」 そう宣言したのが2018年10月。 2019年1月26日、27日に宣言通り無事、写真展「#湿度写真」を開催することができました。 ご来場いただいた200人以上の皆さま、本当にありがとうございました! 今回の写真展を通して気づいたこと、感じたことをつらつらと書いて行きます。(めちゃくちゃ長いのでご了承をば) 一人じゃ到底、到達できない夢だった 今回の写真展の準備で何より実感したのは、「私は一人ではなにもできない」ということ。